とある原稿に、「センス」についての記述が有り、
しばらく、センスの養い方について考えていました。
センスと言ってもいろいろあるわけですが、
ぼくが気になったのは「消費者としてのセンス」です。
上司に言われる「お前、センスあるな」ではなく、
友だちに言われる「きみ、センスいいねー」のことですね。
センス、どうやって鍛えればいいか?
下記の3つが大事なんじゃないかと思いました。
①一流を知り、体感すること
②いい批評を読むこと・聞くこと
③自分の既知の物事の中に正解があると思わないこと
①で基準を、②で視点を増やして、
そのいずれもが凝り固まり、
錆びないように、③に留意する。
ということなのではないかと。
特に③が大事で、「ベスト of ベストだ!」と
思える作品を見つけてしまったジャンルについては、
そこでセンスの成長が止まってしまいます。
センスのいい人ほど、「○○で1番いいのを教えて!」とお願いすると、
「場合によるねえ……」なんて言われてしまったりしますよね。あれです。
音楽のベストはこれ!
漫画のベストはこれ!
映画のベストはこれ!
と、即答できる人は、
気をつけた方がいい。
(ぼくも、いくつかやばいジャンルがあります)
ちなみに、かなりセンスのいい人生の先輩(男性)に
「センスのいい人ってどんな人ですか?
また、センスってどうやったら鍛えられますか?」
と聞いたら即答で、
「25歳、35歳、45歳いずれの女性も喜ばせられるのがセンスのいい人。
センスを鍛えるのはカンタン。身銭を切ればいいんだよ。
本やCDのジャケ買いをして、たくさん失敗するといいんじゃないかな」
とのことでした。シンプルで本質的!
編集としてのセンスはもちろん、
消費者としてのセンスも、
研ぎ澄ませていきたいものです。
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