「1%のかけら」を掴むための肩肘張らない読書術
読んでも読んでも忘れてしまう。そして、だんだん読書がつらくなる――これは、本を読むすべての人を悩ませる大問題だと言っても過言ではありません。けれど、本の内容なんて「覚えられなくて当たり前」なのです。大切なのは、1冊から「1%のかけら」を自分のなかに残すこと。99%は忘れて構いません。本書では、「本を読むからにはきちんと覚えなければいけない」「忘れてしまう自分は、どこか劣っているのかもしれない」という思い込みを解きほぐしつつ、「それでも忘れない」ための具体的な方法を考えていきます。忘れるのは、恥ずべきことでも悪いことでもありません。さあ、今日からもう一度、「気楽な読書」を始めましょう!
書評家、作家、編集者。1962年東京生まれ。株式会社アンビエンス代表取締役。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。1ページ5分の超・遅読家だったにもかかわらず、「ライフハッカー[日本版]」の書評欄担当になって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。現在では年間700冊という読書量を誇る。読書の悩みに関する著作に『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)がある。ほか、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)など著作多数。「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」などにも書評を寄せている。
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