【最終形態BBA&GGE特集】目指すのはかわいい小悪魔でも、妖艶な美魔女でもなく、L.C.Lのように全てを内包するタフでお茶目なBBA。人生を終える時、どんな人間になって居たいか?誰もが一度は考えそうな問いですが、私が生涯の目標にしている巨匠改め最終形態BBA(一人はGGE)は3人います。歳を重ねて煮こまれた、三人の怪汁が溢れ出してきそうな3作品(一作は処女作ですけど)を紹介。
瀬戸内寂聴が小説家デビューした40年前、作品のあまりのエロさに”子宮作家”と呼ばれ大批判された事をご存じですか?その中身、確かにどのページを開いてもまさに女、女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女って感じで女の官能大爆発、ペニス性が入り込む余地、一切無し。「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」(『花芯』より)……女の煩悩と母性とが混沌するストーリー、しかして両者が地続きであることを見事に描き上げる。寂聴を抱きたい男は居なそうだけど、寂聴に抱かれたいマザコン野郎は多そう。私も子宮を揺さぶる作品を書いて、あんなグレートな怪婆になりたい。
セレクター紹介
小野美由紀(@MiUKi_None)ライターです。主にコミュニケーションや性愛、家族について取り扱うブログhttp://onomiyuki.com/ を書いています。個人活動として、3.11までの原発の歴史を絵本化する「原発絵本プロジェクト」http://live.teamepon.com/#id96を行なっています。
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