星海社新書は、知的好奇心を満たすだけでなく、次世代を担う若い世代が、自らの力で未来を切り開いていくための「武器」としても使える知のかたちを、シリーズとして本にまとめていきます。
この国の問題について考えるためのヒント集
増税、原発、TPP……。この国には問題が山積みだ。評論家や専門家が多くの議論を重ねているが、なかなか答えは見えてこない。本書では産官学の立場を経験した哲学者が「日本の論点」をスッキリと整理。そもそもどこが争点なのか、古今東西の思想や哲学を参照しつつ、問題の本質に迫る。賛成派・反対派の考え方も踏まえた上で、ヘーゲルの弁証法を使って第三の道を探っていく。もはやこの国は待ったなしだ。ふだん国の問題について考えたことのない人ほど読む価値がある。「自分のこと」だけ考えていては幸せになれない時代だからだ。この国の問題をどこから考えればいいのか? どのように考えれば答えが見えるのか? この国の問題について考えるためのヒント集をあなたに。
「あたりまえ」だけで成功できる!
成功する人は僕らとどこが違うのだろうか? 頭がいいのだろうか? 特別なスキルやノウハウを身につけているのだろうか? そうではない。成功する人は「多くの人が見落としがちなあたりまえのこと」を誰よりもきちんとやっ ているだけなのだ。きっと君はバカにするだろう。「あいさつをしましょう」「ありがとうと言いましょう」「時間を守りましょう」。ところが不思議なこと に、大人になるとほとんどの人はそれができていないのだ。英語の勉強の前に、きちんとあいさつをしよう。ロジカルシンキングを学ぶ前に、口約束を守ろう。 世界平和を熱く語る前に、今隣にいる人を笑わせよう。断言してもいい。あたりまえのことを、あたりまえにできるようになるだけで君は突出できるのだ。
自分の未来を具体的に考えていくための「思考の教科書」
私はシナリオプランニングを用いて、企業が「未来」を読み解くことを支援している。シナリオプランニングとは、たった一つの未来ではなく、いま現在想定できる「複数の未来(シナリオ)」について考え、それを元に適切な意思決定を行っていく戦略策定手法のことだ。そしてそれは、若い世代にこそ必要な思考法でもある。なぜなら今ほど未来を考えないことがリスクになる時代はないからだ。変化が激しく先の見えない、自己責任の時代。自分なりに情報を読み解き、決断し、行動する内容によって、将来の姿が大きく違ってくる。本書では、「10年後の自分」をキーワードに、シナリオプランニングの考え方を応用した「自分が望む人生を自分の力で手に入れるための手法」を、若い人向けに解説していく。
交渉は、若者が世の中を動かすための必須スキル
本書は、私がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えて いる「交渉の授業」を一冊に凝縮したものです。いくら自分の力で決断できるようになっても、いくら高い能力や志を持っていても、世の中を動かすためには自 分一人の力ではとても足りません。共に戦う「仲間」を探し出し、連携して、大きな流れを生み出していかなければならない。そこで必要となるのが、相手と自 分、お互いの利害を分析し、調整することで合意を目指す交渉の考え方です。交渉とは、単なるビジネススキルではありません。ときには敵対する相手とも手を 組み、共通の目的のために具体的なアクションを起こしていく――そのための思考法なのです。さあ、「交渉思考」を手に、この閉塞した日本の状況を一緒に変 えていきましょう。
UFO、超能力、オーパーツ、UMA、心霊……オカルトは教養だ!
本書は、オカルト史を形作った“オカ ルト重大事件”について、その成り立ちと背景を歴史研究家の視点から解説したものだ。オカルトは好き者の道楽や雑学だと思われがちだが、歴史家の視点で見 ると全く違った顔を見せる。実はオカルト世界の事件や遺物・文献などは、その時代を反映したものばかりなのだ。例えば1950年代以降に発生したUFO目 撃現象には、冷戦下での米国民の不安が色濃く影を落としている。そう、オカルトとは単純に「信じる・信じない」の不思議な現象ではなく、その時代の社会背 景をも取り込んだ「時代の産物」なのだ。そして、オカルトの世界を覗き見ることで、この世界を「異なる視点」で読み解くことができるようになる。さあ、教 養としてのオカルトの世界へ旅立とう。
病の先にある「孤独な成功者」
「まわりの人への任せ方がわからない」「いい仕事があがってこないから任せたくない」「教える時間がないから自分でやる」――。これが「自分でやった方が早い」という病です。病が悪化すると、待っているのは“孤独な成功者”の姿です。「お金はあるが、つねに忙しくて、まわりに人がいない」「仕事の成功を一緒に喜ぶ仲間がいない」。それは本当に「幸せ」なのでしょうか?
本書ではリーダーシップ研修のプロが、自らの失敗体験を交えながら「本当の任せ方」「人の育て方」を披露します。仕事がデキるつもりでいても、成長がストップし、いつの間にか孤立してしまう恐ろしい病。特に30代以降のビジネスパーソン、必読です。
人の心を操りたいすべての人へ
本書は独裁者に学ぶスピーチ術の本である。ただ、スピーチのみならず、人の心を 動かしたい人にとっては非常に有効な人心掌握術の本でもある。独 裁者は、なぜ「言葉だけ」で世界を動かすことができるのか? 悪名高い独裁者であるヒトラー。そして現代日本で「独裁者」と呼ばれている橋下徹。この二人 の演説を中心に、ストーリーブランディングの第一人者である著者が徹底分析。多くの人を行動に導く秘技をあぶり出す。優れた演説に共通する「人を動かすス トーリーの黄金律」とは何か。「人を動かすための武器」をここに授けよう。
マルクスと金持ち父さんが教えてくれた“目指すべき働き方”
私は、大学時代に経済学の古典『資本論』と、お金 の哲学を扱った世界的ベストセラー 『金持ち父さん貧乏父さん』を深く読み込むことで、その後の人生が大きく変わりました。実はこの2冊は全く同じことを言っています。それは、資本主義経済 の中で私たち“労働者”が必然的に置かれている状況についてであり、そこから考え始めることで、どういう「働き方」を選択すればラットレースに巻き込まれ ず、幸せに暮らしていけるかがよくわかるのです。今の働き方に疑問を持っているのであれば、転職や独立、ワークライフバランスを考えても意味はありませ ん。しんどい働き方は、もっと根本的なところから考え、変えていかないといけないのです。
あの偉人にもそんな頃があったのか!
「玄関番、車引き、なんでもするから使ってほしいのです」(野口英世20 歳)、「一発も撃たずに革命をする気かね」(チェ・ゲバラ23歳)――。本書は偉人が「何歳のときに」「何を語ったのか」をまとめたものだ。ちまたに名言 集や偉人伝は多くあるが、どの本も、綺麗な言葉が並んでいるけれど実感を伴って心に入ってこないものばかりではないだろうか。本書は、年齢にスポットを当 て、どういう背景で放たれた言葉なのかを描くことで、なるべく自分の人生と照らし合わせながら読めるよう工夫した。名言は「人生のどういう場面で」「何歳 のときに」言ったのかが重要なのだ。さて、君の歳であの偉人は何を語っただろうか?
20代のための、上司にかわいがられる技術
「上司が自分のことをわかってくれない」「やりたい仕事がで きない」「まわりがバカばっかでやってられない」とお嘆きのあなた。ひょっとしたらあなたは、根本的に勘違いをしているのかもしれませんよ。会社の上司や 先輩、もとい?じじい?たちのことを非難しても、何も生まれません。事実、ものごとの決定権は彼らが握っているし、仕事で関わる人間は圧倒的に年上が多い はずです。そして、じじいは反省もしなければ、あなたを「理解してくれる」こともありません。であるなら、彼らにどう取り入るか、いや「どうかわいがられ るか」を考えた方が生産的ですよね。じじいの?ツボ?を押しまくって、こっそり自分の思うがままに活用しちゃいましょう!
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