ジセダイエディターズ
前田和宏
プロフィール
星海社エディター。1989年生まれ。偏愛したものは、何年かけても追いかける。小学校時代にチェロの響きに心奪われて、以来、チェロ演奏暦25年。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会勤務時代にはピアニスト養成事業に携わり、アカデミックとビジネスが交差するクラシック音楽界のリアルを駆け抜けた。一方、高校時代に「社会学」に稲妻的衝撃を受けて、社会学者を志す。必死の勉強の末、東京大学に進学。最終学歴は東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。偏愛から生まれるエネルギーで人生のカーブを複雑に切ってきたが、偏愛力をストレートに出し尽くすための場所を求めて、星海社に合流。
偏愛する作曲家・音楽家はアーノルト・シェーンベルク、ダニイル・シャフラン。偏愛する社会学者・思想家はエミール・デュルケム、ミシェル・セール。偏愛する作家はオノレ・ド・バルザック、ニコルソン・ベイカー。偏愛範囲、全方向に拡大中。
略歴
1989年 東京都調布市で生まれる。
1996年 小学校入学。ヴァイオリンを弾きまくる金髪の担任教師の影響を受け、小学2年生よりチェロを始める。
2002年 前衛音楽家のおばあちゃんチェリストに弟子入り。先生は「チェロを階段から投げ落とす派」だった。
2005年 『日本霊異記』を翻案した小説を皮切りに不条理小説を書き散らし、読書量も増加。澁澤龍彦や高橋源一郎に影響を受ける。
2006年 ある新書を読んだことをきっかけに、アウトロー性と明晰性が渾然とした「社会学なるもの」への憧れが止まらなくなる。
2008年 東京大学文科二類に入学。
2012年 5日間徹夜で卒論執筆し、風呂場で、漱石の幻に叱責される。
2017年 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会に入社。ピアノコンクール運営に携わる。同僚たちが、皆、絶対音感を持っており、ビビる。
2022年 博士課程単位取得退学。社会学仕込みの知的体力とクラシック音楽界で得た芸術的熱量を出し尽くす場所を模索する中で、星海社求人に出会う。偏愛力に人生を委ねる決意は固く、合流。
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