今日は、とってもおめでたいことがありました。
プロライターであり、星海社新書『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の著者でもある古賀史健さんが、
「ライターの地位向上に寄与した」ことを評価され、
ビジネス書大賞審査員特別賞を受賞されたのです。
普段からお世話になっている身として、本当に嬉しく思います。
星海社編集部も、受賞の報をうけて、ひと盛り上がりしました。
ビジネス書大賞
http://biztai.jp/comment_koga.html
読者のみなさんはあまりご存じないかもしれませんが、
今、売れに売れている『ゼロ』と、『嫌われる勇気』、
この両方のライティングを担当されているのが、古賀さんだったりします。
辣腕ぶりがすごい……。
僕はお仕事ご一緒させて頂いたことがまだないのですが、
本当に、本当にありがたいことに、古賀さんとは直接関係のない企画の相談に、
けっこうな頻度でのって頂いております。
「構成の組み方がわかりません!」と言えば、お忙しいなか時間をとって、
マンツーマンで教えてくださったりもします……。
(柿内にはよく、「直接指導なんて贅沢すぎる! お金払いなよ!」と突っ込まれます。ほんとですよね。)
古賀さんのご指導を受けていて思うのは、
古賀さん自身が、ライティングの力を“掴み取って”こられたんだろうなということ。
才能に甘んじることなく、確かな“技術”を習得されているので、
「どうすればいいのか」だけでなく、
「どうすればできるようになるのか」を教えてくださいます。
「姿勢」や「態度」も含めて教えて頂けるので、
目の前の問題が解決するのはもちろん、後でじわっと効いてくるのです。
僕の弛緩した成長曲線を、ノシノシして上向けてくださるような感じ。
そんな、お世話になりまくっている古賀さんの特別賞受賞。
ひとりの後輩として、本当に嬉しく思っています。
下記、ご本人の受賞コメントがあまりにかっこよかったので、一部引用させて頂きます。
古賀さんのライティング哲学が集約した一文です。
“ライターとはなにか?この質問に対してわたしは常々、こう答えてきました。ライターには大きく2つの役割がある。ひとつは「録音機」としての役割、もうひとつは「拡声器」としての役割である、と。
言葉とは、発した途端に消えてなくなる、一陣の風のようなものです。そこで、われわれライターが語り手の言葉を文章として「録音」し、ノイズを除去しながら記録していく。これが録音機としての役割です。
さらに、録音した言葉を文章というアンプに通し、読みやすく、おもしろく、語り手の魅力を最大限に引き立てるかたちで「増幅」する。こちらが拡声器としての役割になります。”
古賀さん、本当におめでとうございます。
いつか必ず、1冊ご一緒させてくださいね。
Copyright © Star Seas Company All Rights Reserved.