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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > いい編集者は「おもしろくないです」が言える

エディターズダイアリー

いい編集者は「おもしろくないです」が言える

今井雄紀
2015年01月14日 更新

 

今日は、けっこうな失意のなか、このブログを書いています。
ついさっき、上司にけっこう盛大な「ボツ」をくらったからです。

大小問わず「企画」をしごとにしている人は、
自分のことを「おもしろい」と思っているはずです。
そんな「おもしろい」のかたまりが企画なわけで、
それを否定されると、自分の全てを否定されたような気分になります。
もちろん、否定されているのは企画で、自分ではないのですけどね。
そんなに簡単に割り切れないもんです。

ぼくの場合、企画をボツにされる時の文句は、
ほぼ決まって「おもしろくない」です。
言われた直後はもちろんむかついてしまうわけなのですが、
しばらく立つと、そう言ってもらえることの大切さに気づいたりもします。

それって当たり前でしょ?
と思われるかもしれません。

でも、
そもそも自分のことを「おもしろい」と思ってるやつが、
熟考の末出したそいつなりの「おもしろい」企画を、
楽しそうに語っているその瞬間に、
「おもしろくない」とはっきり伝える。

これはこれで、けっこうな体力を使うしごとだと思います。
相手に嫌がられるのをわかってて言うわけですからね。
できれば「予算が〜」とか、「ほかとの兼ね合いが〜」とか言って逃げたいところです。
嫌われたくないし、できれば相手にも元気でいて欲しいし。

しかし逃げてしまうと、あとが大変。
おもしろくない企画のまま指摘した部分だけを改善されると、
時に逃げ場がなくなってしまうからです。
結果として、相手にやる気を疑われてしまうことになります。

おもしろくないものを「おもしろくない」ということで、
互いの「おもしろい」のすりあわせができ、
軋轢をうみつつも、信頼関係が築かれていくのだと思います。

編集長と編集者はもちろん、
編集者と作家だってそうでしょう。

だから編集者は、「おもしろくない」がはっきり言えないとだめなのです。
正直、ぼくはこれが、すっごく苦手です。

いつでも誰にでも、「おもしろくない」と言えること。

これこそ、今年の目標にすべきことかもしれないと思い始めました。
「ごはんを10回噛むこと」とかにしてる場合じゃないな。

*こうして書いているうちに、「おもしろくない」と言った上司への怒りがおさまってきました。
これもまた、ブログの効能

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今井雄紀

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今井雄紀

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86年生まれ(早生まれ)。滋賀生まれ滋賀育ち。大学では、京都でロックのイベントをしつつ、マネジメントについてまじめに勉強。就職を機に上京し、新卒でリクルートメディアコミュニケーションズに入社。営業→ディレクターを経験した。「Webと紙の書籍、イベントを組み合わせた新しい出版事業をつくる」という志に共感し、2012年5月、星海社に合流。主な担当企画に『アニメを仕事に!』、『声優魂』、『キャバ嬢の社会学』、『夢、死ね!』、『内定童貞』、『百合のリアル』、『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?』、『サマる技術』など。都内は自転車で移動。好きなチェーン店はコメダとねぎし。尊敬する人物は、小谷正一。

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