• ジセダイとは
  • サイトマップ
ジセダイとつながろう!

ようこそジセダイへ!混沌と変革に満ちたこの時代、あなたは、何と闘いますか?ジセダイとは?

  • Home
  • スペシャル
  • 連載
  • イベント
  • 新人賞
  • 星海社新書
  • ジセダイ編集部
  • twitter
  • Facebook
  • RSS
  • youtube
  • Ustream
  • SlideShare

HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 続・2013新卒諸君!

エディターズダイアリー

続・2013新卒諸君!

柿内芳文
2011年11月18日 更新

来週24日に発売される星海社新書の11月刊

『面接ではウソをつけ(菊原智明著)

の「はじめに」を全文公開したいと思います!!!!

06_書影.jpg

 

 はじめに コミュニケーション能力の高い人は絶対に読まないでください

  

 この本は、弱者のための本です。

 「一流大学生」「体育会出身」「コミュニケーション能力(コミュ)ばつぐん」「すごい経験の持ち主」などといった「就活強者」ではなく、「二流・三流大学生」「内気・ねくら・コミュ力ゼロ」「大学時代はサークルとアルバイト以外、特に何もしてこなかった」といった「就活弱者」の人たちが、どのようにすれば採用面接をクリアして、最終的に内定という名の「勝利」を勝ち取ることができるか、ということについてお伝えしていきます。

  この本を手に取ったあなたは、就職活動に対してさまざまな不安を抱えていることでしょう。

 就活では、誰も「正解」を教えてはくれません。

 高校や大学の入試のように、ひとつの正解があって、練習問題や模擬試験あって、たくさん勉強すれば確実に偏差値が上がる、といった単純なものではないのです。

 

 「おまえの偏差値は58だから、○○大学を受けてみろよ」

 「××大学はB判定か……。もうちょっと頑張れば受かりそうだ」

 

 というような、わかりやすい基準もありません。内定を一つももらえない東大生もいれば、いくつもゲットするような二流大学生もいます。

 さらに、「けっきょくは運だよ」と言う先輩もいれば、「大学時代に何をしたかが重要だ」と言うOBもいれば、「夢を描け! やりたいこととやるべきことがわかっている人間だけが採用される!」と言う就活本もあります。

 

 みんながバラバラなことを言う。

 基準もルールもノウハウもよくわからない。

 ——それが、就職活動というものです。

 

 でも、だからといって、何も準備せず、何も対策を取らず、ただ漠然と他の人がやっているからという理由で就活を行っていては、あなたが内定をもらうことはかなり難しいでしょう。

 なぜならあなたは、一流大学生でもないし、コミュニケーション能力が高いわけでもないし、サークルのリーダーをやったこともないし、勉強も研究もたいしてやってこなかった、「普通の大学生」なのですから。

  

 就活で「ジャイアントキリング」を起こす方法

 ここまで読んで、暗い気持ちになった方も多いと思います。

 でも大丈夫です。ご安心ください。

 就活弱者でもうまくいく「方法」があるのです。

 サッカーをイメージしてみてください。

 ときどき、弱小チームが強豪チームに勝つことがありますが、ああいった番狂わせ(ジャイアントキリング)はなぜ起きるのでしょうか?

 スポーツライターの杉山茂樹さんは、こう言っています。

 

 「番狂わせは、弱者の工夫なしには生まれない。(中略)弱者であるならば、番狂わせには敏感にならなければならない。個人の技量で勝る強者に対して、なにをもって臨んだか。日本のサッカーには、その工夫の中身を学んでいく必要性を強く感じる」(光文社新書『4−2−3−1 サッカーを戦術から理解する』より)

 

 そう、ワールドカップにおける日本代表と同じように、強者に勝つためには「弱者の工夫(=戦術)」が必要になってくるのです。

 どんなスポーツやゲームでも、ルールを知らなければ勝つことはできないように、今まで努力しても就活がうまくいかなのは、あなたがルールを知らなかったからにすぎません。

 多少ルールを知っていたとしても、戦術がなく漠然と行動していたから、弱いあなたは勝てなかったのです。

 早く間違った努力に気づいて、勝負する土俵を変えなければなりません。

 「暗黙のルールにいち早く気づいて、行動そのものを変える」

 これは、就活にかぎらず、社会人になってからも必要になってくるスキルです。

 

 では、就活における戦術とは何か——?

 私は、「面接でウソをつく」ことだと考えています。 

 就活というのは、もちろんエントリーシートや筆記試験、インターンシップなど、さまざまな要素から成り立っているものですが、そのなかでもダントツの比重を占めるのが「面接」です。

 ここをどう突破するか、で勝負がほぼ決まります。

 であれば、弱者であるあなたは、限りある時間と労力を面接をクリアすることだけに注力すべきなのです。

 弱者にムダなことをしている時間はありません。

 何カ月も自己分析で悩んでいる余裕などないのです。

 さっさとウソをついて、面接をクリアしなければなりません。

 

 「えっ!? ウソをついてもいいの?」

 

 みなさんはそう思われるでしょう。

 「俺、今日の面接でちょっとウソをついちゃったよ」とか、「面接でウソをついたらバレるのかな」などと友達同士で話すことはあっても、就職セミナーの講師や大学の就職課、就活本の著者たちが積極的に「面接でウソをつけ!」などと言うことはありえないので、びっくりされたかもしれません。

 でも事実、弱者は面接でウソをつくしか手がないです

 私はみずからの経験から、そう強く思っています。

  

 私は7年間、ずっとダメ営業マンだった

 ここで少し私の自己紹介をさせてください。

 私も、あなたと同じように「弱者」でした。

 大学卒業後、とある住宅メーカーに入社した私は、7年もの間、クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごしました。

 もともと極度の人見知りで、さらに口ベタ・あがり症だった私は、営業マンにはまったく向いていなかったのです。

 日々のストレスは無く、ついには「対人恐怖症」「訪問恐怖症」にまでりました。

 もうダメだというところまで追いつめられた私は、もうどうなってもいいとなかば破れかぶれで、根本から営業のやり方を変えてみました。

 何をしたか?

 お客様と話をするのが怖かったので、そもそも「お客様のところに訪問すること自体をやめた」のです。かわりに、手紙(営業レター)を送ることに注力するようにしました。

 これなら、人と会わずに済むので、ストレスはかなり軽減します。

 

 するとどうでしょう。

 なんと私は、一気にトップ営業マンの座にり出たのです。

 その後、4年連続でナンバーワンの営業成績を残すことができました。

 

 これには私自身がいちばん驚きました。

 営業マンはお客様に会って営業トークをすることが常識なのに、それをやめた途端、うまくいきだしたのです。

 たまたまうまくいったのならまだわかるのですが、4年連続でうまくいったということは、もともとの「常識」「やり方」が間違っていた、ということに他なりません。

 いや、けっして間違ってはいないのですが、営業マンに向いていない弱者である私にとっては、ベストな方法ではなかったのです。

 

 ・トップ営業マン(強者)とダメ営業マン(弱者)の差は、ほんのわずかでしかない

 ・ルールに気づいて、いち早く戦術を変えた者が勝つ

 

 これが、トップ営業マンとダメ営業マンの両方を経験した私が導き出した、ひとつの結論です。そして、営業活動ではなく就職活動においても、この結論は100%当てはまると思っています。

 ありのままの自分で勝負して、それで見事に「内定」という結果を残せるのであれば、それは本当に素晴らしいことでしょう。おそらくそういう人は、この本を手に取ることもないし、そのまま社会人になってもきっと優秀な成績を残すはずです。

 でも、過去のダメ営業マンだった私や、この本を読むようなダメ大学生(失礼!)のあなたは、「ありのままの自分」で勝負していては、いつまで経ってもダメなままです。内定なんて、取れるはずがありません。

 運良く内定をもらって社会人になれたとしても、過去の私のようにダメ会社員になって、えんえんと悩むことになるでしょう。

 

 本当に追いつめられて苦しくなる前に、戦術を変えなければならない——そう、覚悟を決めて、ウソをつくことからはじめなければならないのです。

 そうすることで、すべてがうまく回転しはじめます。

 

 就活がうまくいかないあなたへ。

 営業がうまくいかないあなたへ。

 仕事がうまくいかないあなたへ。

 そして、人間関係がうまくいかないあなたへ。

 

 この本で、バレない上手な「ウソのつき方」を覚えて、私と一緒に明日からの人生を変えていきましょう!

星海社新書 初代編集長

柿内芳文

さおだけの1発屋じゃ終われない

柿内芳文

ツイッターを見る

星海社新書OB。
新卒で光文社に入社し、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『99.9%は仮説』『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『非属の才能』(すべて光文社新書)など、自分と同世代以下に向けて、メッセージ性が強く、かつ読みやすさにとことんこだわった本を作り続ける。2010年春に杉原幹之助・太田克史の両氏と出会い、「星海社で共に戦おう」と誘われ、3カ月悩んだ末に移籍を決断。星海社でも「新書」をベースキャンプとしながら、出版界の「高み」への登攀を目指す。新書編集歴9年の新書バカ。新書こそがノンフィクションの完成形であると信じて疑わない。尊敬する編集者は、戦後最大の出版プロデューサー・神吉晴夫。好きな言葉は、「俺は有名人と称する男のおこぼれは頂かぬ、むしろ無名の人を有名に仕あげて見せる」(神吉晴夫『カッパ大将』より)。

エディターズダイアリー

投稿者