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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 正社員の時より、フリーになった今の方が「安定」している

エディターズダイアリー

正社員の時より、フリーになった今の方が「安定」している

今井雄紀
2015年01月23日 更新

星海社の人材募集、締め切りまで約1週間ですが、
ぱっと見た感じ、全然書類が来ていません。あはは。

きっとみなさん、「業務委託(フリー)」っていうのが
引っかかってるんだと思うのです。

2年半前、星海社の人材募集をはじめて見た時、
社会人4年目、リクルート(現RCO)にいた僕は思いました。
「フリーかー。フリーは微妙だわー。正社員がいいわー」と。

星海社がフリーでしか人を取らないのにはいくつか理由があるのですが、
そのひとつに、「リスクを取れる人が欲しい」という、
経営陣の想いがあります。

まだまだまだまだベンチャーの弊社。
守りに入るわけにはいきません。
「掴むため、手放し、また掴むために、手放す」
そんな毎日を一緒に楽しめる人に来て欲しいのです。

おそらく向こう数年間は、
うちがどんなに儲かっても、この方針が変わることはありません。
つまり、何人かの応募検討者が画策しているであろう、
「正社員募集がかかるまで待つ」という戦術が通用しないのです。
「フリーになる」という現実と戦い、
打ち勝ってから応募する必要があります。

これ、今現在正社員で働いている人にとっては、けっこうしんどい選択です。
ぼくも、相当悩みましたし、色んな人に相談しました。
正直何度も「やめとこうかな」と思いました。

でも、決めたんですよね。
そして今、けっこう楽しいんですよね。

同じような思いの人がいると思うので、
参考までに、僕がどう考えてフリーに
なることを決めたのか、書いておきます。

星海社に応募する際、僕が結論として導き出したのは、

「夢と安定のための、フリー。」

という考え方でした。

僕には、孫が「うちのじいちゃん◯◯作った人なんだ」と言ってくれるような、
社会に強いインパクトを残すものを作って死にたいという、
ちょっと恥ずかしい夢があります。
その夢に近づく一歩として、星海社はとても魅力的な職場でした。

太田・柿内(現コルク)という実績のある編集者がいて、
食らいついていけば力が付きそうだし、
出版という右肩下がりの業界に対して、
Webやイベントを使ったアイデアがドカンと出せれば、
正直かなり「目立つ」だろうなとも思いました。
(太田・柿内のいる会社なら業界の注目度も高いんじゃね? 
という打算もありました)

とりあえずここまで考えて、
「よっしゃ入りたい!」とはなったんですが、
同時に「年収が下がる、不安定になる」という
かなりテンションの下がる事実がありました。

当時も今も独身ですが、
いずれは結婚したいと思っていますし、
子供も2人ぐらい作って、
両方大学にいかせてあげたいと思っています。
となるとお金は大切です。安定したい。

このとき改めて、「安定」について考えました。
自分の周りで安定してるなーと思う人の共通点を
なんとなく挙げてみたんですね。
そこで出てきた言葉が、「大企業」でも、
「役職」でもなく、「引く手数多」。

どこかに所属していて、そこが万一だめになっても、
「じゃあウチ来てくださいよ」と言ってくれる人が
たくさんいる、その力がある。
そういう人が一番強いと思いました。

現代の安定のために必要なのは「正社員」という
雇用形態ではなく、実力と実績(あと人徳)だと思いました。
誰にも負けない力(あるいは希少性の高い力)を身に着けて、
誰もが知る実績をあげれば、食うのに困ることはないはずだと。

つまりぼく個人の話で言えば、夢の実現=安定となるじゃないかと。
であれば、夢への最短距離をいけばいいじゃないかと。
そのために人生の途中で一時フリーになっても、全然いいじゃないかと。
そう、思うに至りました。

この考え方が、
「年収は下がりますが、生涯年収を下げる気はありません」という、
経営陣をのハートを打ち抜いた(らしい)
面接での受け答えへと、つながったのです。

言い尽くされ過ぎて恥ずかしい言い方ですが、
今は、どこに勤めているのかではなく、
何をやったのか・何ができるのかで、
その人の値段が決まっていく時代だと思います。

安定のための、フリー。

こういう考え方で星海社に来てみるのはいかがでしょうか?
この記事を見て、今からでも応募してみようと思ってくださる方が
1人でもいたら、とっても嬉しいです。

ちなみに2年半経って、僕は前よりよっぽど「安定」してきたと思います。
いま星海社がなくなっても、まあ、なんとか食ってはいけると思う。たぶん。

ぼくらと一緒に、夢の隠居生活めざしませんか?
ご応募、お待ちしてます。

エディターズダイアリー

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