星海社新書は、知的好奇心を満たすだけでなく、次世代を担う若い世代が、自らの力で未来を切り開いていくための「武器」としても使える知のかたちを、シリーズとして本にまとめていきます。
少女小説の歴史を100の名作で辿る入門ガイド!
嵯峨景子なら間違いない!
少女小説好きに全力でお薦めする一冊です。
──『流血女神伝』の須賀しのぶ、推薦!
現在人気のある少女小説、
過ぎし日に読んでいた懐かしい少女小説の発見にぜひ。
──『本好きの下剋上』の香月美夜、推薦!
「少女小説」は100年以上に及ぶ歴史を持つジャンルで、明治から令和まで形を変えながら書かれ/読まれてきました。吉屋信子『花物語』の登場から、戦後の空前の少女小説ブーム、そしてコバルト文庫や講談社X文庫ティーンズハートの創刊と隆盛を経て、現在のライトノベルやライト文芸、ウェブ小説の領域にまでそのエッセンスは多彩に広がりつつあります。そんな少女小説の歴史を辿るため、本書は100の名作を厳選しご案内。さらにその100作品のみならず、少女小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計300作品以上の少女小説をご紹介します。あなたのなかの「少女」のための世界へ、この本と一緒に踏み出しましょう!
核兵器の物理的メカニズムから核開発の歴史、
国際政治における核のあり方まで網羅した核兵器入門書の決定版!
核兵器、それは人類史上最強の破壊力を持つ兵器です。核戦争の危機が再び迫る現代、実際に核兵器が爆発する物理的メカニズムや核開発の歴史、さらに安全保障における核抑止の最新の議論について学ぶことが、核の悲劇を繰り返さないために必要ではないでしょうか。本書では物理学者である著者が「もし東京に核兵器が落ちたらどんな被害が出るのか」などのシミュレーションをはじめ、核兵器をめぐる物理的・軍事的・政治的側面を広く解説し、最終章では政治学者の小泉悠氏、村野将氏と核兵器をめぐる最新の国際情勢について議論しました。本書が核兵器について考える一助になれば幸いです。
なぜ今「電気が危ない」のか、電力の未来はどうなるのかを、100年超の電力産業史と豊富なデータ・ノウハウから徹底解明!
現在、日本の電力事情は危機的状況にある。エネルギー不足を受けて電気代はかつてなく高騰し、電力不足を告げる警報も一度ならず発出されている。日本経済に大きな影響を及ぼしかねないこの惨状は、2011年の東日本大震災以降、具体的なビジョンなきままに進められた日本の電力改革が行き着いた必然の結果でもある。本書では、1世紀以上にわたり発展してきた本邦電力産業の現在までの歩みを概観し、日本が直面する危機の実情を明らかにするとともに、エネルギー業界の第一線でコンサルティングを行う著者が実地で練り上げた、いま日本が取るべきエネルギー戦略を提案する。
「安定、だけどもつまらない」だけじゃない、公務員の本当の魅力とデメリットをお伝えします!
公務員は今でも就職人気ランキングでトップを占める人気の仕事です。しかし、多くの人は「公務員は安定している」という以上のことを知らないのではないでしょうか。本書では、30年以上公務員を勤めた著者が公務員のやりがいや、そもそもどういう仕事があるのかといった当事者しか語れない体験談、さらに表立っては語られない公務員のブラック度、そして「公務員に向いている人」「向いていない人」までタブーなく公務員の裏表を語り尽くします。 本書で公務員についてより深く理解した上で、理想の将来を手に入れてください。
緊急出版!カタールW杯における日本代表の「番狂わせ」は奇跡か? 必然か?
FIFAワールドカップ カタール2022グループリーグにおいて、サッカー大国ドイツとスペイン相手に鮮烈な2勝を挙げて決勝トーナメントに進出した日本代表。世界を驚かせた「あり得ない勝利」は、代表監督・森保一の独創的なチームマネジメントによって周到にメイクアップされていた! 本書では、気鋭のサッカー分析家がサンフレッチェ広島監督時代からの森保一の軌跡を辿り、相手国の戦略すらもねじ曲げて「10回やれば9回負ける賭け」を勝ち切る戦略="森保ストラテジー"の真価を解き明かします。日本サッカー史に残る勝利までの長い物語を分厚い「伏線」で読み解く、渾身の緊急出版!
「挫折する子役」から大人の俳優へ
「かつての子役は、たとえ爆発的な人気を集めたとしても、子役のままで終わるケースが珍しくなかった。(中略)そこにはしばしば、大人の俳優へと上手く脱皮することの難しさ、それゆえの挫折があった」(「はじめに」より)。ところがこの状況は80年代後半、後藤久美子や宮沢りえなど自己を主張する子役の登場によって転機を迎える。大人の俳優やタレントになるための道筋ができたのである。本書は高峰秀子や美空ひばりなど映画時代に大きな成功を収めた子役から、芦田愛菜や鈴木福など「賢さ」を身に付けた現代の子役まで、およそ一世紀におよぶ子役の歴史的変化を作品と社会の両方から解き明かす。
序 章 映画時代の子役たち 〜戦前から戦後直後まで
第1章 テレビ時代の幕開けと子役〜1960年代から1970年代まで
第2章 アイドル化する子役 〜1980年代の発展
第3章 自己主張を始めた子役たち〜1980年代後半から1990年代の転換
第4章 人気俳優への登竜門となった子役〜2000年代の充実
第5章 成熟期を迎えた子役の世界〜2010年代から現在へ
結びの章 子役が映し出す社会とメディア
10年間売れ続けるロングセラー
『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の投資家が放つ
パパとママと未来のためのお金のガイドブック!
子どもと一緒に「お金」についての話をしよう
本書は、私が投資家として30年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」を子どもと一緒に学んでいくためのガイドブックです。
インターネットや電子マネーなど、今の子どもたちにとって「あたりまえの風景」となっているものの多くは、大人たちが子どもだった頃には「なかった風景」ばかり。
だからこそ私は、「子どもに教える」のではなく、「子どもから教わる」のが正しい姿だと思っています。
人類がこれまで過ごしてきた長い時間の物差しと比較すれば、30年、40年、50年の年の差なんて「誤差」でしかないでしょう。
むしろ新しい時代の感覚を教えてくれる「師」として、若い人たちに学ぼうとすることからしか、大人は前に進めない。そして、最も身近で最も多くを教えてくれる「師」、それはわが子なのかもしれません。
イラストレーション:レウォン(polarewon)
Twitter15万フォロワー超!
話題の大使が語り尽くす、いま最注目の国・ジョージアの魅力!
ジョージアという国はヨーロッパとアジアの境界にあり、文明の十字路として古来から豊かな文化と自然を育んできました。今ではその魅力が評価されて世界中から多くの観光客が訪れ、日本でもシュクメルリやジョージアワインといったグルメや、ゲームの世界が現実になったような世界遺産建築で注目されています。しかし、まだ日本で知られていない素晴らしいところがたくさんあります。本書ではその奥深い魅力を、在日ジョージア大使である私ティムラズ・レジャバと、慶應大学と大使館を拠点に活躍する国際政治学者のダヴィド・ゴギナシュヴィリがご案内します。 ジョージアへいらっしゃい!
なぜ韓流文化は世界を席巻したのか?
ドラマ『冬のソナタ』が韓流ブームを巻き起こした「韓流元年」=2003年から20年が経過し、韓国コンテンツは日本のみならず世界中で人気を集めています。映像分野では『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を受賞、『イカゲーム』がNetflix史上最大のヒットとなり、『六本木クラス』のように韓流ドラマのリメイクが日本で放映され、音楽分野ではKARAや少女時代によるK-POPブームのバトンがTWICEやBTSへと受け継がれ、縦スクロール型ウェブ漫画・ウェブトゥーンは漫画大国の日本にも普及しました。本書では韓流の20年間----韓国コンテンツビジネスがグローバルなIP制作・展開体制を築くまでの変遷を辿り、その躍進の秘密に迫ります。
人類の歴史は「旅」の歴史である!
アレクサンドロス大王、コロンブス、イーロン・マスクのスペースXまで、「旅行」から人類史を捉え直す野心作!
人類は、旅によって未知の世界に触れることで発展してきた。はるか昔、アレクサンドロス大王の東方遠征は古代秩序を一変させ、大航海時代の冒険者たちは新大陸を発見して大陸間交易のパイオニアとなった。個人レベルでも聖地巡礼や遍歴修行、さらに近世の修学旅行というべきグランドツアーは旅行者の感受性や人格を豊かにしてきたことだろう。そして鉄道や自動車といった旅行のために用意されたテクノロジー、パックツアーやガイドブックといった旅行から派生したビジネスモデルも世界の風景を大きく変えてきた。本書は、紀元前から現代に至る旅行像の変遷を明らかにすることで、人類と世界の関わりを俯瞰する野心的試みである。
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