2ヶ月ほど前、ある学生と会いました。
都内の、それ何駅にあるの? とつい聴いてしまうような大学に通う、コピーライター志望の就活生。
とてもさわやかな青年で、「コピーライターっていうよりは営業向きな感じがするなあ」と言ったら、
「よく言われます」と笑っていました。
彼と共有した時間は3時間ほどで、共通の友人を介して5人で一度飲んだだけ。
就活の相談をしたい子がいるからと言って友達に呼び出されたものの、
彼は広告代理店志望で僕は編集者、さしてためになる話はできなかったと思います。
そんなO君から今日、「おかげさまで就職が決まりました」とメールをもらいました。
まず、きちんと連絡をくれたことに感心し、
その内容がそれなりに長文で割りと内容がカスタマイズされていることに驚き、
3時間程度同じ場所にいただけの僕に送る丁寧さに脱帽しました。
これ、とてもうがった見方をすれば、
個々人にあててるっぽい文面を各クラスたごとにいくつか作り、
将来的に本とかも出したいからどんなしょぼそうな編集者でもつながっといた方がいいかなと思って送ってる。
なんて考え方もできなくはないんですが、
例えそうであったとしても、送られた僕としてはその報告がとても気持ちいいし、
相談に来た他の就活生のことは忘れても、その子のことはずっと覚えていると思うのです。
こういう姿勢で居続ければ、O君はきっと、いいコピーライターになるでしょう。
いや、すごい営業かも。とにかく彼の前途は明るい! O君、本当におめでとう!
こういうの最近できてなかったので、見習おうとおもいます。そういう意味では猛省……。
爽やかで、でも少しピリッと来る、いいメールをもらった月曜日でした。
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