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イベントレポート

『白熱日本酒教室』出張教室@京都 イベントレポート!

2015年04月09日 更新
『白熱日本酒教室』出張教室@京都 イベントレポート!

はじめに

 こんにちは、星海社の平林です。

 先週末、京都は恵文社一乗寺店さんのイベントスペース「COTTAGE」にて行われた、杉村啓さん(むむ教授)アザミユウコさんの『白熱日本酒教室』のイベントに行ってきました!

 昼・夜の2回開催となったこのイベント、どちらの回も超満員となりました。

 お客さんの熱気で「白熱」した、イベントの模様をレポートします。

 末尾にビッグなサプライズもありますので、最後まで飲み干していって下さいね~!


 

むむ教授の日本酒講義

 満開の桜に出迎えられて降り立った京都。

 出町柳から叡山電鉄(狸が化けている可能性もある)に少し乗ると、一乗寺。

 一乗寺の駅からほど近いところに、個性的な書店として知られる恵文社一乗寺店さんはあります。


 


 この日、お昼の回に集まって下さったお客さんは、約45人。

 講義+6種類の日本酒の試飲+おつまみ+おみやげで、2000円。

 安い!!


 

 さあ、早速講義の模様をレポートしましょう。

 むむ教授とアザミさんが入場。

 むむ教授「金髪低身長女子じゃなくてごめんなさい! そして『白熱日本酒教室』というタイトルは、『○ー○ー○白熱教室』のオマージュです!」

 アザミさん「様々な事情でマスクが手放せません!」

 最初に謝っていくスタイルで開講。


 

 ちょっと実際の講義の内容をのぞいてみましょう。


 味わいは匂いに大きく影響されます。鼻をつまんでイチゴを食べると、全然イチゴっぽくなくなるんです。
 また、日本酒の辛口というのは、甘くない、という意味です。お米から作られていて、糖類を沢山含む日本酒は、基本的に全て甘いんです。なのに甘く感じにくいもの、それを辛口と言っているんです 。
 日本酒は食中酒。料理と合わせると美味しい。では、料理とお酒を合わせるとはどういうことでしょうか? 
 たとえば、唐揚げとビール、という組み合わせがあります。この組み合わせでは、ビールが唐揚げの油を洗い流して、口内をさっぱりさせてくれます。ウォッシュ効果、といいますが、日本酒にもそういった効果を持つキレのいいものがあります。
 また、甘いチョコレートと甘さのあるウイスキーは、同じ方向性なので合わせやすいですね。日本酒が、料理にお酒を使った和食に合わせやすいのも同じです。バランスタイプの日本酒が会わせやすいです。
 それから、ワインとチーズのような、新たな味わいを生み出すマリアージュタイプの相性もある。甘い日本酒と酢の物は、生臭さを取り、酸っぱすぎる味わいを中和する効果があります。繊細な組み合わせなので難しいですが、合うととても美味しいんです。マリアージュタイプの日本酒も、勿論あります。
 これらウォッシュタイプ、バランスタイプ、マリアージュタイプをうまく選びながら飲むと、すごく楽しめるんです。

 

 と、こんな感じで講義は進行しました。

 もっと深く知りたい方は、新書版『白熱日本酒教室』を是非に(宣伝)。

 

6銘柄、新聞紙でラベルを隠して試飲!

 そして、待ちに待った試飲の時間です。

 むむ教授の「今日はとんがった味わいの日本酒もご用意しております」の言葉に、会場が軽くどよめきます。

 当日用意された日本酒は、全部で6種類。

 まずは、瓶を新聞紙で覆い、銘柄を伏せての試飲。

 

熱心に試飲する担当編集者(手前)と、「酔っ払う前に仕事やっちゃわないと!」ってなってる弊社執行役員(奥)

 

みんなほろ酔いでほぐれてきたのか、会場和やかです

 

感想を紙に書いて、会場両脇の壁に貼っていきます

 この壁に貼られた感想ですが、みんな他の人の感想を見たりして、「自分と同じ!」とか「自分と違う!」と盛り上がっていました。いくつかはむむ教授やアザミさんが読み上げ、会場が大きくうなづいていたりしています。

 そして、ここで一旦休憩。

 休憩の後に、驚愕の事実が明かされます。

 

明かされる銘柄……そして!

 休憩が終わって、新聞紙に包まれていたお酒の銘柄が明かされます!

 個人的には、①がすごく好みでしたが、なんというお酒でしょう……。

 

 それでは発表!

 

 ①三芳菊無濾過生原酒 

 ②三芳菊おりがらみ 

 ③遊歩の湯~ほっ。 

 ④クラシック仙禽亀の尾 

 ⑤貴山廃純米雄町 sakamai vintage2011


 

 

 なるほど、多彩なラインナップ!

 三芳菊酒造さんは、徳島の阿波三好市の蔵元さん。

 来月の徳島出張の際に、売っていないか探してみようと思います。

 そして、ついに最後の一本が明かされます……。

 むむ教授「これは、まだ販売されていないお酒です。ラベルは僕が仮のものを印刷しました」

 アザミさん「色を塗ったのは私です」

 はたして、そのお酒とは……!

 

純米大吟醸「星乃海」、coming soooooooooon!!!!!

 

 これだーーー!

 


 新書『白熱日本酒教室』の冒頭で登場した、作中オリジナルの日本酒「星乃海」!

 なんとその「星乃海」が、広島県呉市の蔵元さん、株式会社三宅本店さんの手によって、実際にかもされたのです!

 

 こちらは現在、瓶の手配とラベルの製作を行っており、今後、幾つかのイベント会場にて、

 一升瓶と四合瓶の対面販売をさせていただく予定です。

 決まり次第、告知させていただきますね。

 

 また、むむ教授による「星乃海」づくりのレポート記事も近日掲載予定。

 こちらもどうぞ、お楽しみに!

 

星海社新書『白熱日本酒教室』

著者:杉村啓 絵=アザミユウコ

定価:820円(税別)

ISBN:978-4-06-138560-3

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