『俺の屍を越えてゆけ』という、「ある一族の系図」がテーマのゲームがあります。
この、ちょっとぐっとくるCMのやつです。
この名作の「2」が先日発売になりまして、最近ちょこちょこプレイしてるんですが、
その最中に「僕らの子孫は、祖先である僕らのことをググるかもしれない」ということに気づき、
ちょっと楽しみで、ちょっとおそろしくなりました。
学校の授業で、
「今日は、みんなのひいおじいちゃんの名まえをけんさくしてみましょう」なんて課題が
出る日が来る気がするんです。
それきっかけでひ孫がいじめられるかもしれない、
あるいは、一目置かれるようになるかもしれないと思うと、
ソーシャルでの一挙手一投足にも気合が入ります。
どうせなら「うちのご先祖、こんなにすごかったんだ〜」と思われたいし、
それこそひどいものが出てくるぐらいなら、何も表示されない方がましじゃないかと思います。
Googleが出来て、世界のサーバ容量がほぼ“無限”となったいま、
あらゆる事象は記録され、アーカイブされていきます。
いいことも悪いことも、少しでも目立ってしまうとすべてが保存され、
それが事実であるかどうかとは関係なく、未来永劫、残存してしまうのです。
内申点をずっと付けられているような、そんな気すらします。
気にした方がいいけど、気にしてたら何もできないもので、
ちょっとうまいことやれば、ある程度コントロールできてしまうもの。
そして、ひとつの傷が、いつまでも尾を引いてしまうもの……。
できるだけ綺麗な内申点のまま、生涯を終えたいもんだなーと思います。
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