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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 【星海社新書ジセダイガクReport②】プロライター・古賀史健の「武器としての文章力」

エディターズダイアリー

【星海社新書ジセダイガクReport②】プロライター・古賀史健の「武器としての文章力」

岡田有花
2012年10月23日 更新

「起“転”承結」

――誰でも面白い文章が書ける公式

「文章力に勝る武器はない」――『20歳の自分に受けさせたい文章講義』著者でライターの古賀史健氏は言い切る。「思いを文章という形でアウトプットする技術をマスターすることで、思考力や論理性を鍛えていくことができる」ためだ。

 もやもやとした思いがあっても、どう文章にしていいか分からなかったり、いざ原稿に向かっても、なかなか書き出せなかいという人も多いだろう。古賀氏は「公式をマスターすれば、誰でも面白くていい文章が書けるようになる」と話し、「起“転”承結」という公式を提案。「起承転結」の、「承」と「転」が逆になった形だ。

 
 

どっちが読みやすい? 「起承転結」と「起転承結」

 一般的な「起承転結」スタイルで文章を書くと、以下のような流れになる。

 

 ・起=スマートフォンが流行っている
 ・承=ネットもメールもできて便利だ
 ・転=しかし、本当にスマホが必要なのか
 ・結=道具とは使うものであって、使われるものではない

 

 このような文章は、「『転』の部分が問題だ」と古賀氏。「『転』の部分で『起』と『承』が全否定され、ちゃぶ台がひっくり返されてしまう。ちゃぶ台は何のために存在したの? と読者をいたずらに混乱させるだけ」。「転」でひっくり返した後は「結」の部分しか残っていないため、読者はそれまで読んできた内容を全否定された直後に、結論を読まされることになる。

 読者の混乱を避け、納得感を高めるスタイルが、「起」の後に「転」を持ってくる「起転承結」というスタイルだ。さきほどのテーマを「起転承結」に組み直すと、以下のような形になる。

 

 ・起=スマートフォンが流行っている
 ・転=しかし、本当にスマホが必要なのか
 ・承=スマホのせいで24時間仕事モードになっていまう
 ・結=道具とは使うものであって、使われるものではない

 

 上記2つを読み比べ、納得感を比較してみてほしい。

 
 

「起転承結」実践編

 起転承結のスタイルで、「起」「転」「承」「結」それぞれに盛り込むのは、以下のような内容だ。

 

 ・起=主張とは真逆の一般論
 ・転=主張(仮説)
 ・承=主張を支える理由と、それを裏付ける客観的事実
 ・結=結論、まとめ

 

 まず「転」に主張を書き、その主張と反対の一般論を、「起」、つまり書き出しに持ってくる。「みなさんが文章で一番悩むのは書き出しだろうが、主張が『転』の部分、前に言ったことをひっくり返す部分にあるということは、『起』に入るのは主張と真逆の一般論。主張がはっきりしていれば、書き出しに何を持ってくればいいかは一目瞭然だ

「転」を納得させるための「承」は重要だ。「主張は主観的なもの。何らかの理由や客観的な事実を付け加えないと主張が説得力をもたない」ため、承には主張を支える理由と、それを裏付ける客観的事実を書く。「主張と理由、事実がリンクすると、文章が論理的になる。主張は平凡でいい。平凡な主張をいかに面白く見せるかは、理由と事実にかかってくる」。最後の「結」はあまり気負わず、承の繰り返しや言い換えでもいい。

 起転承結は、「起承転結」や「序論」「本論」「結論」など、学校で習った文章の書き方とは異なるスタイルだが、文章を面白く読ませ、読者を引き込むためのテクニックだ。「面白く読んでもらうには、できるだけ早い段階で読者をつかまないといけない。『起』で一般論を書き、『転』でいきなり『それは違う』と主張を持ってくると読者は引き込まれる。その後の『承』で理由や事実を説明し、最後に結論持ってくれば、面白い文章が書けるようになるはず」

 例えば、「読書は面白い」という主張の文章を書くとしよう。「起」で読者になじみのある一般論を提示して読者を引き込み、「転」で一転、真逆の主張を展開。「承」で主張を裏付け、「結」で結論に導く。

 

 ・起:最近の子供は本を読まないそうだ(主張と真逆の一般論)
 ・転:しかし(逆説)、読書は面白い(主張)
 ・承:なぜなら、人は本を通じて世界を知る(理由)。実際、僕が小学生のころ〜〜(事実)
 ・結:本は世界につながる扉なのだ

 

 ジセダイガクでは、「しかし、漫画は日本の誇るべき文化だ」という「転」が与えられ、「起」「承」「結」を加えて文章を完成させるというワークショップが行なわれた。あなたも是非、チャレンジしてみてほしい。

 
 

文章は、書き手と読み手のキャッチボール

「文章は書き手と読み手のキャッチボール」と古賀氏は言う。「キャッチボールは投げる方ではなく、受け取る方が難しい。文章も、書くのは難しくないが受け取るのが難しい。書き手は、思い通りに豪速球で適当に投げると、読者は弾を受け取れない。読者が受け取りやすい、一番優しい弾を投げるのが大事。読者に受け取りやすい弾になっているかを考えて、文章を書くようにしてください」

  

*ライティング:岡田有花

*写真:飯本貴子

*ジセダイガク会場:株式会社OPT(http://www.opt.ne.jp/)内「オプトカフェ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

10代〜20代・ジセダイガク受講生の

「授業を受けた感想」

《5段階評価》            《コメント》  

4

文章を純粋にどう書くか、どうすれば伝わるかという技術を教えて頂きためになった。 25歳・会社員男性

5

 

ワークがあったため。なぜ文章が武器になるのか理解できたため。 22歳・男子学生

5

 

論文のような型が決まったものではなく、漠然としたものでも書き方を学べたのがよかった。 23歳・男子学生

3

 

もう少し迫力があれば…しかし穏やかで淡々として説得力があった。 29歳・男性

3

 

アウトプットが多いのはいいと思いますが、時間がかかってしまったため、コンテンツの量が少なくなってしまっている気がしました。 25歳・男子学生

5

 

起転承結という発想は言われてみると主張に力を割ける、という点で納得がいくものだった。文章を書く上で、キャッチボールをする相手がとれる球を投げなくていけないというお話が参考になった。 20歳・男子学生

5

 

即効性のある、具体的な武器をいただきました。 22歳・会社員男性

5

 

起転承結の書き方を実際に使って、文章を書いたことは刺激になった。「悩んだら書け」「書くことは考えること」という言葉を胸に刻みたい。 23歳・男子学生

4

 

文章の書き方を非常に分かりやすく、論理的に並べていただいたため。 21歳・男子学生

4

 

著者の内容は教養としてだけでなく、実務・実際でできること・気を付けるようなことばかりで、大変ためになりました。 20歳・男子学生

4

 

文章の書き方を実践できてとても役に立った。 25歳・男子学生

5

 

文章を通じて考える力を鍛えるというのが斬新で、個別の質問にも答えていただけたため。 22歳・男子学生

 

 

4

とてもわかりやすいプレゼンでした。 25歳・男子学生

5

 

文章の授業なのでちゃんと文章を書き、文章を添削して下さったので、良い気分を持ち帰るだけにならず、良かった。  26歳・会社員男性

4

 

ただ古賀さんが発表するだけではなく、実際に受け手に考えさせることで、書き手が説得するのではなく、受け手に納得させてもらえました。 24歳・会社員男性

5

 

自分が日頃考えていた「自分の考えたもやもやとした伝えたいこと」を文章にすることの大切さ、そうすることで明確になるのだと思いました。 28歳・会社員女性

4

 

「文章を書くこと=考えている事をまとめる=考えることの整理」この考えがすごく身にしみました。 22歳・女子学生

4

 

アウトプット→添削の流れは面白く、ありがたかったです!! 23歳・女子学生

5

 

言うことを絞って、その代わりに自分たちで実践させて、その場でコメントをつけたことがよかった。コメントのつけ方も勉強になった。 29歳・女性

5

 

本を読ませていただいた印象よりも、より身近に古賀さんのことを感じられました。自分の中で、もやもや悩んでいただけだったので、これからは書いて、可視化しようと思います。 22歳・女子学生

5

 

年齢的にもピッタリで、相手に伝わる文章を書きたいと思ったから。 21歳・男子学生

5

 

文章を書く際の迷いが1つ消えました! 22歳・男子学生

3

 

内容が本に載っていることだったので、頭の中にすんなりと入ってきた。実践ができたのも有難いが、同時に違う話を聞きたい物足りなさを感じた。 25歳・会社員男性

5

 

話し言葉ではクリアできない!という場を目の当たりにしたので、もっと文章化して生きてこうと思います。 28歳・男性

5

 

古賀さんの本を熟読はしていたものの、やはりこのような形でお話を伺うと、また新たな発見がありました。ボクも断定する勇気、を持ちたいと思います。 26歳男性・ライター

4

 

書くことで思考とし、相手のことを思って書く武器を得ました。 22歳・男子学生 

5

 

文章を書くこと=考えることであるとの言葉にあったように、相手に伝えるだけでなく、自分の考えを整理するツールとして文章を用いていきたいです。 19歳・男子学生

 

面白かったです。 20歳・男子学生

3

 

本と内容がかぶっている。 26歳・会社員男性

3

 

実践度が高かったです。 22歳・男子学生

4

 

〝起転承結〟という聞いたことのない方法を得られ、他の人よりも一つ抜けてスタートできそう。明日から即使っていきたい。 20歳・男子学生

   
4 自分がすごく興味のある分野で楽しかったです。ワークを通して”起転承結”を学ばせていただきました。読者の気持ちをすごく大切にされていることが伝わってきました。ワークもあったのでもう少しお話を聞けたら良かったです。 21歳・男子学生
5

 

起転承結の話は非常に参考になりました。 29歳男性・フリーター

5

 

思わぬ逆転の発想! 20歳・男子学生


授業のもとになった『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(星海社新書)
内容紹介・試し読みページはこちら!!


当日の授業動画はこちら!!!

 
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