ようこそジセダイへ!混沌と変革に満ちたこの時代、あなたは、何と闘いますか?ジセダイとは?
僕の音楽人生というか人生は、このバンドに出会ってはじまり、『ロックンロール』という曲で加速しました。普通にいくつかのアーティストをあげて書こうかとも思ったけど、やっぱり避けて通れないのです。あなたが1番好きなミュージシャンのことを思い浮かべながら、読んでみてください。
このアルバムはもちろん、このアルバムツアーのDVDがやばいんです。その名も『くるくる節』。ツアーの最後、武道館。当時のアメリカ人ドラマー、クリストファー・マグワイアの「ワーン、トゥー、ワントゥー!」というカウントではじまる『ロックンロール』のギーターリフ、一気に点く客電、大歓声……。目と耳が全部持っていかれて、はじめて音楽で泣きました。それからずっと、このアルバムがマイ・ベストです。
『アンテナ』で衝撃を受けた僕は大学生になり、「みやこ音楽祭」という、くるりと学生が一緒にやっているイベントの存在を知り、すぐに応募。なぜか大ファンであることを本人たちに隠して(「知ってたわ!」って後で言われましたが)、まさに馬車馬のように働きました。当時の最新アルバムだったこの『NIKKI』を聴くと、そんなキラキラした日々が蘇ります。翌年、イベントの代表になりました。
自分で仕切った年の、打ち上げでの一コマ。出演者による弾き語りがひと廻りしたところで、「代表も歌えよ」となったんですが、あいにく僕は楽器ができません。やんわり流そうと思っていたら、くるりの岸田さんが「俺弾くから歌えや。何がええねん」とひと言。夢見心地で「『ロックンロール』、いいですか?」と伝えて、泣きながら「きっかけ」となった1曲を歌いました。これを超える経験をしなきゃダサいと思って、今はたらいています。
セレクター紹介
今井雄紀
星海社編集者、ジセダイ編集長。滋賀県出身の27歳。就職を機に 上京し、新卒でリクルートに入社。営業→Webディレクターを経験した。「Webと紙の書籍、イベントを組み合わせた新しい出版事 業 をつくる」という志に共感し、2012年5月、星海社に合流。二つ名は、“リア充エディター”。
ジセダイは、20代以下の次世代に向けた、行動機会提案サイトです。