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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 「ジセダイのための教養本フェア」開催中!

エディターズダイアリー

「ジセダイのための教養本フェア」開催中!

竹村俊介
2012年02月13日 更新

現在、紀伊國屋書店新宿本店5階にて

「ジセダイ」がプロデュースするフェアが開催中です!

 

星海社新書の著者陣が選んだ「武器としての教養本」と

次世代を担う編集者が選んだ

「武器としての教養本」および担当作を展開しています。

 

写真 (4).JPG.jpg

 

「ジセダイのための教養!」フェア

思わぬ気づきや発見があるはず。

ぜひ見に行ってみてください。

 

________________________

●ジセダイのための教養!produced by 星海社

・会期:2012年1月21日(土)~3月中旬(予定)

・場所:紀伊國屋書店新宿本店5階A階段横壁棚

_________________________

 

 

ジセダイ編集者の選書とコメントを

改めてご紹介しましょう!

 

上林達也さん

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【プロフィール】

1977年生まれ。

印刷会社勤務を経て、現在ソフトバンク クリエイティブ株式会社にて編集者として働く。

新書を中心としつつ、一方でライトノベル『織田信奈の野望』シリーズなども担当。

 

【上林さんからひとこと】

「書店は本との出合いの場です。

 今まで自分が幾度も幸福な出合いを書店でしたように、

 この場で読者の方々にも良い出合いがあれば幸いです。

 そして、それがこのフェアの趣旨である「教養」へとつながっていけば、大変嬉しく思います。

 

【上林さんの担当作】

・大山くまお『名言力』(ソフトバンク新書)

仕事から恋愛まで、多様なシチュエーションに応じた250の名言を紹介・解説した本です。

デカい困難に直面した時、ふとした言葉によって救われることは多々あるはずです。

そんな言葉の力を凝縮したような内容になっています。

 

・円堂都司昭『ゼロ年代の論点』(ソフトバンク新書)

ゼロ年代の批評は何をどのように論じてきたのか?

それを主だった書籍を軸として分析した一冊。

新しく浮上した論点を照らし出す本書は、

幅広い分野を扱ったブックガイドとしても有用だと思います。

 

・沢田健太『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』(ソフトバンク新書)

著者の大学キャリアセンターでの経験をベースとして、

就活をめぐるさまざまな問題の裏側を論じたものです。

就職活動中の人はもとより、人事担当者や保護者の考えると

っかかりにもなってほしいと願って編集しました。

 

【武器としての教養本】

・デカルト『方法序説』(岩波文庫、ちくま学芸文庫ほか)

「世間という大きな書物」と向き合い、

自分と世界について根っこのところから考え抜いたラディカルな哲学書です。

ものを考える段取りを明快に示した本としても面白く、

私にとってはこれまでもっとも読み返した思い入れのある本でもあります。

 

・浅羽通明『右翼と左翼』(幻冬舎新書)

「右寄りの主張」「左っぽい意見」なんて言い方がなされることはありますが、

その「右」「左」の思想的源流を追った名著。

目先の議論から一歩引いて、大きな枠組みで現実を眺めることの大切さと醍醐味も伝わってくるはずです。

 

・山形浩生『新教養主義宣言』(河出文庫)

「教養」というのは固定的なものではなく、

刷新や拡張がなされていくものなんだな……と感じさせられる快著です。

政治、文学、情報技術といった各分野についての議論がそこだけに留まらず、

つながっていくのも魅力的。

 

・オバタカズユキ『何のために働くか』(幻冬舎文庫)

「どうして働くのだろう?」という疑問は、

仕事がきつい時などに多くの人が抱く疑問ではないでしょうか。

そんな問いに性急な解答を示すのではなく、

目の前の現実との取っ組み合い方をアドバイスした頼もしい良書です。

 

・真実一郎『サラリーマン漫画の戦後史』(新書y)

『課長島耕作』、『かりあげクン』、『いいひと。』など、

サラリーマンを扱った漫画を通じて、戦後日本の一側面を切り取ったのが本書です。

当たり前のように会社で働いているだけでは見えてこない、歴史の奥行きを楽しみながら体感できるかと。

 

・山村修『書評家〈狐〉の読書遺産』(文春新書)

「狐」のペンネームで見事な書評を幾つも紡ぎ出した著者は、2006年に亡くなりました。

故人の優れた文章をこのようにまとまったかたちで残せるのは、本の素晴らしさの一つだと実感します。

味読してみてください。

 

 

横田大樹さん

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【プロフィール】

ダイヤモンド社に所属する書籍編集者です。

専門書から漫画まで、何でも読みます&作ります。

似顔絵は©きたみりゅうじさん。

 

【横田さんからひとこと】

冊数の都合で紹介できませんでしたが、数学の本もお勧めです。

『文化としての数学』(遠山啓)、『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン)などからぜひ。

これらの本が皆さんの人生を変える武器になりますように!

 

【武器としての教養本】

『ゴーダ哲学堂』

業田良家/竹書房文庫/ISBN 978-4812432471

具体的な「教養」を意識する前に、人間として大事なもの、

自分の中の哲学をある程度かためるべきだと思います。

本書の24話と後書きほど真・善・美の重要性について明確に伝えてくれたものはありません。

漫画ってすげぇ!

 

『反社会学講座』

 パオロ・マッツァリーノ/イースト・プレス/ISBN 978-4872574609

最良の社会学入門書(自信なし)にして苦笑必至の知的エッセイ。

データの見方や権威との距離感を見習いたいところです。

その批判精神とおちゃらけぶりは『自分のアタマで考えよう』を編集する際のモデルになりました。

 

『寝ながら学べる構造主義』

 内田樹/文春新書/ISBN 978-4166602513

経済学とバランスを取るために、互角以上に面白く有用な方法論である構造主義についての本もぜひ。

ということで、まずは伝説の学者達が魅力的に書かれた入門書から。

レヴィ=ストロースがサルトルに与えた必殺の一撃とは!?

 

『自分のなかに歴史をよむ』

 阿部謹也/ちくま文庫/ISBN 978-4480423726

阿部先生の本はどれも一流の歴史学者の考え方に手軽に触れられるのでお勧めです。

『ハーメルンの笛吹き男』が特に有名ですが、本書第10章でのヨーロッパ交響曲の分析には、

感性・知識・思考の完璧な融合を感じました。

 

『会計力と戦略思考力』

 大津広一/日経文庫/ISBN 978-4532194031

会計を無味乾燥なものと虐げる人がいますが、

現実世界をできる限り正確に数字に変換しようとする15世紀以来の壮大なプロジェクトです。

その会計を一流のプロはどのように使いこなしているのか、本書で垣間見てください。

 

『人間臨終図鑑1〜4』

 山田風太郎/徳間文庫/ISBN 978-4198934668など

15歳から121歳までの各年齢で亡くなった著名人の人生と臨終の間際を淡々と記述。

生のすばらしさや死の平等性を実感できるだけでなく、偉人ガイド、読書案内としても役に立ちます。

その企画力に編集者として脱帽です。

 

『戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する』

 梶井厚志/中公新書/ISBN 978-4121016584

ゲーム理論、ミクロ経済学の重要概念を実社会の事例を通じて学べる好著。

学者らしい、何とか理解してもらおうとするカタイ冗談に身もだえすることもできます。

「インセンティブ」のみを追究した『ヤバい経済学』もお勧め。

 

『キャラクター小説の作り方』

 大塚英志/角川文庫/ISBN 978-4044191221

企画の際、構造と物語性を強く意識しているのですが、

その実践の手がかりをつかませてくれた本であり、文章を書く際の参考にもなります。

『書きあぐねている人のための小説入門』と併せて読むと小説についての理解も深まります。

 

【横田さんの担当作】 

『自分のアタマで考えよう  「知識」にだまされない「思考」の技術』

 ちきりん/ダイヤモンド社/ISBN 978-4478017036

東日本大震災時の情報の錯綜や知識・権威の失墜を見て、

多くの人が「自分の頭で考える」ことの必要性を実感したと思い企画しました。

その前提と著者の個性により、最も日常生活に応用できる思考法の本になったと思います。

 

『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません』

 藤沢数希/ダイヤモンド社/ISBN 978-4478017159

元ダイヤモンド社の加藤貞顕さんとタッグで担当した1作。

グローバル化への対応を迫られる日本人に必要な自由主義的経済学のエッセンスがまとまっています。

本書の次は『資本主義と自由』(M・フリードマン)をぜひ。

 

『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』

  きたみりゅうじ/日本実業出版社/ISBN 978-4534040015

「イラストと文章を両方かける人」に会うことをテーマとしていた時期に

著者のきたみさんとご縁ができ、誕生した本です。

匿名税理士さんのグレーな解説が人気を呼び、6年間売れ続けるロングセラーになっています。

 

 

滝啓輔さん

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【プロフィール】

日本実業出版社 編集部員。「ニチジツR」プロジェクトリーダー。

1978年東京生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒。

大学卒業後、書籍の編集プロダクションを経て、現職。

10年間、書籍の企画編集に携わっている。作った本は100冊弱。

主な担当書に『てっぺん!の朝礼』『君を成長させる言葉』『「続ける」習慣』

『「やりたいこと」が見つかる3つの習慣』『メール文章力の基本』『課長の時間術』

『だから、部下がついてこない!』(すべて日本実業出版社)

『ヘタな人生論より徒然草』(河出書房新社)など。

仕事、読書、飲み会、ラーメン、HIPHOP、DJ、クラブ、美術館、猫、甘い物などが好物。

 

【滝さんからひとこと】

私には、昔ながらの「教養」を語る力も読書量もありません。

しかし、これから世界を作る若い方々のために、

読んできた本の中で「ブリコラージュ(=寄せ集めて自分で作る)」して、

ジセダイの「教養」を提案することならできるかもしれない。

そう思い今回の選書を引き受けました。

一冊でもいい。あなたが強く生きていくための「武器」と出合う機会になれば幸いです。           

 

 

【武器としての教養本】

『「世界標準」の仕事術』 キャメル・ヤマモト (著) 日本実業出版社

好むと好まざると、「日本企業の外資系化」が進みつつある昨今。

かつては安泰だった「男性・四大卒・正社員」のラベルはすでに色あせて見える。

グローバルな仕事のルールを本書で学び、「世界標準」の戦い方を身につけろ!

 

『呪いの時代』 内田 樹 (著) 新潮社

震災以降、僕らがすべきことは「再構築」ではないか?

そのためにも、今という時代がいかに「呪い=破壊」の言葉であふれているか本書で知ろう。

「正味の自分」を大事にし、「できるものから、作りはじめる」ための手引き。

 

『はじめての課長の教科書』 酒井穣 (著) ディスカヴァー

課長がダメなら、会社もダメだ。

そう断言できるほど、「現場の最前線にいる、最下位の管理職」課長が果たす役割は大きい。

「7割は課長になれない時代」だからこそ、残り3割目指して、課長の正しい振る舞いを学べ!

 

『広告コピーってこう書くんだ!読本』 谷山 雅計 (著) 宣伝会議

「なんかいいよね」禁止。この谷山さんの教えを、今でも僕は守っている。

自分なりの付加価値が出せなければ生き残れないこの時代、

一流の作り手の「フォーム」を惜しみなく披露した本書は、まさに武器だ。

 

『この世でいちばん大事な「カネ」の話 』 西原 理恵子 (著)  角川文庫

貧しさが作り出す「負のループ」から、人はどうやったら抜け出せるのだろう?

そんな難問に、あのサイバラさんが真摯に答えた一冊。

働いて、「カネ」を稼ぐ。それが一つの希望になる。詳しくは本書で。

 

『自由をつくる自在に生きる』 森 博嗣 (著) 集英社新書

「人生の目的は自由だ」こう言われて、どれだけの人が頷くかわからない。

でも、僕は頷いた。大いに頷き、実際には不自由を感じていた自分を叱咤した。

ジセダイを作る君たちへ。もっと自由に生きてみないか?

 

【滝さんの担当作】

『メール文章力の基本』 藤田 英時 (著) 日本実業出版社

メールがこれだけ全盛になると、その「武器」の効果的な使い方を学んでいなければ、

「暴発」する危険性がある。文末をつねに「取り急ぎ~」で済ませてしまう、そこの君。

メール時代の正しい日本語を、この本で学ぼう。

 

『「やりたいこと」が見つかる3つの習慣 』 古川 武士 (著) 日本実業出版社

「やりたいこと」は君以外の誰かが教えてくれるわけじゃない。答えはいつも自分の中にある。

就職でも転職でも、あるいは趣味でも恋愛でもいい。

偽りのない本心に気づき、人生を味わいつくすための術がここにある!

 

『君を成長させる言葉』 酒井 穣 (著) 日本実業出版社

本を作るのを生業としている人間として、強く言いたい。

それは、「人は、言葉一つでも変われる」ということ。

本書に収めた賢人たちの言葉と、酒井穣の熱いメッセージが、君の人生を確実に変える。

初めに言葉ありきだ。

 

『課長の時間術』 田中 和彦 (著) 日本実業出版社

「管理職」の役割は部下の管理だけにとどまらない。

自分の「時間管理」ができて初めて、チームの成果が上がるのだ。

対部下・対上司・そして自分自身の時間術を網羅した、リーダーのための時間術本の決定版!

 

 

ハマザキカクさん

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【プロフィール】

社会評論社の編集・DTP・装幀・書店フェア全部一人でやってるサブカル編集者。

チュニジア、フィリピン、イギリス育ち。珍書、コレクション、共産趣味、国際関係が専門。

2011年度スゴブロ4位!デスメタル評論家、辺境ヒップホップ愛好家。

 

【ハマザキカクさん担当作】

辻田真佐憲『世界軍歌全集』社会評論社

発売直後バカ売れしてAmazonで1ヶ月ほど出荷不可能、

オンライン書店も軒並み壊滅した話題の軍歌本。

Twitterの軍事クラスタ、共産趣味クラスタも一時この本の話題で埋まる。

世界各国の軍歌の歌詞カードとして何度も楽しめる!

 

井浦伊知郎『アルバニアインターナショナル』社会評論社

編集者ハマザキカクが渾身を込めた代表作・自信作の一冊。

カバー、DTP等ハマザキカク自身作。

共産趣味者界隈で非常に高い評価を得ており、未だに売れ筋。

北朝鮮よりもヤバかった国アルバニアを国際関係的に読み解く。

 

中村光児『ゴム銃大図鑑』社会評論社

日本全国のゴム銃作家達の作品集。

テレビでお馴染みの連発式から金属加工場経営者による鉄製のゴム銃、

まるで昭和期のミシンの様なガトリング銃等、輪ゴムを飛ばすだけの為に

男達を駆らせたのは一体何だったのか!?

 

【武器としての教養本】

大和田俊之『アメリカ音楽史』講談社

なぜバンドがギター、ベース、ドラム、ボーカルの四人編成に修練されて行ったのか等、

漠然と疑問も持たずに思い込んでいたロック音楽の成り立ちを緻密に紐解く名著。

サントリー学芸賞受賞納得。ただしデスメタルに関する言及はない。

 

仲正昌樹『いまこそハイエクに学べ: 〈戦略〉としての思想史』春秋社

バカ左翼批判で右に出る者はいない仲正昌樹が

ハイエク全集を出している春秋社からハイエク本を出すと知って驚愕。

反共主義の闘士という訳でもなくアナルコキャピタリストとも違う。

「自制的秩序」一括りという訳にもいかない鵺の様な中庸思想家。

 

成毛眞『日本人の9割に英語はいらない』祥伝社

この本でハマザキカクが出てくる!

成毛眞主催書評団体HONZで「ハマザキ書ク」コラム連載。帰国子女の私も共感の内容。

英語は手段、目的とはき違えるな!

英語は上には上がいすぎるので自分にしか出来ない特技を追究して行った方が出世する。

 

苅安望『「番外編」世界旗章図鑑 旗から見える世界民族問題』彩流社

旗はどうでもいいけど国際関係・地理マニア垂涎物、2011年最大の収穫物!

未承認国家や自治区、代表なき国家民族機構等、怪しすぎる変な国が大量に掲載されてる!

人口4人のシーランド公国まで載ってる! 他にも今年彩流社は大量に趣味者本出しまくった!

 

山本厚子『パナマ運河 百年の攻防 〔1904年建設から返還まで〕』藤原書店

日本海軍潜水艦と見られる残骸を見た事が切っ掛けに著者が、

なぜ日本帝国軍が第二次大戦時に日本から遠く離れたパナマ運河を爆破しようとしたか詳細に調査。

日本の中南米外交、メキシコの米英に対する反感など複雑な国際情勢が背景にあった。

 

芝慶輔『密航・命がけの進学―アメリカ軍政下の奄美から北緯30度の波涛を越えて』五月書房

敗戦後、奄美群島はアメリカによって日本から切り離されてしまい、臨時北部南西諸島政庁となる。

本土の大学に通う為に奄美諸島の学生達は、命懸けで密航せざるを得なくなる。

密告する人もいれば、密かに手助けする人もいて人間性について考えさせられる。

 

 

柿内芳文

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【プロフィール】

星海社新書編集長

 

【武器としての教養本】

『狼は帰らず』山と渓谷社(yama-kei classics)/佐瀬稔

〝プライド〟の教養として。この本で描かれる登山家・森田勝の人生には「反骨精神」しかない。

「なぜ山に登るのか」とは有名な台詞だが、では「なぜ人は必ず死ぬ人生を生きるのか」。

自分の存在に真っ正面からぶつかって、生き様を残せ!



『ドロップアウトのえらいひと』東京書籍/森永博志

〝働き方〟の教養として。

20歳の頃に読んだときは「かっこいい、自由な働き方だ」と感じた。

でも今、自分自身が会社員を〝ドロップアウト〟してフリーランスになって思うのは、

実はこの本で描かれる働き方こそ、スタンダード(普通の働き方)だったということ。

働き方は、他人が決めるものじゃない!

『方法への挑戦』
新曜社/P・K・ファイヤアーベント著、村上陽一郎・渡辺博訳

〝思考〟と〝行動〟の教養として。

科学は売春と同じだと言い切り、

「anything goes(なんでもあり)こそが、科学の進歩を妨げない唯一の道だ」と説く。

これは科学に限らず、あらゆることに言えるだろう。うじうじ悩むな、なんだっていいんだ!

ひたすら考え、とにかく行動しよう。

 

『社員をサーフィンに行かせよう』東洋経済新報社/イヴォン・シュイナード著、森摂訳

〝リーダーシップ〟の教養として。パタゴニア社の創業社長が、その経営理念を語る一冊。

そう、波が良ければ、会社を抜け出して海に行っていいんだ。もういいかげん、社畜の時代はやめないか?

社会や会社がボトムアップで変わるなんて幻想だ。トップダウンで変わるしかない。

そのためにはまず、経営者・リーダーの価値観が変わらなければならない!

『後世への最大遺物』岩波文庫/内村鑑三

〝生き様〟の教養として。

「人間が後世に残すことのできる、そしてこれは誰にでも残すことのできる遺物で、

利益ばかりあって害のない遺物がある。それは『勇ましい高尚なる生涯』である」

——ジセダイにはこの言葉さえあればいい!

この本をもとにした『世界一退屈な授業』(星海社新書)も一読を。

『英文解釈教室』研究者出版/伊藤和夫

〝日本語〟の教養として。英文読解の古典的名著だが、受験生以外にも読んでもらいたい。

とにかく、むずかしい。1ページ1ページと「格闘」しなければ、とても前に進まない。

でも、英文の「構造」を徹底的に分解する作業を通じて、論理的思考力が飛躍的に増す。

そしてなぜか、日本語すらも構造的・論理的に読むことができるようになるのだ。

僕が編集者として生きていけるのは、高校時代に3回読み通したこの本のおかげである。

日本語上達のためには、英語を勉強しよう!

 

 

竹村俊介

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【プロフィール】

星海社エディター

 

【武器としての教養本】 

『心が軽くなる哲学の教室』小川仁志(中経出版)

有名哲学者本人が教室を開くという異色の哲学入門書。

マクルーハン先生のメディアについての授業が特にオススメ。

新しいメディアが人をどう変えたかについてわかりやすく論じている。

 

『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』佐々木正悟(中経出版)

「すぐやる」ための本は数あれど、精神論ばかり。

本書は心理学をもとにした「すぐやる」ためのヒントが満載で、使える1冊。

特に未来の自分に期待しない、というのは苦笑しながらも納得。

 

『ぼくは勉強ができない』山田詠美(新潮文庫)

高校生のときに読んで「本当にカッコいいやつ」とはどういう人のことかを考えさせられた1冊。

普通に勉強して、大学に行って、いい会社に入る。

それが本当にカッコいいか。自分の「枠」を広げてくれる。

 

『編集王』土田世紀(小学館文庫)

出版関係者、特に編集者なら必読。

本作りに慣れてきてルーティン化しそうになってきていたタイミングで読んだのでとても刺激を受けた。

何のために本を作るのか? 何のための出版なのか? 再考させられた。

 

『今日からできる上手な話し方』臼井由妃(中経出版)

話し方は金のかからない大きな武器だ。話し下手だと思っている人にオススメの1冊。

冒頭は「上手に話せなくていい」というところから始まる。

上手でなくても伝わればいいという著者の主張に自信がわく。

 

『チャップリン自伝』チャーリー・チャップリン(新潮社)

不況だデフレだと困難な時代ではあるが、

チャップリンの伝記を読むと不思議と元気とヤル気が沸き上がってくる。

いろんな人の伝記を読んできたけれど本書がいちばん心に残っている。

  

 

 

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