Testosterone×レディビアードの筋肉対談も後半戦!
マッチョ故に有能なのか、有能故にマッチョなのかーー対談の先に、その答えがある!!
前回「謎のマッチョ社長 Testosterone×レディビアードマッスル対談!! 《前編》 ~筋肉は全ての成功に通ずってホント?~」はこちら。
筋肉対談、後半戦スタートです!
レ: Testosteroneの写真を見んだけど、前腕がとっても素晴らしいね~!
T: ビアちゃんは足が厚くて素晴らしいですね。ゴルフをやるにも腰が重要だし、ワタシシングをやるにも下半身が強くないと強いパンチは打てない......全てはケツからですよ......!
レ: うん、そうお尻だいじ(真剣)。
T: ビジネスでうまくいかない人は、まず尻を鍛えるとうまくいくと思います。ケツは真理ですよ。
ー.........えっと、もう少し詳しく説明してもらえますか?
T: なにやるにも腰、つまりケツ、下半身。下半身は全てのパワーの源。下半身がどっしりしてない土台のない人間は大成しません! 脚を鍛える過程で、集中力、自制心、努力の姿勢、根性など人生の成功で必要なことは全て学べるんです!
レ: Testosteroneは昔、ファットボーイだったんだってね。実はワタシもなんだよ!
T: ええ、中学生の頃は110kgありました。
レ: ワタシは13才の頃81kgあったんだよ。おなじ力士同士ですね~。
ーなんでレディビアードさんは筋トレしようと思ったのですか?
レ: 昔は「細くて早くて軽い」ことが世界のトレンドだと思ってたんだよね。 だから大学生の時は筋肉なんて全然ほしくなった。でも26才の時にプロレスを始めて、香港に行ったときに気づいたんです。周りは香港人ばかりだから、身体を鍛えたらリング上ですごく目立つぞって。この瞬間から、レディビアードが始まりました。
ー当初はビジネス戦略的な理由で筋トレを始めたんですね。
レ: そこから真面目に筋トレを始めて。筋トレをはじめたら全てがうまくいくようになりました。もっと若い頃から始めていたら......と思っています。
T: 単に痩せるのではなくて、筋トレの良い効果を伝えたいよね。気分も良くなるし、エネルギーも漲って、全てがよくなるってことを。
レ: みんなやる前に考えすぎなんじゃないかなぁ。情報が少なすぎるから。
T: アメリカから日本に帰国して気づいたのですが、日本には「筋トレ文化」がないですよね。嘘のダイエットが流行しているし、正しい筋トレの知識がなさすぎる。日本はすごく健康に関心が強い国なのに、健康とは切っても切り離せない筋トレに関しては後進国だと思いました。
ー日本に筋トレ文化がないことは、レディビアードさんも感じますか?
レ: アメリカやオーストラリアでは脂肪の少ないバッキバキの筋肉の方が人気なんですが、日本でプロレスをしたとき「もっと食べてムチムチになったほうがいい」とアドバイスされました。ワタシの考えですが、これは相撲の文化に影響があると思うな。
T: お相撲さんからレスラーになった力道山の影響があるのかもしれませんね。だけど最近はフィジーク競技やサマースタイルアワード、ベストボディなんかも人気だから、北米のボディビルディング・フィジーク文化が日本のマーケットに合う形で定着し始めているのかもしれないね。
ー日本のマッチョ像も変わりつつあるということですね。ちなみにおふたりは「この人みたいになりたい」という、目標のマッチョはいるのでしょうか?
T: 俺はビアちゃんの答え聞かなくてもわかるよ。ビアちゃんが目指しているのはオリジナルでしょう! 唯一無二の存在!
レ: YES! その通りですね~!
ーTestosteroneさんはいかがですか?
T: 僕も同じですね。オリジナルを極めたいです。「他人に定義されない。自分がこうだと決めたら、それで堂々と誇りを持って生きる」というのが僕のひとつのテーマです。誰かに認めてもらう為に、誰かの真似する為に生まれてきたわけじゃないですからね。皆違って、皆最高なんですよ。みんなにもそう生きてほしいと思っています!
ーそれでは最後に、これから筋トレを始めようと思っている読者にメッセージをお願いいたします!
レ: 全てのことにいえますが、何故やるのか目標を決めて行動した方がいい。何故トレーニングをはじめるのか、しっかり意識しない人が多いと思うから。
T: たくさんの選択肢があるのに何故その道を選ぶのか、何故スタートするのか。何を成し遂げたいのか。どれだけ犠牲にする覚悟があるのか。しっかり考えてから始めましょう。自分で決めたら、後はやるだけ。シンプル。
レ: その通り!!!
ーしっかり目標を決めて行動する、というのはビジネスにも通じることですよね。だらだらやる仕事って、ろくなことないですもん。
レ: 「筋トレ」の情報がなさ過ぎて、すごいハードなものだと思ってるんですね。1日6時間トレーニングしないといけないとか。ササミしか食べちゃいけないとか。本当は週2回、1回1時間だけでも身体に良いし、気分も良くなる! 筋トレ=つらいからやらない、はもったいないよね。
T: 週2でも全然効果ありますしね。大丈夫、週2からどんどん中毒になるから。2回から3回、3回から4回へと......。仕事も勉強も、何をやるにも結果を出すには中毒を利用するしかない。
ー中毒をですか......!? ふつう、中毒ってマイナスのイメージがありますよね。
T: 中毒を利用することこそが、いい結果を生みます。僕が筋トレから学んだ一番のレッスンは、行為そのものに中毒になるのではなく、上達することに中毒になれ、ということです。
ーなるほど!
T:T 勉強や仕事を好きになれないのはしかたがない。人間、好き嫌いがあるから。だけど、成長することは好きになれるし、中毒になれるはずです。数値化するのかベストですね。プランを立てて努力して、数値を上げることに中毒になれれば、苦手なことでも続けられると思います。
ー何事も目標を決めて行動しろ! ということだったので、おふたりの今年の目標を教えてください。
T: 大きく掲げている目標はずっと変わっていなくて、筋トレ文化を日本に広めること、これしかないです! できれば国を挙げて今すぐ取り組んでもらって、その中心に僕をおいてほしいくらいです(笑)。
ーわたしはマッチョが好きなので、Testosteroneさんに今すぐ筋肉大臣になってほしいです。
T: 子どもの肥満は親の責任ですし、ウソのダイエット情報から体調を崩したり摂食障害になってしまう方も多くいます。これ、全ては日本に筋トレと栄養の知識がちゃんと出回ってないことが原因なんです。この状況は、頂けない。だから僕が変えます。筋トレを広めた人として歴史に名を残すぐらいの気持ちで、これからも頑張ります!
レ: 去年は活動拠点である日本の他に、中国、ヨーロッパ、北米、南米、たくさんの国に行きました。だから働きすぎて、睡眠や食事がコントロールできなかったので、ワーク・ライフ・バランスを考えることが大きな目標かな。林さんはどうですか?
ーええっ、私ですか!? 超生々しいですが、この本を50万部位売ってアシスタントエディターを卒業することです!!!
T: いいですね、頑張りましょう!
レ: ガンバッテ、林さん!
Testosteroneさんに筋肉名言満載!
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