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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 「なくしたiPadが知らないやつの家にあるので突撃する」と言う友人に、同行してきました

エディターズダイアリー

「なくしたiPadが知らないやつの家にあるので突撃する」と言う友人に、同行してきました

今井雄紀
2015年02月18日 更新


ある日の深夜、友人から、

「iPadをパクられた。
GPSで現在地がわかったので突撃しようと思うのだけど、
ひとりだと怖いので付いてきて欲しい」

と連絡が入りました。

「ネタ」のにおいを感じたぼくは、
やりかけの仕事を中断して同行することを決意。
駅で合流してから目的地に着くまでの間、
友人は「犯人はきっといい暮らしはしてないだろうから、
いいビールでも持っていって、生い立ちを聞いてやって、
仲良くなって帰りたい」と語りました。

目的地付近に到着し、プレモルを買い込み、
いざGPSの指し示す2F建てのアパートへ!
東京の住宅地の想像以上の静けさにびびる僕ら。
意を決してiPhoneからiPadを鳴らすことができる機能、
「Find iPhone」をオンにするも、
アラート音は一向に聞こえず……。

「絶対にこのへんのはずなんだ!」
誤差を考慮し、少しずつ場所をずらしながら捜索を続ける僕ら。
小雨がぱらつくなか、互いに励ましあいながら、
時に背後を警戒しながら、
20分以上にわたって、アラート音に聞き耳を立てました。

そして……。

「こっちだ! ここから聞こえる!」
ようやく聞き当てたそこは、
小さな小さなタクシー会社でした。
嫌な予感しかしません。

出てきたおじさんは「いらっしゃい! 忘れ物の件かな?」と、
深夜にも関わらず満面の笑顔で対応。
丁寧に緩衝材に包まれたiPadを差し出してくれています。
「あ、ありがとうございます…… 
これ、よかったら皆さんで飲んでください……」
とビールを差し出す友人。

さっき、「いい暮らしはしてないだろうから」と
言いながら買ったビールです。
「ネコババするようなやつにはこれがお似合いだ!」
と言いながら買った猫缶も、一緒に渡しています。
「お! こりゃうちのネコが喜ぶぞ!」と
屈託のない笑顔で対応するおじさん。
ドンドンと下がるぼくらのテンション……。
iPadは、友人がタクシーに忘れただけだったのです……。

帰り道。

まだ見ぬ犯人(本当は恩人)を
「どうせすさんだ暮らしをしている」と蔑んでいた男は、
「いやでも、見つかってよかったわ」と、
悪びれる様子もなくつぶやいていました。
「そうだね。(ダメだこいつクズだ……)」と、ぼく。

 ・GPSは、平気で20Mぐらいズレる
 ・Find iPhoneのアラート音は意外と小さい(元々室内用)
 ・何かをなくしたとき、疑うべきはまず自分

大事なことがいくつも学べた、2月の冬の夜でした。

アシスタントエディター

今井雄紀

みんな友達リア充エディター!

今井雄紀

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86年生まれ(早生まれ)。滋賀生まれ滋賀育ち。大学では、京都でロックのイベントをしつつ、マネジメントについてまじめに勉強。就職を機に上京し、新卒でリクルートメディアコミュニケーションズに入社。営業→ディレクターを経験した。「Webと紙の書籍、イベントを組み合わせた新しい出版事業をつくる」という志に共感し、2012年5月、星海社に合流。主な担当企画に『アニメを仕事に!』、『声優魂』、『キャバ嬢の社会学』、『夢、死ね!』、『内定童貞』、『百合のリアル』、『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?』、『サマる技術』など。都内は自転車で移動。好きなチェーン店はコメダとねぎし。尊敬する人物は、小谷正一。

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