「旅に出たい」という欲求は、人間の本能だ! と私は思います。
キリスト教の広がりや新大陸の発見、宇宙開発……。
人類の発展にはいつも、広義での「旅」が伴いました。
ジセダイ読者である20代のみなさんは、人生の中で一番旅をしやすい時期を迎えているのではないでしょうか。
自由にお金を稼ぐことができ、ある程度の危機を自ら解決する能力があり、
何より体力(ほんと大事!)があります。
独り身で元気。「今がひとり旅の適齢期だ!」と思っている私は、暇を見つけては旅行に行くようにしています。
社会人になってからも、海外はアメリカ。国内だと、伊豆高原や伊勢神宮、京都に行きました。
どの旅も発見があり、出会いがあります。
アメリカの旅では、エレベーターでたまたま一緒になったロシア人と仲良くなってfacebookを見ると、共通の友達がいて、運命の出会いを感じたり。
京都で保津川下りを体験していると、たまたま隣の席に座った女の子が、東京在住で最寄り駅が近くて驚いたり……。
ひとり旅だと、より多くの出会いがあって面白いですよ。
最近は仕事が立てこんでいてなかなか旅行に行けないのですが、行きたいと思っている場所に関する本を読むのはとても楽しいし、Google Earthを使ってバーチャル世界旅行をするのもたまりません。
それだけで、毎日のモチベーションが上がっちゃうくらい。
今私が読んでいるのは、村上春樹さんの『遠い太鼓』です。
ギリシャ・イタリアなど数年間に亘る欧州滞在記で、『ノルウェイの森』執筆直前から3年間の海外生活を、彼らしい軽やかなタッチで綴ったエッセイ集です。
村上春樹さんの目線から書かれている旅先での出来事が、
「その例え絶妙!」という感じの文章で書かれています。やっぱ天才だわ……。
あぁ……ヨーロッパ行きたい……。
村上春樹さんとは違う、私の物語を産む準備はばっちりなんですよ。
あとは休みだけ……。
いや、休みも作るものですよね。
決めた、来年はヨーロッパ行きます。今決めた。
私はヨーロッパ。
みなさんも、ひとり旅いかがですか?
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