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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > ヤンゴン観光地案内(郊外篇) またミャンマーに行ってきた その6

エディターズダイアリー

ヤンゴン観光地案内(郊外篇) またミャンマーに行ってきた その6

平林緑萌
2016年03月03日 更新

最終回は郊外をご紹介

 ダラダラと続けてきたミャンマー旅行記も、今回で締めと致します。
 ご紹介するのは郊外の見所(?)であります。
 とはいえ、僕もそんなに沢山回っているわけではないので、どこまで参考になるのかはアレですが……。
 かなり一般向けでなくなってきますので、アグレッシブな方の需要があることを祈って……。

ヤンゴン環状線

「ミャンマーで頑張る、退役キハに乗ろうぜ!」
 という話になったわけではないのだが(鉄道よくわかりません)、乗ってきましたヤンゴン環状線。
 ヤンゴン北部の郊外を走る路線で、一応日本で言うと山手線に相当する(はず)。最近、ヤンゴン中央駅の構内には電光掲示板(ビルマ語の)も設置されたぞ!
 一周大体三時間、たったの2ドルであるからして、時間があれば悪くない。ただし、エアコンがついていない車両も多い上、線路状況が極めて悪いため、日本の電車では大丈夫な人でも、乗り物酔いには注意が必要。線路の上で、車体がバウンドするのだ!
 ヤンゴン中央駅を出て、たった一駅で完全に田舎の風景になるのが面白い。
 なお、ヤンゴン中央駅はコロニアル建築で、なかなか見応えがある。

小さく映ってるのはあのお方

 

偶然乗り合わせたドイツ人は
「空港の近くの駅まで行って、飛行機がかっこよく飛び立つところを撮るんだ!」
と言っていた。

 

日本人墓地

 ヤンゴン環状線の乗り心地に辟易し、途中下車……というわけではなく、日本人墓地の最寄り駅(七つめくらいだったかな?)で下車した。
 しかし、環状線の駅はどこもそうだが、駅前が全然発展していない。そもそも、鉄道利用がそこまで馴染んでいないので、駅前が商業集積地にならないのだろう。今のうちに駅前の土地を買っておくといいかも知れない……というのは置いといて、タクシーもいないし、近在の商店にも英語が喋れる人材が見当たらず、干からびかけたその時……GoogleMapで英語レビューがついているお店を発見。
「ここは本当に素晴らしい店だ。私は、この店で過ごした日々を忘れない……」みたいなレビューで、「おい、ホンマかよ」とは思ったが、一縷の望みを託して向かったところ、英語が通じる素晴らしいレストランだった(駐在員向けマンションの隣にあった)。
 そこでタクシーを呼んでもらい、首尾よく日本人墓地に到着。
 ヤンゴン日本人墓地は、掃除も行き届いており、いまでも毎日のように参拝者が訪れている。
 戦没者だけでなく、近代以降ミャンマーに関わり、この地で亡くなった日本人が多く葬られている。『ビルマの竪琴』のモデルになった人の慰霊碑もあります。
 参拝の際には、管理人に心付けを渡しましょう。
 なお、行きに乗せてくれたタクシーの運ちゃんは、別のお客さんとの約束があるとかで去ってしまい、近くの火葬場まで歩き、そこで帰りのタクシーを拾うという、大変高難度なミッションをこなすことになった。
 少々高くても、ホテルからタクシーをチャーターしたほうが無難です。



パンソダン・ポート

 ヤンゴン市の西〜南を流れるヤンゴン川は、エーヤワディ川の支流で、日本の感覚からするとかなりの川幅である。
 この川に橋は架けられておらず、南岸に渡るための船着き場が、市内東部にあるパンソダン・ポートである。
 南岸のダラとを結ぶフェリーが運航しており、三隻のフェリーと、ダラの船着き場は日本の援助で作られたものらしい。
 向かって左奥に外国人用の切符売り場があり、その前に何人かミャンマー人がたむろしていて、「ガイドはいらんかね」的なことを言ってくる。交渉して雇うもよし。というか、南岸は現地人がいないと難しいので、誰かしら雇っておいた方がよいかと思われる。

左奥に見えているのが船着き場の建物。


この船も日本の援助で贈られたもの。


 

ダラ

 ヤンゴン川の南側がダラという街なのですが、ヤンゴンと比べるといかにも田舎町です。
 船着き場の前には、バイタクやタクシーがたむろしているが、ヤンゴン市内と比べると英語も通じにくいし、気が荒いのも多いので注意。
 ダラの街中にはこれという見所があるわけでもないのだが、マーケットは安くて面白い。
 アウンサン・マーケットのようなしゃれたものはないが、ロンジー(巻きスカート)なんかは同じものが半分くらいの値段で売っている。庶民の普段使いのマーケットなので、ぼられることも少ないはず。
 ダラでダラダラするのもまた一興(……失礼しました!)。

食材を買っても日本には持ち込めないと思いますが……。

 

バンブー・ヴィレッジ

 ダラの近郊にある、孤児や貧民の村。
 ぶっちゃけ日本語情報が皆無な上、英語情報も少なくよく分からないんですが、ユネスコなどが支援して、土地を持たず働き手を失った小作農や、サイクロンなどで親を失った子供たちが暮らしている模様。
 ただし、彼らには自活の手段がないので、生活は事実上寄付頼み。近くの米屋で米を買って、寄付することができる。
 衛生・医療事情も悪いので、人もよく死ぬようだ。村の外れに火葬場(というか焼却炉)があるのだが、二度目に訪問した際には丁度二人の死者を火葬にしているところだった。「写真撮るか?」と扉を開けてくれたが、流石に自重した。
 NLDが圧勝したあの選挙以降、南岸に渡る人が減っているようで、困窮に拍車がかかっているとのこと。
 恐らくここに住む人たちも、「アウンサンスーチーが勝てばすべてよくなる」と期待を託していただろう。そう思うと皮肉なものがある。焼け石に水だが、米を寄付して村の中を見て回った。

 

 

スネイク・パゴダ

 ダラから南西、トワンテー方面に45分ほど(たぶん)の所にある寺院。正式名称はミンガラカントーエー・パゴダというらしいが、「スネイク・パゴダ」で通じる。
 この寺、何故か知らないが巨大なアミメニシキヘビがわんさかいます。おとなしく寝てるだけなので、写真取り放題。蛇好きな人はどうぞ。
 門のところでパンを売っていて、それは池の魚にあげられます。
 あと、昼間に行く人は、下の写真の回廊がマジでダメージ床なので気をつけて下さい。僕は最初に行った時、足の裏を火傷しました……。
 門前にちょっとした商店があるので水分補給しておきましょう。

 

 

 

 

トワンテー

 陶芸村です。足で回すろくろで、植木鉢とか作ってます。
 作業場が竪穴住居みたいで面白いですが、まあ別にそこまでマストではないかな〜という気もします。
 水分補給するようなお店が見当たらなかったので注意。

 

 

雑多情報

 ここからは雑多情報をお伝えします。

・マンダレー=ヤンゴン間をはじめ、フェリー路線が幾つかありますが、2等船室でもすげーダニに食われるそうです。

・ヤンゴン川を渡ってまっすぐ南下すると、一応ビーチがあるらしい。ダラの人曰く「ソー・ビューティフル・ビーチ!」。が、泥っぽい色だし、過去に存在したリゾートホテルも既に潰れている模様(参照)。

・ヤンゴンは市内中心部なんかで建設ラッシュが起こっているっぽい。あと、インフレが進行中。かつては円→ドル→チャットの二重両替がマストだったらしいですが、最近は現地でキャッシングが一番お得&楽と言われてました(僕もそうしてました)。ただ、今後のレートの変化によってはまた色々変わるかもな感じです。

 とまあ、ここまでだらだらお伝えしてきましたが、一番言いたいことは……これ!

 

 色々あるけど、ミャンマーは超たのしいぞ!

 

 というわけで、僕は多分、今年もミャンマーに行くと思います。もしかしたらぼられたり病気になったりするかも知れませんがw

 それでは皆さんも、よい海外旅行を!

エディター

平林緑萌

雑誌、小説、ノンフィクション……釣り竿片手になんでも作る!

平林緑萌

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星海社エディター。
1982年奈良県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士前期課程修了。書店勤務・版元営業を経て編集者に。2010年7月、星海社に合流。歴史と古典に学ぶ保守派。趣味は釣りと料理。忙しいと釣りに行けないので、深夜に寂しく包丁を研いでいる。

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