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新刊140文字レビュー

最近出版された新書の新刊を、編集者・書店員など「自称」論客が批評します。気になるあの新書は面白いのか? いま読むべき新書は何か? この140字で「日本のいま」が見えてくるはずです。

2011年12月12日 更新
仕事をしたつもりの海老原さんが日本人の雇用・労働に大きな影響を与えた名著13冊を分析することで「これからの働き方」を模索していく。「働くって何?」と定義づけしないまま漫然と働くと、奴隷になるぞ! #jisedai
タイトル日本人はどのように仕事をしてきたか
著者海老原嗣生・荻野進介
出版社中公新書ラクレ
発売日2011年12月12日
定価924円
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物語論

木村俊介
2011年12月09日 更新
17人の創作者へのインタビューを収録した作品。本書で『物語』という言葉は広い意味で使われていて、小説家や漫画家に限らず、ヴァイオリニストやウェブデザイナーなど多様な人へのインタビューが行われている。素敵な言葉に溢れている。 #jisedai
タイトル物語論
著者木村俊介
出版社講談社現代新書
発売日2011年12月09日
定価861円
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空気を読みながら仕事を進めてきた日本人は契約や交渉が苦手だ。しかしグローバル化が進むに連れて「なあなあ」ではすませられなくなってきた。本書は最低限知っておきたい契約の知識がわかりやすく解説されており重宝しそうだ。 #jisedai
タイトルビジネスパーソンのための契約の教科書
著者福井健策
出版社文春新書
発売日2011年12月08日
定価788円
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2011年12月07日 更新

「営業」とは「誰かに認めてもらうこと」。「営業思考」とは「誰かに認めてもらうためにはどうすればいいかを考えること」と定義する、普遍的な思考法。仕事はもとより、就活にも恋愛にも芸術にも本当に使える、絶対オススメの1冊です!!! #jisedai

タイトル成功できる人の営業思考
著者太田彩子
出版社PHPビジネス新書
発売日2011年12月07日
定価861円
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2011年12月06日 更新
国際深海掘削計画で運用されている研究船に乗船した、微化石(珪藻)の専門家が語る研究と航海。それにしても、研究船「ちきゅう」の掘削能力が「マントルに到達可能」って、それなんて『ミスタードリラー』? #jisedai
タイトル海底ごりごり地球史発掘
著者須藤斎
出版社PHPサイエンス・ワールド新書
発売日2011年12月06日
定価924円
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「学歴が高い人ほど子育てが苦手」という現象を受験指導のプロが分析。読んでいて、その昔「私立に入れると子供は歪む」という企画を進めようとしたことを思い出した。僕がそうだからだ。誰か書きませんか?(笑) #jisedai
タイトル高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか
著者小林公夫
出版社中公新書ラクレ
発売日2011年12月05日
定価798円
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2011年12月02日 更新

負け戦の軌跡を丹念に検討しつつ、真珠湾攻撃など初戦の華々しい戦果もすべて「失敗」でしかなかったことを論証していく一冊。負けるのは当然として、負け方にさえ「失敗」しているという救えなさに撃沈。 #jisedai

タイトル海戦からみた太平洋戦争
著者戸高一成
出版社角川oneテーマ21
発売日2011年12月02日
定価760円
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2011年12月01日 更新

このタイトル、久しぶりに「やられた感」があった。そうか、その切り口があったか! 現代人、特に若者の「優しさの病理」についてわかり易く説明されている。が、「近頃の若者は」的呪縛からは逃れられていない。 #jisedai

タイトル「上から目線」の構造
著者榎本博明
出版社日経プレミアシリーズ
発売日2011年12月01日
定価893円
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殺人による死者数は10万人中0.5人と先進国の中でも少ない。多いのはロシアの29.7人。一方で自殺者数は10万人中34.5人!イタリアやイギリスが10万人中10人ほどということを考えても悪い数字だ。日本の良し悪しが客観的にわかる1冊。#jisedai

タイトル本当はスゴい国? ダメな国? 日本の通信簿
著者八幡和郎
出版社ソフトバンク新書
発売日2011年11月30日
定価798円
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2011年11月29日 更新

介護に端を発する、漠然とした不安や希望に、はっきりとした輪郭を与えてくれる作品。知らないまま将来を迎えたいなら読まない方がいいけど、そうじゃなければ、あらゆる世代の人にとって必読の一冊だろう。本書をきっかけに対話をしよう。#jisedai

タイトル上野先生、勝手に死なれちゃ困ります
著者上野千鶴子+古市憲寿
出版社光文社新書
発売日2011年11月29日
定価798円
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