VR技術によって人類は進化を遂げる
現在の日本では超高齢化が進み、生産年齢人口が減ることが大きな社会問題となっています。この本の目的は、高度なシミュレーション技術であるバーチャルリアリティ(VR)を活用することで、誰もが100歳まで社会で活躍できるような未来の姿を描くことです。黎明期からVRを研究してきた先駆者が、その本質を解き明かします。空間を超え、感覚を超え、時間を超え、現実の制約条件を飛び越えるVR技術でサポートすることで、老いを超えるスピードで自分自身を進化させることが可能になります。本書は、今後ますます発展を遂げるVR技術を使いこなし、未来を変えるためのガイドブックです。
廣瀬通孝
工学博士。1954年神奈川県生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科教授。VR第一世代。専門は機械情報学、ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ。1996年、日本バーチャルリアリティ学会の設立に貢献し、会長を務めたのち同学会特別顧問。東京テクノ・フォーラム21ゴールド・メダル賞、電気通信普及財団賞などを受賞。著書に、『技術はどこまで人間に近づくか』(PHP研究所)、『バーチャル・リアリティ』(産業図書)、『バーチャルリアリティ』(オーム社)、『電脳都市の誕生』(PHP研究所)などがある。鉄道模型とマンガをこよなく愛する。Twitterのbot @_anohitoの実体。
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