先週はブログの更新時間がけっこう乱れてしまいました。
ブログの乱れは心の乱れ。
また今週から、自らを律していければと思います。
最近とある大学生の就活の相談にのっています。
仮にAくんとしましょう。
Aくんは基本ダメなんだけど律儀で、
いろいろアドバイスすると、
「このご恩は必ず返します! 高い給料もらって、
初任給でおいしいものごちそうします!」
みたいなことを言ってくれるいいやつです。
「期待して待ってるよ」と言うのですが、
本当はそんなもの要らないんですよね。
ぼくもたくさんの先輩にお世話になって、
今ここにいるわけなんですが、
恩返しって実質不可能なのではないかとよく思います。
お世話になった人、なってる人が、
身体的あるいは社会的に殺されそうになるような、
むちゃくちゃなピンチになった場合は別かもしれませんが、
「何か美味しいものをごちそうする」とかで
返せるような恩て、そうないですよね。
それは「お礼」であって、「恩返し」ではない。
お礼はお礼で、大事なことですけどね。
じゃあどうすればいいかって言うと、「恩送り」じゃないかと。
先達から受けた恩を、後続に流していく。
先輩におごってもらったら後輩におごって、
先輩に教わったら後輩に教えて、
先輩に助けられたら後輩を助ける。
享受したメリットを、どんどんと後ろに引き継いでいくのです。
返信じゃなくて転送です。ペイフォワードです。
そうやっていくのが最高の恩返しだよねと、
先日かもめブックスの柳下さんと盛り上がりました。
だからAくんには、一年後にぜひ、
極めて偉そうに、後輩の就活相談に乗っていて欲しいなと思います。
今のぼくのようにね。
(もちろん、「お礼」も期待している)
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