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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 【星海社新書ジセダイガクReport①】写真家・青山裕企の「武器としての写真術」

エディターズダイアリー

【星海社新書ジセダイガクReport①】写真家・青山裕企の「武器としての写真術」

岡田有花
2012年10月18日 更新

「写真はコミュニケーションの武器」――“元人見知り”カメラマンが伝授する、人物を魅力的に撮る方法

 「素敵な表情を撮りたい」とカメラを構えた瞬間、被写体が緊張して固い表情しか撮れなかった――『僕は写真の楽しさを全力で伝えたい!』著者で人物写真カメラマンの青山裕企さんは、人物写真のそんな悩みを解決し、魅力的に撮るためのテクニックや心構えを伝授する。

   

自然な表情を撮るテクニックとは

 人はカメラを向けられると構えてしまい、自然な表情になりにくい。「友達のいい表情を撮ろうとしても、カメラを構えた瞬間途端にその表情が消えてしまい、撮りたいものから遠ざかる」。「笑ってください」と言っても人は笑顔になってくれない。では、自然な笑顔を撮るにはどうすればいいか。

 面白いことを言うなど笑ってもらうための作戦を立てるのが1つの手だが、突然面白いことを言うのは「芸人じゃないから難しい」。ではどうするか。「極論を言ってしまうと、カメラを持たずに撮る」のだ。

 人はカメラのレンズを見ると緊張するので、カメラを机の上に追いたり腰のあたりに持ってみたりして、被写体にカメラを意識させなうようにすると、自然な表情が収めやすくなるという。被写体がうまく収まらなかったり構図がずれる恐れもあるが、「普通に撮って表情がぎこちなくなるぐらいなら、ずれててもいい表情を撮れたほうがいい。カメラをのぞかなければ視点が自由になり、いろんなことができる」と青山氏は話す。

 さらに「撮りたいものに向けて指示を出すのではなく、途中を撮る」のがポイントだ。ポーズを指示し、そのポーズが完成するまでの“途中”を撮ったり、固い表情を撮影した後、緊張が解けほぐれた表情をすかさず撮るなどだ。指示するポーズは「意味のないもの」がいいという。意味があるポーズだと、「なぜこのポーズをとるのだろう」と被写体が考えてしまうが、意味のないポーズは無意識に取れ、自然な表情が出やすいためだ。

 カメラは一眼レフのような仰々しいものだとかえって緊張するので、「小さいほうがいい」という。「小さいカメラで気軽に撮るのが大事」

   

写真はコミュニケーションの武器

 青山さんはもともと極度の人見知り。人前で話すと手の震えが止まらないぐらいだったというが、克服したきっかけが写真だった。20歳の時に写真に出会い、友だちがジャンプするさまを撮り続けた。「ジャンプ写真はブレたりするから、『次はこういうふうに飛んでください』と指示したりして会話が広がる」

 しかも写真は手軽だ。いつも持ち歩いている携帯電話やスマートフォンでも撮ることができるし、シャッターを押せば一瞬で撮れる。「歌や音楽などいろいろな表現法があるが、一瞬でこれだけ隣の人とコミュニケーションを深められるメディアはほかにないのでは

 写真には「その人の視点、ものの見方が写る」という。同じジャンプ写真を撮っても、正面から撮るか、下から撮るか、後ろから撮るか……十人十色の視点があり、個性が光る。「自分がどの瞬間、どの角度から撮るかで写真がまったく変わる。写真ほど自分らしさが分かるメディアはない」。人物を撮影するとは、カメラを通して人と関わること。自分の視点を理解し、相手を理解することだと、青山さんは説く。

   

写真は撮らなくてもいい、ものを見よう

 あなたは今日歩いた道にどんな人がいたか、乗った電車はどんな様子だったか、思い出せるだろうか。「思い出せないなら、実質何も見ていないのと同じ。そこには何の感動も生まれない。テレビやネットで情報を得ることも大事だが、それ以前に、日常生活で目の前にあるものを人は見ているのか。言ってしまえば写真は撮らなくてもいい。ものを見ようと言いたい

 サラリーマン経験のない青山さんは、外で見かけるサラリーマンに興味があり、「“サラリーマンコレクション”が脳内アルバムになっているぐらい」よく見ているという。カバンをたすきがけにしている“パイスラ女子”も好きで、パイスラ女子を集めた写真集も出版予定だ。「パイスラ、男性なら見ますよね(笑)。女性ならついつい男性の肩幅を見てしまうとか、そういうのからでいい」

   

思い通りにならないから、写真は面白い

 自分の視点を知り、相手をよく見た上で、さまざまなテクニックを駆使しても、人物写真は思い通りに撮れないことが多いという。「人を撮る面白さは、思い通りにいかないことだ。私の撮った人物写真を見て、どうやったらこう撮れるのかと思われるかもしれないが、狙ったのではなくたまたま。何でもやってみないと分からないし、やってみたら思わぬ発見がある」

 たくさん撮り、たくさん失敗してほしいと呼びかける。「写真の良さは、簡単に撮れるし、簡単に失敗を経験できること。失敗してほしい。失敗を重ねることで写真は面白くなっていく

   

*ライティング:岡田有花

*写真:田口沙織

*ジセダイガク会場:株式会社OPT(http://www.opt.ne.jp/)内「オプトカフェ」

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10代〜20代・ジセダイガク受講生の「授業を受けた感想」

《5段階評価》            《コメント》

5 写真って一方通行じゃない、と気付けました。 24歳・男子学生
5

 

空中で止まってうつるにはやっぱり一眼が必要ですね。 男性・自営業

4

 

単純に写真の話だけでなく”思い通りにならない”という大事なことを教えてもらいました。ありごとうございました。 27歳・会社員男性

4

 

写真を撮るのが好きで受講しました。写真をとる具体的な技術だけでなく、日常の風景をどう見るか、日常をいかに彩るかという生き方のお話に感銘を受けました。 23歳・男子学生

5

 

自分がいつも写真をとるときに思っていたこと、やっていたことに自信を持てたのが半分、新しい視点を頂いたのが半分で、明日からもよい進化をするつもりで写真をとろうと思いました。 22歳・女子学生

4


機能の低いカメラの方が視点が現れ易い、という言葉に驚かされ、また納得しました。普段はなかなか人を撮らないのですがファインダー越しではなく秘かに撮ってみるのも楽しそうだと思いました。 17歳・女子学生

5

 

楽しかったからです。楽しんでいる時が1番良い写真が撮れますね!! ありがとうございました。 28歳 女性・自営業

5

 

良い写真というゴールに対するアプローチを学べた。写真だけでなく、様々な場面で活きる「全力」を学んだ。 24歳・会社員男性

5

 

単純に趣味としての写真だけでなく、自分を知るツール、他者とのコミュニケーションツールとしての写真を知ることができてよかったです。 23歳・会社員女性

5

 

最近写真が好きになって一眼レフカメラ買おうと思ってましたがすぐにでも買います!!色んな視点で”セカイ”を切り取って良い写真とりまくります!! 22歳・男子学生

4

 

テーマを決めて写真を撮ってみたいと思いました。狙った写真ではなく偶然の写真を。 29歳・会社員男性

5


たった1時間の講義にもかかわらず写真の魅力にとりつかれてしまった。今すぐにちょっと高めのカメラが欲しくなった。物(カメラ・写真)を通して自分の視点を見つけるということが目から鱗。 20歳・男子学生




授業のもとになった『僕は写真の楽しさを全力で伝えたい!』(星海社新書)

内容紹介・試し読みページはこちら!!

当日の授業動画はこちら!!!(14分50秒から青山さんの授業が始まります!)


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