名古屋で、来年出す本の著者さんと打ち合わせをしてきました。
その本の仮タイトルは、
『21世紀の薩長同盟を結べ』
!!!!
薩摩の血を引く私として、無視できないタイトルです。
というか、自分でつけたんだけど。
①まったくの新人・無名。32歳のデビュー作。
②ページ数は500ページ。
③内容は、日本社会論というか思想書というか、熱の塊というか。
という、まあ普通に考えると「暴挙」の本を出します。
売上は大事だけど、「価値を最大化する」という編集者・出版社の役割からすると、売上はそのほんの一部の話であって、そこまで大事な話じゃない。
著者さんと話をしたイメージで言うと、「何尺もする、でっかい花火はまだ打ち上げられないけど、線香花火の最後の塊を裸足の親指に落とすことはできるんじゃないか。そして、そっちのほうがずっとピュアだろう。あの熱の塊って太陽みたいというか、ビックバンみたいじゃないか。そんな本にしましょう!」ということ。
名古屋の喫茶店で思わず熱弁をふるってしまいました。
となりにいた結婚式帰りの名古屋嬢さんたち、むさくるしくてごめんなさい。
中身については、追々述べていきたいと思います!
星海社新書 初代編集長
星海社新書OB。
新卒で光文社に入社し、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『99.9%は仮説』『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『非属の才能』(すべて光文社新書)など、自分と同世代以下に向けて、メッセージ性が強く、かつ読みやすさにとことんこだわった本を作り続ける。2010年春に杉原幹之助・太田克史の両氏と出会い、「星海社で共に戦おう」と誘われ、3カ月悩んだ末に移籍を決断。星海社でも「新書」をベースキャンプとしながら、出版界の「高み」への登攀を目指す。新書編集歴9年の新書バカ。新書こそがノンフィクションの完成形であると信じて疑わない。尊敬する編集者は、戦後最大の出版プロデューサー・神吉晴夫。好きな言葉は、「俺は有名人と称する男のおこぼれは頂かぬ、むしろ無名の人を有名に仕あげて見せる」(神吉晴夫『カッパ大将』より)。
Copyright © Star Seas Company All Rights Reserved.