日本アニメの実態を事実(データ)から解き明かす、入門にして必読の教科書(ガイド)!
2016年に2兆円を突破したアニメ産業。右肩上がりが続きアニメが世に浸透する一方で、「製作委員会がアニメスタジオを搾取している」「アニメーターは不当な低賃金で働かされている」といったブラックな噂も囁かれている。「アニメ業界ブラック説」は真実なのか?
本書はアニメビジネスにおけるお金の流れ、諸悪の根源と叫ばれる「製作委員会」の成立背景、アニメーターの労働環境を実際のデータから丹念に読み解くことで、アニメ産業・アニメ業界の実像に迫ります。さらにアニメの作られ方、アニメに携わる仕事とその就職ルートをご紹介する、日本アニメの現在をトータルに見通すための一冊です。
増田弘道
増田弘道(ますだ・ひろみち)
株式会社ビデオマーケット所属。1979年キティ・レコードへ入社し、レコード販売促進、ビデオ企画、キャラクターライセンス、アニメ製作担当などを歴任。トド・プレス(現『ソトコト』)、ブロンズ新社などを経て、株式会社マッドハウス代表取締役(2005年退社)、その後配信事業の株式会社ビデオマーケットに参加、同時に日本動画協会人材育成委員会委員長や『アニメ産業レポート』の編集長を務める。現在はビデオマーケット常勤監査役として勤務する傍ら、専修大学、法政大学などで教鞭を執り、アニメビジネスの構造を講義している。著書に『アニメビジネスがわかる』、『デジタルが変えるアニメビジネス』(ともにNTT出版) など。
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