別に僕がそうだというわけでもないのですが
「ソーシャルメディア疲れ」を起こしている人って
案外いるような気がするんですよね。
というわけで上のような企画を考えてみました。
千田琢哉さんの『「やめること」からはじめなさい』にも
「ツイッターをやめよう」の項目でこう仰っています。
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ツイッターやフェイスブック、ミクシィといったSNSは曲者だ。
デジタル化が進み誰とでも繋がることができるようになったと思うかもしれない。
誰とでも気軽にコミュニケーションが取れるようになって、人間関係がより潤滑になったと考えるかもしれない。
しかしそれは誤解だ。
世の中がデジタル化すればするほどに、昔の狭い「ムラ社会」へと逆戻りしていることに気づかないだろうか。
ツイッターやSNSで繋がった、自分の過去の人脈という狭い「世間」がそのまま10年後も持ち上がっていく。
仲間内で何かトラブルが起きたら一瞬で情報が流れてしまうから、文字どおり「村八分」にされてしまいかねない。
常に「嫌われないように」ビクビクしながら気を遣わなければならない。
実は多くの人たちが本音ではこの「ムラ社会」の再来に悩まされている。
脱出したいと思っている。
それは実に正しい感性だ。
「ムラ社会」というのは他人に嫌われないために生きる他人のための人生だ。
今すぐツイッターを辞めて「ムラ社会」から脱出しよう。
そしてリアル社会において一人でコツコツ実力を蓄えるのだ。
一人でコツコツ実力を蓄えていく途中経過では、必ず本物の仲間と出逢うことになる。
本物の仲間というのは、お互いが一人でコツコツ実力を蓄えた者同士でしか出逢うことができない。
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ソーシャルメディアは多くの人とつながれる一方で
多くの人に監視されているような気にもなります。
「こう思われるんじゃないだろうか」
「こういうことを言っては批判されるんじゃないだろうか」
そんなことを考えながらビクビクしながら投稿する。
せっかく楽しいはずのコミュニケーションも、
これでは何のためにやっているのかわからなくなります。
ソーシャルメディアは自由にやればいいという意見もありますが
「ソーシャル」メディアというだけあってやはり「ソーシャル」なもの。「社会」です。
だから人に気遣うことも必要だし空気を読むことも大事なのかなと思う。
それがしんどくなったのならいったん休んでみたり、一回辞めてみるのもアリだと思います。
ツイッターだってフェイスブックだって所詮は「道具」。
使い方を考えながら、距離感を考えながら、付き合っていきたいものですね。
※ちなみに『「やめること」からはじめなさい』は本日増刷しました。わーい。みんな買ってね。
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