星海社新書は、知的好奇心を満たすだけでなく、次世代を担う若い世代が、自らの力で未来を切り開いていくための「武器」としても使える知のかたちを、シリーズとして本にまとめていきます。
90年代ポップ・ミュージックの「始祖」、ジャネットの「凄み」とは
90年代以降のポップ・ミュージックを革新し、シーンに影響を与えた最大の立役者とは誰か? それはジャネット・ジャクソンである。本書は、その成功の巨大さ、自然さゆえに、もはや誰もそれを「ジャネット的」と認識できないほどの彼女の音楽的革命を、歴史的事実に基づきながら丹念に解き明かす。さらにジャネットのライバル、マドンナ、ホイットニーなど希代の歌姫(ディーバ)たちの生き方も対比列伝的に描く。音楽家として一線で活躍を続けてきた著者が「洋楽著書シリーズ」の最終作と宣言する本作は、読み終えたすべての方々に新たなる音楽世界と生きるビジョンを贈ることを約束する。
一次史料から浮かび上がる、真田信繁の素顔
真田信繁は、「大坂の陣で活躍した武将」として広く知られています。しかし、大坂入城から討死までは、彼の人生最後の八ヶ月間にすぎません。それ以前の活動は、置き去りにしてよいものでしょうか? また、「幸村」という名をはじめとする、軍記物由来の情報も史実と勘違いされがちで、結果的に不確かな信繁像が流布してしまっているのが実情です。そこで本書では、信繁が出した全一七点におよぶ書状を道しるべに、彼の足跡を辿りなおしたいと考えます。軍記物など後世に編まれた「二次史料」ではなく、書状という「一次史料」を丹念に読むことで、多くの新知見を得ることができるでしょう。誰も知らなかった、信繁の素顔に触れる旅がはじまります!
''錯覚,,と苦闘する、日本近代文学の一〇〇年史
いったい、日本の文学とは何なのでしょう? 本書の出発点は、そんな素朴な疑問にあります。明治以来一〇〇年以上に及ぶ歴史がありながら、具体的で納得できる「文学」の定義はどこを探しても見つかりませんし、権威ある文学賞の授賞基準もいまだに一定しないようです。なぜ、日本の文学はこんなふうになってしまったのでしょう? 実は、その原因は「文学は現実を描ける」「文学は人間を描ける」といった、いくつもの"錯覚"にあるのです。本書では、それらの錯覚がどのように生まれたのか、各時代の史料から確認しつつ、日本近代文学史を記述していきます。さあ、ともに教科書では語られない、秘められた文学史をさぐる旅に出ましょう!
本気で漫画と向き合いたいあなたへ!
漫画を描くのに必要なのは、たぎるような''魂,,だ! でも、その魂を磨き、自分の描きたいことを表現するために、どうすればいいのかわからない......そんなとき、本書を道しるべにしてください。アイデアの見つけ方とは? ネームの描き方とは? 感動の生み出し方とは? 漫画家を目指すあなたがとるべき進路について、ぜんぶ教えます! デビューして生き残りたい......いいや違う、大成功して「大盛りメシ」にありつくために必要な編集者とのつき合い方や、避けては通れないお金の話に始まって、高度な演出論に至るまでを縦横無尽に説き明かす、これぞ超実践的漫画家指南本。書き下ろしの「ふりかけ」を付けて、ここに再刊!!
日本人は、なぜ謝り続けなければいけないのか?
この国に、謝罪のない日はない。致命的な失態はもとより、些細なあやまちですら盛大に揚げ足をとられ、ネットを通して徒党を組んだ「怒りの代理人」の攻撃によって謝罪会見に追い込まれた挙句、今度はその内容を品評され、「反省していない」とさらに騒がれ......。この仕打ちは、新たな標的が現れるまで続き、謝った人をボロボロになるまで追い込む。本書では、ネット編集者・ライター、PRマンとして数多くの謝罪を目撃し体験してきた筆者が、現代社会に渦巻く謝罪の輪迴の実情と原因を、山一破綻会見、東京五輪エンブレム問題、ベッキー不倫騒動など数々の事例とともに検証・分析。"謝罪大国ニッポン"を生き抜くための処世術を語る。
なぜ、「教養としての安全保障」が必要なのか?
安全保障に関する議論には、政治的立場の違いによる対立がつきものです。そして、関連する事象が報じられるたびに、識者それぞれが異なる見解を表明している現状は、安全保障を一層わかりにくいものにしてしまっています。そこで本書では、それぞれの立場がいかなる論理で安全保障概念を形づくっているのかという基礎知識――いわば「教養としての安全保障」を提供したいと考えます。安全保障は「酸素」にたとえられます。つまり、機能している間はその存在を意識することはないものなのです。テロや武力紛争が相次ぎ、世界から「酸素」が失われつつある今だからこそ、「教養としての安全保障」を身につけることが必要なのではないでしょうか。
あなたの人生を豊かにする海外ドラマが、きっと見つかる!
2010年代に入って以来、海外ドラマを取り巻く環境は激変した。全世界をマーケットにした圧倒的な製作費。タブーなき映像表現。ハリウッドの名優から気鋭の監督までもがドラマ製作に参加し、これまでにない刺激的な作品が次々と産み出されるようになった。かつて二流とよばれた海外ドラマ産業の快進撃は、どのようにして繰り広げられたのか? その歴史と動画配信サービスの仕組みから、ヒットの秘密を紐解きます! 「でも海外ドラマってむずかしそう......」そんな誤解をほぐし、あなたにぴったりの作品を見つけるためのヒントを一緒に探ってゆきましょう。さぁ、刺激的な海外ドラマの世界にとびこもう!
今すぐ「自分はプロフェッショナルである」と宣言しよう!
もう「新人」とは呼ばれなくなった。しかし、まだ「中堅」というほどではない。そんな20代の仕事に変革をもたらすのは「プロになる覚悟」である。「自分はプロフェッショナルである」と自分自身に向かって覚悟を決め、それを周りに宣言する。それだけで、あなたのストレスは激減し、仕事の精度は格段に跳ね上がる。覚悟を鍛え、プロとしての内実が伴うのは後からで構わない。まずは今すぐに宣言しよう。教育者としてこれまで数多の若者を社会に送り出し、その人生に寄り添い続けてきた齋藤孝が僕たちに仕事の極意を伝授する。仕事人生の最初のターニングポイントを自ら設定し、今すぐ一流になるための通過儀礼を完了せよ!
熱狂を生んだ彼らの「演説」がアメリカの歴史をつくっていく!
2016年の大統領予備選挙はアメリカ史上に残る、誰にも予想できない展開をみせた。一体、アメリカでいま何が起きていて、これから何が起ころうとしているのか。それを読み解く鍵は、「演説」にある。「演説」は、古代ギリシアから継承された民主主義を支える礎である。本書には、アメリカ人の心を摑んだ4人の大統領候補の出馬表明演説をオリジナルの英文と完全対訳で収録している。彼らのどんな言葉が人々を熱狂させ、何が勝負を決したのか。大きな転換期に差し掛かっているアメリカが抱える問題はこの「演説」にこそ表れる。選挙戦の最初期から渦中で取材を行なってきたジャーナリストである著者が「演説」を通してアメリカの今を読み解く。
まさに黄金期、ビールを飲まないのはもったいない!!
いま、日本のビールは黄金期を迎えつつあります。次々と新たなクラフトビールが登場し、味の多彩さと高いクオリティで世界を驚かせています。また、大手メーカーのビールも海外の名だたる賞を受賞し、更に個性的な新商品を次々とリリースしています。「とりあえずビール」でよく飲まれる黄金色のビールだけがビールではないのです。今や、毎月のようにビールイベントが開催されたり、コンビニでもクラフトビールを手軽に購入できたりと、これまでになく多彩で美味しいビールを手軽に味わえる環境が整っているのです。この流れに乗らないのは非常にもったいない! 本書を片手に、めくるめくビールの世界へと飛び込みましょう!
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