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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > 原点回帰の編集者 「ジセダイ」リニューアルに寄せて

エディターズダイアリー

原点回帰の編集者 「ジセダイ」リニューアルに寄せて

竹村俊介
2012年02月15日 更新

編集者の本来の仕事に

「才能を発掘してきちんと世に届くように調整すること」がある。


しかし出版点数の増加や過去の売行データ偏重などの事情で

それができる編集者が減ってきたのが現状だ。

 

月に何冊も抱えていたりすると才能を見つけにいく時間がなかなかとれない。

また月のノルマが決まっている会社では新人に書いていただいても

その原稿が良くなかった場合、その月は出せないことになりリスクが高い。

 

仮に新たな才能を世に出したいと思っても企画会議を通らないこともあるだろう。

経営者もこの不況下での失敗はなるべく避けたいもの。

だから「過去に売上実績のある著者で」「外さないテーマで」行きたいと思ってしまう。


出版社が才能発掘や育成をやらないので(やれないので?)

出版プロデュース業やエージェントがその役目を担い始めている。


ただ僕は以前から「本来の編集者の仕事」をしなければと思っていた。

 

 

さて、星海社の運営するサイトは「最前線」と「ジセダイ」だ。

「最前線」は主にフィクション、「ジセダイ」はノンフィクションを扱う。

 

昨日、「ジセダイ」が新企画を増やしてリニューアルした。

 

今後はこのサイトを

ノンフィクションのエンターテインメントサイトであると同時に

次世代の才能を発掘し育てる場としても機能させたいと思っている。


具体的にはこんな企画だ。

まず「ミリオンセラー新人賞」

これはリニューアル前からやっているものだ。

要するに新人賞である。

何の出版実績もなくても、社会経験がなくても、

文章がうまくなくても(うまいにこしたことはないが)、

39歳以下であれば誰でも応募が可能だ。(コンサル料などもいらない)

そしてすべての作品に星海社の編集者が目を通して審査する。

 

それに加えてリニューアル後は

ジセダイエディターズ新人賞」もスタートした。

ミリオンセラー新人賞が「自薦」であるとしたら

ジセダイエディターズ新人賞は「他薦」である。

「こんな面白い人がいるからぜひ世に知らしめたい!」

「うちの大学の先生が言ってることは素晴らしいのでぜひ本にしたい!」

そんな思いさえあれば、今日からあなたが編集者だ。

ぜひジセダイエディターズ新人賞に応募して欲しい。

 

新しい読み物企画として

「ザ・ジセダイ教官」が始まった。

あらゆる分野の若手大学教官(僕らはジセダイ教官と呼ぶ!)に

教えを請う連続インタビュー企画だ。

「知の最前線」が見える読み物である。


「U25」

25歳以下の若い才能にフォーカスしたインタビュー企画だ。

新しい時代の新しい価値観を創る20代、30代の「新しい才能」を紹介する。

ジャンルを問わず、幅広い分野の次代を担う“原石”がここに集う。

 

 

これらの企画を通じて

サイトを訪れた人に「次世代」を感じてもらいたい。

「こんなやつらがいるなら日本は楽しそうだ!」「未来は明るいぜ!」と思ってもらいたい。

 

パッと見は「ただのWebマガジンじゃないか」と思うかもしれない。

確かにそうだ。

ただ、ここには意志がある。

PVを稼ぐということ以上に「次世代を創り出したい」という意志である。

 

これからの日本を担う人がここから飛び立っていけばと思うし

そうなるように僕ら編集者も本来の仕事に戻らねばと思うのだ。

エディターズダイアリー

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