ミリオンセラータイトルズ
ミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』を生み出し、「タイトルには１億円の価値がある」と豪語する星海社新書編集長・柿内芳文が、思いつきからマジ企画まで、毎日渾身の「ミリオンセラータイトル」を発表します！
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パワポができる人は
仕事ができない
実感として、パワポとか企画書がうまい人にかぎって、仕事はあまりできない。特に、広告代理店にはそういうタイプが多い。持ち込み原稿もそう。
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３０代こそバックパック
３０歳のときに、１８歳・大学１年で初めて読んだ沢木耕太郎『深夜特急』を久しぶりに読み返して、当時とはまったく違った感想を持った。１０代の頃は単純に「未知の世界への憧れ」だったが、３０代になると「自分の人生の可能性と限界」についての悲哀を感じる。そして思ったのは、仕事と家庭に忙殺されがちな３０代こそ、年に一回、一週間でもいいから、海外へひとりバックパック旅をすべきだということ。内省の旅は３０代にこそ必要だ。金があるからって、リゾートホテル行ってる場合じゃないぞ。
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離島入門
日本島に住んでおきながら島旅が好きだ。最近で記憶に残っているのは、琵琶湖にある唯一の有人島・沖島と、福岡県宗像市の大島。沖島にはスーツ姿で行ったら、行きの小型船で住民のおばあちゃんたちがひそひそ話で「こいつ誰ね。誰かの親戚ね？ セールスマンね？」。悪徳不動産屋が島民３００人を騙しにやってきた、みたいな構図になっていて、肩身が狭かった。とにかく、離島入門という本があったら、間違いなく買っちゃうな。
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「人生で初めての経験」の技術
大人になると世界が固定してしまって、新しいことをなかなか始められない。続ける技術とか終わらせる技術、捨てる技術はあるが、「始める技術」「スタートアップの技法」こそ知りたい。最近行った「人生ではじめての経験」はなんだろうか？ すぐに思い浮かばない人はやばい。俺は……やばい、思い浮かばない。
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変われないんじゃない。
変わりたくないんだ。
変わりたいけど変われない、どうして挫折してしまうのだろうか、と思っている人は多いが、本当は心の底では「変わりたくない」と思っているだけじゃないのか。
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決断疲れ
クーリエに「決断疲れ」という記事があって、なるほどと思った。日々の生活のなかで、あまりに「意思決定しないといけないこと」があると、エネルギーを過剰に使って、クタクタになってしまう。だから、ある程度、選択肢を自動化することによって些細な意思決定を避け、エネルギーを温存して、大きな決断に注力する。
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あれオレ詐欺
１つの成功事例が生まれると、「○○やったの俺だぜ」「わたしのおかげで○○がうまくいった」といった輩が１００人は生まれる。でもね、アナタちょっとしか絡んでない、もしくは、頑張ったの（あまり自分のことをアピールしない謙虚な）他の人、だよね？
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タイトルには
１億円の価値がある
ということを、国語の授業で教えるべきだと思っている。コピーライティングからジャーゴンやレトリック、カ行変格活用まで、言葉を武器として使う思考法をまとめたい。
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人生を変える
自己○○セミナー
自己を高め、成功者を目指すのが自己啓発。だが「真の成功者」がいると思えば、その途端に世の中は成功者／失敗者の二者しかいない世界になる。そうではなく、いかに「世の中には成功者がいる」といった価値観から解放されるか。刷り込まれた世界観を「自分の世界観」に塗り替えるためには、どうすればいいのか。そのヒントを、あえて「自己啓発セミナー」を模した形式で伝授する。○○に「啓発」の反対語を入れたいが、まだ思いつかない……。
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「マンキュ―入門経済学」概論
『マンキュ―入門経済学』（３３６０円）といった、その学問分野における「大学生向けの入門書」（２０００円以上のもの）をテキストに、現役の大学教授が授業をするシリーズをつくりたい。
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