新刊140文字レビュー
最近出版された新書の新刊を、編集者・書店員など「自称」論客が批評します。気になるあの新書は面白いのか？ いま読むべき新書は何か？ この140字で「日本のいま」が見えてくるはずです。
2012年01月30日 更新
シンガポール、昨年末偶然に行ったので、あそこで日本人相手に商売しているという著者に驚いた。とにかく飛び込んでやろうという三流主義は、たしかに使えると思う。チャレンジなくして成功はない。それを体現している人の本だ。#jisedai
| タイトル | アジアで負けない三流主義 |
|---|---|
| 著者 | 森幹雄 |
| 出版社 | ゲーテビジネス新書 |
| 発売日 | 2012年01月30日 |
| 定価 | 780円 |
2012年01月27日 更新
落ちこぼれからトヨタNo.1整備士になった著者の経験談。描かれている事はどれも、シンプルだからこそ日常の中に紛れてしまうものだ。当たり前のことだからこそ毎日続ける意味があり、当たり前のことだからこそ毎日続けることが難しい。 #jisedai
| タイトル | アクセルを踏みこめ |
|---|---|
| 著者 | 原マサヒコ |
| 出版社 | 経済界新書 |
| 発売日 | 2012年01月27日 |
| 定価 | 840円 |
2012年01月26日 更新
我々が漠然ともっている「尼さん」のイメージと、本で描かれている実情との落差に、「へぇ」ボタンをたくさん押したくなった。仏教の専門用語を少なくして、お昼のテレビワイドショー並のレベルでわかりやすく書いている点もマル。 #jisedai
| タイトル | 尼さんはつらいよ |
|---|---|
| 著者 | 勝本華蓮 |
| 出版社 | 新潮新書 |
| 発売日 | 2012年01月26日 |
| 定価 | 735円 |
2012年01月25日 更新
「あの人はバブル世代だから危機意識がないよね」「今年の新人はゆとり世代だから使えないな」など世代というレッテルを貼って論じがちだ。そうした風潮のリスクを著者は指摘する。「世代間冷戦」を冷静に分析し、その解決策を探る。 #jisedai
| タイトル | 世代論のワナ |
|---|---|
| 著者 | 山本直人 |
| 出版社 | 新潮新書 |
| 発売日 | 2012年01月25日 |
| 定価 | 735円 |
2012年01月24日 更新
まえがき１ページ目から「クスクス」という単語が９回も出てくる、クスクス愛の結晶とでも言うべき一冊。しかし、フランスでクスクスが国民食となった理由ひとつとってみても実に興味深く、学術的にも優れた一冊になっている。#jisedai
| タイトル | クスクスの謎 |
|---|---|
| 著者 | にむらじゅんこ |
| 出版社 | 平凡社新書 |
| 発売日 | 2012年01月24日 |
| 定価 | 819円 |
2012年01月23日 更新
瀬名さんオススメ本には外れがないという。どれどれ、どんな本が？
...... ガ━Σ(゜Д゜||)━ン読んだことのある本は１００冊中２冊しかなかった。今年は必ず１冊、科学の本を出そうと決心。「ニッポンの科学史」を編んでみたい。 #jisedai
| タイトル | 科学の栞 |
|---|---|
| 著者 | 瀬名秀明 |
| 出版社 | 朝日新書 |
| 発売日 | 2012年01月23日 |
| 定価 | 861円 |
2012年01月20日 更新
本書は新しい世界への扉そのものだ。鍵なんか持ってなくたって、あなたはその扉を押し開けることができる！科学書なんて私には…と思う方。是非「はじめに」だけでも読んでみてください。本書を読んで僕は、64冊読みたい本が増えました。 #jisedai
| タイトル | 科学の栞 |
|---|---|
| 著者 | 瀬名秀明 |
| 出版社 | 朝日新書 |
| 発売日 | 2012年01月20日 |
| 定価 | 861円 |
2012年01月19日 更新
題名からして「あるある！」系の軽い本かと思えば大間違い！のっけから聖アウグスティヌスが出てくるし、ドストエフスキーが出てきて、しまいには文学論に上り詰める。結構読みごたえがあって高尚な本。ヤンキーが更生した話じゃない。 #jisedai
| タイトル | 「昔はワルだった」と自慢するバカ |
|---|---|
| 著者 | 小谷野敦 |
| 出版社 | ベスト新書 |
| 発売日 | 2012年01月19日 |
| 定価 | 790円 |
2012年01月18日 更新
最近思う。好きでやっている人には努力では勝てない、と。本書は「やみつき」状態をポジティブに捉え、人間の成長に必要なものだと説き、そのメカニズムに迫るもの。ところでカバーのイラストは必要だったのだろうか？ #jisedai
| タイトル | 「ヤミツキ」の力 |
|---|---|
| 著者 | 廣中直行 遠藤智樹 |
| 出版社 | 光文社新書 |
| 発売日 | 2012年01月18日 |
| 定価 | 777円 |
2012年01月17日 更新
ある種の読者にとっては過不足ない本だと思うので、読んで安心するのもいいと思うのですが、真面目に勉強しようという人にとっては全く参考にならない。いや、ポジショントークの勉強にはなるのかな？ #jisedai
| タイトル | 日中もし戦わば |
|---|---|
| 著者 | M・グリーン、張宇燕、春原剛、富坂聰 |
| 出版社 | 文春新書 |
| 発売日 | 2012年01月17日 |
| 定価 | 872円 |
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