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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 【編集長がダメなので】ジセダイの編集長が柿内→今井に替わります

エディターズダイアリー

【編集長がダメなので】ジセダイの編集長が柿内→今井に替わります

今井雄紀
2013年01月11日 更新

 

いつもジセダイをご覧頂きありがとうございます。

 

突然ですがこの度、ジセダイの編集長が、柿内芳文から、わたくし今井雄紀に替わります。

(星海社新書編集長は、柿内が継続して務めます)

 

今日はその経緯の説明と、新しいジセダイの目指すところについて、説明させて頂きます。

 

これまで星海社は、ジセダイに、

 

[1]次世代の新しい才能と出会う場

[2]本のつくり手の顔が見える場

 

という2つの役割を与え、15ヶ月に渡って運営をして参りました。

 

結果として、

 

『ジセダイ教官』を通してお会いした木村草太先生が星海社新書『キヨミズ准教授の法学入門』を刊行

『百合のリアル』ジセダイエディターズ新人賞を受賞し、書籍化を目指して企画が進行中

下北沢B&Bで開催したミリオンセラー新人賞公開座談会が満員御礼

 

等々、一定の成果をあげることができました。これらは、いつもジセダイをご覧頂き、応援してくださっているみなさんのおかげです。みなさんの感想コメント、リツイート、いいね!にどれほど励まされていることか……。いつも本当に、ありがとうございます。

 

しかし一方で、

 

・「さすが星海社!俺達にできないことを平然とやってのける!!」と読者の皆様に感じて頂けるような、斬新な企画を提供することができていない

・『武器としての教養』を掲げる星海社新書との連動が拙く、相乗効果を出せていない

 

といった課題を抱えており、星海社の目指す「本×Web×イベントの全く新しい出版」には程遠い状態が続いておりました。特に『栗山千明の新月朗読館』『1000ドル小説の旅』『フィラメントスター』等の斬新な企画を連発する(手間味噌ですが敢えて)兄弟サイト『最前線』と比べ、その違いは明らかだったと思います。

 

悔しいけど、負けてました。


敗因はどこにあったか。

 

人員不足や、仕組み上編集が打つテキストが多いこと等様々な理由があったと思いますが、大きな理由として、これはとっても言いにくいのですが、「編集長柿内」がありました。新書の編集者としては恐ろしいほどの力を発揮する柿内ですが、Webについてはまだ経験が浅く、その編集力を存分に活かす事が出来ません。

 

結果が出ないと面白くないのは当たり前。成功体験があり、結果の出せる可能性の高い新書の方にばかり時間を割いてしまい、ジセダイは後回し。やらないからWebの知見も貯まらない、できないからやらない……という、悪循環に陥っていました。

 

このままじゃいけない!!と思った、どっちかっていうとWeb出身の今井は、「こんなんどうすか?」、「もっとFacebookやりましょう!」、「Twitterも僕が人力で!」等々、様々な社内提案を行い、それぞれ実行。

結果として、Facebookのいいね!が2倍になったり、Twitterのフォロワーが1.5倍になったり、ジセダイ自体のアクセスがこれまた1.5倍に増えたりして、密かに経営陣の信頼を獲得していった(らしい)のです。

 

星海社は実力主義の会社、下克上の会社。結果がこうなってしまっては、ゴッドファーザ杉原(社長)が椅子に深々と腰掛け、愛らしい星猫を撫でながら、「柿内は降格。今後は、今井に編集長を任せる」となるのも自然な流れでした。

 

今後、いち編集者となった柿内には、私の手足となって働いてもらう予定です。

 

というわけで、発表こそ今になってしまいましたが、昨年の10月ごろから、編集長として活動を開始しております。春にリニューアルを予定しているので、その時同時に発表すればいいかなと思っていたのですが、副社長の太田から「逃げ道を作ってはイカン! 迅速に発表し、背水の陣を敷くのだ!」とお達しがあり、今こうして、ご報告している次第です。

 

不安もありますが、今はそれ以上にワクワクしているというのが正直なところ。これまで以上に皆さんのご協力を頂くことになるかと思いますが、これまで以上に魅力的なコンテンツを提供していくことを、ここに誓わせて頂きます。

 

今後、徐々にその全貌をお伝えしていきますが、今井のつくる新しいジセダイのテーマは、

 

まずは春のリニューアルを、楽しみに。

がんばります! 

 

エディターズダイアリー

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