2月23日に、星海社新書の2月刊が搬入発売になります!
今月は、この2冊です。
『じじいリテラシー』
すさまじいタイトルの『21世紀の薩長同盟を結べ』は、
僕と同い年の「在野の思想家」倉本圭造さんのデビュー作になります。
倉本圭造 経済思想家、経営コンサルタント
1978年神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業後、マッキンゼー入社。国内大企業や日本政府、国際的外資 企業等のプロジェクトにおいて、「グローバリズム的思考法」と「日本社会の現実」との大きな矛盾に悩み、両者を相乗効果的関係に持ち込む『新しい経済思 想』の必要性を痛感、その探求を単身スタートさせる。いわゆる「ブラック企業」やカルト宗教団体、ホストクラブ、肉体労働現場等に潜入して働き、今を生き る日本人のリアリティを肌感覚として知った後、船井総研を経て独立。「個人の人生戦略コンサルティング」の中で、当初は誰もに不可能と言われたエコ系技術 新事業創成やニートの社会再参加、元会社員の独立初年黒字自営化など、幅広い「個人の奥底からの変革」を支援。
【帯コピー】
ニッポンの次世代の希望はここにある!!!
京都大学×マッキンゼー×船井総研×ホスト×肉体労働出身
33歳・在野の思想家 衝撃デビュー!!
このアツさと厚さを体験せよ!!!!
本の帯に「このアツさと厚さを体験せよ」とあるように、
この本はとにかく「熱」い!
そして、とにもかくにも「厚」い!
もはや新書の域をこえた、23万字の大著になります。
「ニッポンの次世代の希望」とは何なのか?
この本を読むと、
「俺もやったるでぇええ」
「私もがんばらなくっちゃ」
という、内なる熱がわき起こってきます。
未来に希望が持てる。
特に、世間的に「弱者」「不適格者」「ダメ人間」と言われてしまっている人、
「自己肯定感」や「自信」が持てない人に読んでいただきたい。
本当に。
僕が光文社時代につくった『非属の才能』(『資本主義卒業試験』の山田玲司さん著)と同じく、
「どんな人も、自分の人生に誇りと希望を持って生きていいんだ」
ということが裏テーマになっています。
特に、129ページからのくだりは、絶対に読んでください。
408ページの本で、新書としては高価な980円になりますが、
そこの部分を読むだけでも、かなりの希望が持てます。
「ユー、やっちゃいなよ……」
そう、やっちゃえばいいのだ!
いや、やるしかないんだ!!
(なんのことか分からないと思いますが、
129ページからのくだりを読んでいただければ、深く納得していただけるはずです)
23万字だから文字がぎっしり!スニッカーズ並みです!!
本文デザインがCOOL。デザインはもちろん吉岡秀典さん!
【内容紹介】
ニッポンの希望を描く、全く新しい「経済思想書」が誕生した!
京都大学→マッキンゼー→ホ……ホストク ラブ??? 「グローバリズム的思考法」や「リクルート社&外資コンサル型人材」ばかりがもてはやされる風潮に違和感を覚え、日本社会の「本当の現場」を 生身で見て歩くことで、今の日本に必要な〝新しい経済思想〞を追い求めた、33歳・在野の思想家による衝撃の処女作が誕生。幕末に〝集団主義者〞の薩摩と〝個人主義者〞の長州が手を組んだのと同様の「ありえない、けれど時代を変えるために絶対に必要な連携」を、現代の「国内派日本人」と「国際派日本人(グローバリスト) 」との間に生み出せれば、そこから大変革が始まる!! ――10年間の探求の末に著者が辿りついた「次世代の希望」とは?
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そしてもう一冊の『じじいリテラシー』は、軽い!
薩長同盟と比べるとこんなに違います。
23万字に対して7万字です。
でも、軽薄、軽躁、軽卒の「軽」ではなく、軽快の「軽」。
「おひとりさま」という流行語を生み出したエッセイスト・葉石かおりさんならではの、
軽快、軽妙な「おやじ殺しのテクニック」が満載です。
上司には、ありがとうは2回言いましょうね
本の帯に「20代のための 上司にかわいがられる技術」とあるように、
「じじいリテラシー」とは、いかにして上司など目上・年上の人にかわいがってもらえるかをスキル化したものです。
そう聞くと「あざとい」と感じられるでしょうが、
僕は「愛」と「好奇心」があるからこその「じじいリテラシー」だと思っています。
たとえば、今話題の「おじさん図鑑」(この本、めっちゃ面白いですよ!)は、おじさんへの愛にあふれていますよね。
本書も一緒です。
「じじい」たちを尊重しているからこその「じじいリテラシー」なんですよ。
葉石かおりさんはこう言っています。
「本書を読み進めるうちに、憎いと思っていたじじいに愛おしささえ覚えていくことでしょう。
実はこの「愛」こそが、じじいリテラシーに欠かせないファクターなのです」
イラストレーター・ふじいまさこさんによる
愛にあふれたじじいイラストと4コマ漫画が!
20代前半のうちにこのリテラシーを身につけておくのとおかないのとでは、
その後10年の仕事に大きな差がつくと思いますよ。
僕は20代の頃は、このリテラシーを磨くことにかなり注力しました!
【内容紹介】
20代のための、上司にかわいがられる技術
「上司が自分のことをわかってくれない」「やりたい仕事ができない」「まわりがバカばっかでやってられない」とお嘆きのあなた。ひょっとしたらあなたは、根本的に勘違いをしているのかもしれませんよ。会社の上司や先輩、もとい〝じじい〞たちのことを非難しても、何も生まれません。事実、ものごとの決定権は彼らが握っているし、仕事で関わる人間は圧倒的に年上が多いはずです。そして、じじいは反省もしなければ、あなたを「理解してくれる」こともありません。であるなら、彼らにどう取り入るか、いや「どうかわいがられるか」を考えた方が生産的ですよね。じじいの〝ツボ〞を押しまくって、こっそり自分の思うがままに活用しちゃいましょう!
この異色の2冊、一読していただけると嬉しいです。
かたちはぜんぜん違いますが、
どちらの本もジセダイのための強力な「武器」になっております。
星海社新書 初代編集長
星海社新書OB。
新卒で光文社に入社し、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『99.9%は仮説』『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『非属の才能』(すべて光文社新書)など、自分と同世代以下に向けて、メッセージ性が強く、かつ読みやすさにとことんこだわった本を作り続ける。2010年春に杉原幹之助・太田克史の両氏と出会い、「星海社で共に戦おう」と誘われ、3カ月悩んだ末に移籍を決断。星海社でも「新書」をベースキャンプとしながら、出版界の「高み」への登攀を目指す。新書編集歴9年の新書バカ。新書こそがノンフィクションの完成形であると信じて疑わない。尊敬する編集者は、戦後最大の出版プロデューサー・神吉晴夫。好きな言葉は、「俺は有名人と称する男のおこぼれは頂かぬ、むしろ無名の人を有名に仕あげて見せる」(神吉晴夫『カッパ大将』より)。
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