• ジセダイとは
  • サイトマップ
ジセダイとつながろう!

ようこそジセダイへ!混沌と変革に満ちたこの時代、あなたは、何と闘いますか?ジセダイとは?

  • Home
  • スペシャル
  • 連載
  • イベント
  • 新人賞
  • 星海社新書
  • ジセダイ編集部
  • twitter
  • Facebook
  • RSS
  • youtube
  • SlideShare

HOME > スペシャル > ジセダイジェネレーションズ U-25 > 【行動は正義!】現役女子高生草野美...

ジセダイジェネレーションズ U-25

【行動は正義!】現役女子高生草野美木が、企業訪問ブログ『ミキレポ』をはじめた偉すぎる理由

2013年02月19日 更新
【行動は正義!】現役女子高生草野美木が、企業訪問ブログ『ミキレポ』をはじめた偉すぎる理由

U-25初、ジセダイ初の女性インタビューです! Web系企業訪問ブログ『ミキレポ』の管理人にして現役高校生の草野美木さん、控えめな態度の裏に秘めた、その行動力の秘密を伺ってきました。  

取材:柿内芳文今井雄紀 構成・写真:今井雄紀

カナダ帰りの女子高生が「企業訪問」をはじめた理由


柿内 いやー今井くん! 今日は緊張するね!

 

今井 はい。まさかU-25初の女性インタビューが、現役高校生になるとは......。ほ、本日はよろしくお願いします。

 

草野 よ、よろしくお願いします。いつも訊いてばっかりなのでうまく答えられるかわかりませんが......。

 

今井 いやいやそんなことないと思います。Web系企業訪問サイト『ミキレポ』、いつも楽しく読ませて頂いています。写真の使い方がお上手ですよね。1枚1枚意図があって......。

 

草野 ありがとうございます(照れ)

 

柿内 いや、僕も今井に言われて拝見させて頂いたんですけど、ほんとによかったです。写真ありきの、Webならではの書き方なんか特に勉強になりました。PCには、いつぐらいから触れられてるんですか?

 

草野 幼稚園ぐらいですね。実家のMacに入っていた『キッドピクス』でお絵かきをはじめたのが最初だと思います。

 

今井 よ・う・ち・え・ん?

 

柿内 こないだの吉田拓巳さんは、12歳から映像制作だったっけ? みんなすごすぎ。もうリアクションするのに疲れた......。

 

草野 それは、そこまで特別なことじゃないと思いますよ(笑) 小学校の時から、チャット仲間とかたくさんいましたし......。そういう世代なんだと思います。

 

今井 きっとそうなんでしょうね。『ミキレポ』をはじめられたきっかけを、お伺いしてもよろしいですか?

 

草野 進路のことを考えたのがそもそものはじまりですね。将来Web系の企業で働きたいなと漠然と思っていて、大学もそういう道に進もうかなと考えていました。それで、どうせなら実際に働いている人がどんな方々で、職場がどんなところなのか知っておいた方がいいと思って、取材をはじめた形です。

 

今井 う、うん......。

 

柿内 サラッと言いましたけど、それすごいですよね。

 

今井 そうなんですよ。いくつか、おかしいところがあります。

 

草野 おかしいって(笑)

 

今井 Webには昔から興味があったんですか?

 

草野 小中学校の時から好きではあったんですが、海外での生活を通して、より強く興味を持つようになりました。高校2年の時に1年間カナダに留学していて、その時友達や家族と連絡をとるのに、FacebookやSkypeにすごくお世話になったんです。Webの可能性ってすごいな、おもしろいなって思いました。

 

今井 なるほど。でも、普通の高校生ってそこまでだと思うんですよ。「Webおもしろそうだなー。じゃあ情報系の大学行っとくか~」ぐらいが普通というか、それでもまだ考えてる方ですよね。そこを草野さんは一歩も二歩も踏みこんで、"中の人たちに会いにいく"というところまでいった。どうしてそこまでしようと思ったんですか?

 

草野 選択の時に考える癖みたいなものが、カナダで身についたのかもしれません。カナダの高校は多くの授業が選択制になっていて、マーケティングや経営のようなオーソドックスなものから、自動車整備みたいなちょっと特殊なものまであるんです。消防士になるための訓練が、単位として認められたりもして......。自分の時間の使い方を選ばないといけない環境にあるから、みんなすっごい考えるんです。ちょっと悪っぽい男の子とかでも、「俺は消防士になるんだ」ってちゃんと決めて訓練に行ってたりして。日本の場合はそれを就活でやるのかもしれないんですけど、たまたまそういう環境に1年いたので、影響を受けたんだと思います。

 

今井 すばらしいですね。留学の経験を経て、「ちゃんと考えなきゃ! 考えるためには知らなきゃ!」となったわけですね。

 

草野 はい。それで、どうせなら公開してしまった方が自分もサボらないし、取材先の企業さんにも少しはメリットを感じて頂けるかなと思って、サイトにしました。春から大学に進学するんですけど、取材させて頂いたみなさんのおかげで、納得して進路を選ぶことができたと思います。



即決の家入さん、修正なしの猪子さん


今井 偉すぎる......。2013年2月時点で、何社ぐらい回られたんですか?

 

草野 まだ書いてる途中のもあるんですけど、今で、15社ぐらい掲載させて頂いています。

 

柿内 特に印象的だったところとかありました?

 

草野 Liverty、ピクシブ、チームラボの3社は、いずれも年齢が一周り以上うえの経営者の方と直接お話しできて、すごく刺激的でした。Liverty の家入さんは、たまたまお会いして少しお話ししてたら、「今でいいよ」とその場で取材がはじまってしまいましたし、チームラボの猪子さんは、チェックこそして頂いたものの、修正は一切なし。私が書いたテキストそのままで掲載させていただきました。経営者って、やっぱり個性的な人が多いんだなと思った経験でした。

 

柿内 ふたりとも"らしい"ですね(笑) そういうところにも、経営者・企業のスタンスが出ますね。

 

草野 そうなんです。どこも全然違って、おもしろいです。

 

今井 いい経験されてますねー。全部の会社が「今すぐうちに来てください! Welcome!!」って言ってきたら、どこにいきます?

 

草野 (だいぶ迷って...‥)うーん、そうですね......。シリコンバレーの会社、ですね。

 

今井 日本企業じゃないんですね! 日本大丈夫かな......。

 

草野 起業に興味があるからというのが大きいです。一度、シリコンバレーに行ってみたいんです。

 

『ミキレポ』管理人 草野美木さん 

受験する学部を選ぶ、その前に


今井 起業するなら、どんなことがしたいですか?

 

草野 留学やミキレポを通して私がさせてもらった経験を、もっと多くの高校生ができるといいなと思っています。中学生の時にある職業体験の、高校生版をお手伝いするようなサービスです。大学のその先に何があるのかをちゃんと知ってから、そもそも大学に行くのかどうか、行くとしたら何を勉強するのかを考えられるといいなと思っていて。

 

今井 いいですね! 僕もそうだったんですけど、高校生ってほんと適当に学部選びますもんね。「法律とかめんどくさそうだし、社長になりたいわけでもないから、なんとなく経済かな。役に立ちそうだし」みたいな感じで。

 

柿内 まじでいいですね! それ最高です! 日本の教育って、優秀な"労働者"を作るためにあるんですよね。受験戦争なんかまさにそうですけど。

 

今井 課題に対して対策を立てて、忍耐強くひたむきに頑張れる人が勝つようになってますもんね。

 

柿内 そう。でも、それで必ず幸せになれる時代じゃなくなっちゃった。やり方を変えないといけないのに、仕組みが付いて行ってないのが現状だと思います。その事業、すごくやる意義あると思います。

 

草野 ありがとうございます(照れ) まだ何もわかってないので恥ずかしいんですけどね。

 

今井 いやいや、全然そんなことないですよ。大学に入ったらやりたいこととかありますか?

 

草野 勉強をがんばりつつ、アプリを作ったりだとか、色んなことにチャレンジできればと思っています。ミキレポも、続けていきたいです。

 

今井 ミキレポ、優先順位低くて全然いいので、よかったら星海社にも取材にきてください!

 

柿内 ぜひぜひ!

 

草野 いいんですか!? ぜひお願いします!

 

今井 ミキレポ史上もっとも写真映えしないオフィス&従業員だと思いますが、最悪写真なしでもいいので......。

 

草野 あはは(笑)



学校にこもらない。もらいっぱなしにしない。


今井 最後に、『ジセダイ』ならではの質問をぶつけさせてください。ジセダイは、次世代を担う若者の、「"行動と思考"のきっかけ」となるサイトを目指しています。草野さんのように行動し、考えるためには何をすればいいか、同世代に向けてアドバイスをもらってもいいでしょうか?

 

草野 私なんかがそんな......。

 

今井 普段気をつけてらっしゃることでもいいので。

 

草野 そうですね......。とにかく何かに興味を持ったら、その分野で働いてる方に連絡して、会いに行っちゃうといいと思います。私は、学校以外の人に会いにいくだけで、視界がずーっと広くなりました。あとは、これは会いに行くときに気をつけていることなんですけど、相手の方にも何かメリットを感じてもらえるようにしています。私の場合は、「レポートにまとめてアップします」というのがそれですね。

 

柿内 すばらしい! いやー多いんですよ。「お願いします!」しか言わない学生って。「女性誌の人紹介してください!」とか、「マンガの編集の人をなんとか!」とかね。紹介なんかいくらでもできるんですけど、相手になんかメリットあるのかと。

 

今井 「僕なんかのために貴重なお時間を割いて頂くのは恐縮なんですが......」とかって書いてあるだけでも、全然違いますよね。

 

柿内 そうそう。別に「きちんとしたお礼」だけでもいいんだよ。草野さんみたいにレポートが書けて、一定数以上の人に見てもらえるようなメリットの出し方は誰にでもできるわけじゃないんだから。相手に何かしてもらったら、何か返さないといけないって思っているか、その気持があるかどうかだけの話だよね。

 

今井 そうですね。その点、草野さんは高校生なのにばっちりすぎてびっくりします。草野さんから同世代へのメッセージは、以下の2つですね。

 

 [1]学校の外の人に会いにいこう!

 [2]相手に何か提供できないか考えよう!

 

草野 そんな感じです。偉そうにすいません......。

 

今井 とんでもないです! 今日は、ありがとうございました!

 

草野 はい! とっても楽しかったです。ありがとうございました!


 

関連記事のおすすめ!

草野さんと同じ現役高校生のパワーをもっと感じたいなら!
【これが「ゆとり」の完全体】疑似選挙サービスTeens Opinionを8日で作った現役高校生社長 吉田拓巳(VJ TKMi)の青春と挑発

18歳のときあなたは何を語っていましたか? 野口英世は? チェ・ゲバラは?
「君の歳にあの偉人は何を語ったか」

 

ジセダイジェネレーションズU-25の紹介

草野美木

草野美木

ツイッターを見る

現役高校3年生。2012年よりWeb系企業訪問ブログ『ミキレポ』をはじめ、「内容が充実しすぎている」と注目を集める。2013年春からは、大学に入学予定。

コメント

ジセダイジェネレーションズ U-25


星海社新書発売中!既刊書籍情報一覧

FOLLOW US

ジセダイをフォローする

ジセダイは、20代以下の次世代に向けた、行動機会提案サイトです。