星海社新書は、知的好奇心を満たすだけでなく、次世代を担う若い世代が、自らの力で未来を切り開いていくための「武器」としても使える知のかたちを、シリーズとして本にまとめていきます。
時間(=資産)を投資・運用し、「人材価値」を逆転せよ!
大学入学時点までにライバルたちとの間についてしまった、偏差値「10」の差。それは、現時点における人材価値の差でもある。人材価値とは、比喩的に言えばあなたの株価である。この歴然たる偏差値「10」の差は、しかし永遠に埋まらないものではない。人材価値は、株価同様に高めることが可能だからだ。本書では、「社会に出るまでに残された時間」を資産ととらえ、これをどう投資・運用すれば人材価値を高め、偏差値「10」の差を逆転できるかを具体的に述べていく。いま偏差値が「10」低くとも、諦めるのはまだ早い。時間の使い方を変えれば、人は変わることができる。本書を手にとったこの瞬間から、あなたの逆転は始まっている!
一流のエリートが実践する最強メソッド、それが筋トレだ!
この本は、ビジネスマンのための筋トレ本だ。ハードな仕事をこなしたうえに筋トレまでやるなんて......と思うだろうか。しかし、筋トレしてスーツをバシッと着こなす者は自信に満ちあふれ、頼もしい。初対面の取引先にも、「こいつに任せたら大丈夫そうだ」という印象を抱かせる。また、筋トレを通じて、確実に成果を挙げるための方法論を会得できる。ビジネスでも私生活でも、科学的かつロジカルに結果を出す優秀な人間となれるのだ。
一度でいい、限界まで重いバーベルを持ち上げ、限界まで筋肉をいじめてみてくれ。筋肉が、あなたに最高の集中力・パフォーマンス・コンディションを与えてくれるだろう。
コストを抑えるから、クオリティが上がる!
いま、日本のアニメの中に「3DCG」という大きなうねりがうまれています。使いどころ次第では、クオリティを向上させつつコストの削減ができてしまうという3DCG。その魔法のような技術を専門に扱い『蒼き鋼のアルペジオ ーアルス・ノヴァー』、『ブブキ・ブランキ』などの質の高い作品を世に送り出し続ける技巧集団が「サンジゲン」です。本書は、サンジゲンの代表自らが筆を取り、3DCGが日本のアニメ業界にもたらした変革の歴史と、制作の具体的手法、組織づくりに至るまでを余すことなく収めた1冊です。「誰にでもできるけれど、誰もやっていないことをやる」。日本のものづくりが世界と戦うために必要なものが、ここにある!
戦乱の世を生き抜いた、井伊氏苦闘の五〇〇年史!
彦根藩井伊家は、「譜代筆頭」として多くの大老を輩出したことで知られます。しかし、井伊氏は古代より遠江西部の井伊谷(静岡県)にあった在地勢力で、徳川家に仕えたのは彦根藩初代・直政の代にいたってのことです。では、長くこの地にあった井伊氏は、いかにして激動の時代をサバイバルしていったのでしょうか。残された史料は、井伊氏嫡流が幾度も滅亡し、その都度庶流によって復興がなされたことを語ります。在庁官人として出発した井伊氏は、鎌倉期には御家人、戦国期には国衆となり、「おんな城主」直虎を経て、近世大名へと飛躍を遂げてゆくのです。それでは、史料をひもとき、その苦闘の歴史を辿っていくことにしましょう。
最強の運命論で、混迷の時代をドライブせよ!
情報や選択肢が多すぎて、途方に暮れてしまう。過去は変えられないのに、いつまでも後悔してしまう。世界の「無限」さと自分の「有限」さに気づいたとき、私たちはこうした苦悩に苛まれます。またこの「病い」は、悪化の一途を辿ってもいるのです。では今、私たちはいかにして生きていけばいいのでしょうか? 本書では、この世で起こることはすべて決まっていて、しかも「起きたことはすべていいこと」だと考える、「最強の運命論」を提唱します。哲学や情報科学、種々のフィクションを横断しながら最強の運命論に辿り着いたとき、あなたは今よりも少し、この世界と一度きりの生を肯定し、ドライブできる(楽しめる)ようになっているはずです。
90年代ポップ・ミュージックの「始祖」、ジャネットの「凄み」とは
90年代以降のポップ・ミュージックを革新し、シーンに影響を与えた最大の立役者とは誰か? それはジャネット・ジャクソンである。本書は、その成功の巨大さ、自然さゆえに、もはや誰もそれを「ジャネット的」と認識できないほどの彼女の音楽的革命を、歴史的事実に基づきながら丹念に解き明かす。さらにジャネットのライバル、マドンナ、ホイットニーなど希代の歌姫(ディーバ)たちの生き方も対比列伝的に描く。音楽家として一線で活躍を続けてきた著者が「洋楽著書シリーズ」の最終作と宣言する本作は、読み終えたすべての方々に新たなる音楽世界と生きるビジョンを贈ることを約束する。
一次史料から浮かび上がる、真田信繁の素顔
真田信繁は、「大坂の陣で活躍した武将」として広く知られています。しかし、大坂入城から討死までは、彼の人生最後の八ヶ月間にすぎません。それ以前の活動は、置き去りにしてよいものでしょうか? また、「幸村」という名をはじめとする、軍記物由来の情報も史実と勘違いされがちで、結果的に不確かな信繁像が流布してしまっているのが実情です。そこで本書では、信繁が出した全一七点におよぶ書状を道しるべに、彼の足跡を辿りなおしたいと考えます。軍記物など後世に編まれた「二次史料」ではなく、書状という「一次史料」を丹念に読むことで、多くの新知見を得ることができるでしょう。誰も知らなかった、信繁の素顔に触れる旅がはじまります!
''錯覚,,と苦闘する、日本近代文学の一〇〇年史
いったい、日本の文学とは何なのでしょう? 本書の出発点は、そんな素朴な疑問にあります。明治以来一〇〇年以上に及ぶ歴史がありながら、具体的で納得できる「文学」の定義はどこを探しても見つかりませんし、権威ある文学賞の授賞基準もいまだに一定しないようです。なぜ、日本の文学はこんなふうになってしまったのでしょう? 実は、その原因は「文学は現実を描ける」「文学は人間を描ける」といった、いくつもの"錯覚"にあるのです。本書では、それらの錯覚がどのように生まれたのか、各時代の史料から確認しつつ、日本近代文学史を記述していきます。さあ、ともに教科書では語られない、秘められた文学史をさぐる旅に出ましょう!
本気で漫画と向き合いたいあなたへ!
漫画を描くのに必要なのは、たぎるような''魂,,だ! でも、その魂を磨き、自分の描きたいことを表現するために、どうすればいいのかわからない......そんなとき、本書を道しるべにしてください。アイデアの見つけ方とは? ネームの描き方とは? 感動の生み出し方とは? 漫画家を目指すあなたがとるべき進路について、ぜんぶ教えます! デビューして生き残りたい......いいや違う、大成功して「大盛りメシ」にありつくために必要な編集者とのつき合い方や、避けては通れないお金の話に始まって、高度な演出論に至るまでを縦横無尽に説き明かす、これぞ超実践的漫画家指南本。書き下ろしの「ふりかけ」を付けて、ここに再刊!!
日本人は、なぜ謝り続けなければいけないのか?
この国に、謝罪のない日はない。致命的な失態はもとより、些細なあやまちですら盛大に揚げ足をとられ、ネットを通して徒党を組んだ「怒りの代理人」の攻撃によって謝罪会見に追い込まれた挙句、今度はその内容を品評され、「反省していない」とさらに騒がれ......。この仕打ちは、新たな標的が現れるまで続き、謝った人をボロボロになるまで追い込む。本書では、ネット編集者・ライター、PRマンとして数多くの謝罪を目撃し体験してきた筆者が、現代社会に渦巻く謝罪の輪迴の実情と原因を、山一破綻会見、東京五輪エンブレム問題、ベッキー不倫騒動など数々の事例とともに検証・分析。"謝罪大国ニッポン"を生き抜くための処世術を語る。
Copyright © Star Seas Company All Rights Reserved.