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星海社新書

星海社新書は、知的好奇心を満たすだけでなく、次世代を担う若い世代が、自らの力で未来を切り開いていくための「武器」としても使える知のかたちを、シリーズとして本にまとめていきます。

2026年02月16日 更新
「Jピアニスト 今飛び立つ! 新世紀の若手演奏家30人」本間ひろむ

なぜ日本の若きピアニストたちは世界を熱狂させるのか

2021年のショパンコンクールを経て、日本のピアノ界はかつてない「黄金時代」を迎えている。本書は、牛田智大、藤田真央、角野隼斗(かてぃん)、亀井聖矢といった、今や世界を席巻する30人の若き才能が歩んできた軌跡、幼少期からのたゆまぬ研鑽、理屈を超えて聴衆を魅了するピアニズムを気鋭の筆致で描き出す。著者はまた、超絶技巧を支える「ピアノ脳」の進化や、師弟・親子間に宿る「量子もつれ」のような深い共鳴を紐解き、彼らが人々を熱狂させる理由を解き明かしていく。伝統を重んじながらも、SNSやジャンルを超えた活動により、既存の枠組みを壊しクラシックを新たな体験へと引き上げる変革の最前線を追う。

目次より

Warsaw Tribe ワルシャワの祭典
牛田智大、桑原志織、進藤実優、中川優芽花、山﨑亮汰

Slavic Dances ドレンスキーの弟子、パレチニ・チルドレン
反田恭平、清塚信也、松田華音、上原彩子、鈴木愛美

German Goulash 独墺でじっくり熟成
河村尚子、金子三勇士、アリス゠紗良・オット、小菅優、亀井聖矢、久末航、石井琢磨、髙木竜馬

Dover Swimming ドーバー海峡を渡ってみる〜パリとロンドン
酒井茜、阪田知樹、務川慧悟、萩原麻未、福間洸太郎、広瀬悦子

Atlantic Crossing アメリカンドリーム〜フォートワースの熱狂
北村朋幹、小林愛実、吉見友貴

New York Strut カーネギーホールでピアノを弾く
辻井伸行、藤田真央、角野隼斗 (目次より)

付録 サブスクで聴く!QRリンク付きアルバムガイド

「「関ケ原」の勝敗はなぜ「文禄・慶長の役」で決まったのか」康 熙奉(カン・ヒボン)

文禄・慶長の役で石田三成を憎んだ大名たちはどう動いたのか

関ケ原合戦は、単なる権力争いではなく、豊臣家臣団を二分した深刻な内紛の終着点であった。その亀裂は、泥沼化した「文禄・慶長の役」ですでに決定的なものとなっていた。外征で過酷な動員を強いられた西国大名の多大な犠牲に対し、恩賞は皆無。不満の矛先は石田三成ら奉行衆へ向かった。三成らの冷徹な報告は、最前線で戦った加藤清正ら武断派の武功を否定するものと映り、両者には修復不能な憎悪が芽生えた。関ケ原合戦は外征から続く豊臣内部の復讐戦という側面を持つ。この外征がいかに大名を離反させ、徳川家康による政権奪取の布石となったか。本書は、そのプロセスを史実に基づき詳細に浮き彫りにする。

目次より

◎二大決戦の間に何が起こったのか!?

序 章 文禄の役は奇襲作戦から始まった
第1章 豊臣軍の怒濤の進撃はどこまで続いたのか
第2章 偽りの和平交渉は果たして成立したのか
第3章 再戦となった慶長の役は何をもたらしたのか
第4章 豊臣家臣団の分裂は何を引き起こしたか
第5章 復讐を果たす「天下分け目の決戦」
読む年表〔1590〜1600〕文禄・慶長の役から関ケ原合戦までの全体がつかめる
戦国期の主な大名 文禄・慶長の役の動向と関ケ原合戦時の兵力

「論争 本能寺の変 日本史上の最大ミステリはどこまで明らかになったか?」渡邊大門(わたなべ・だいもん)

なぜ明智光秀は織田信長を討ったのか?

戦国最大のミステリ「本能寺の変」と明智光秀をめぐる論争は、この20〜30年の最新研究により大きく進展した。怨恨・野望説から、朝廷・幕府関与説、信長の政権構想や四国政策まで、新説が続々と登場し多岐にわたる。しかし、巷の新説には、厳密な史料批判を欠き、根拠の曖昧さ、史料の誤読、論理の飛躍も少なくない。本書では、気鋭の歴史学者が、長年の研究を踏まえ、また実証史学の方法により諸説を徹底検証する。光秀の行動、秀吉の「中国大返し」、信長の真意など、いまだ定説が確立されていない長年の謎にどこまで迫れるか。従来の定説や目新しさだけの新説を詳細に論証し、430年続く論争に新たな局面を提示する。

目次より
序 章 本能寺の変の経過第一章 光秀の出自をめぐる謎―土岐明智氏末裔説の検証第二章 光秀の素顔を追って―近江出自説と医者説の検証第三章 信長は神になろうとしたのか?―自己神格化説の検証第四章 『愛宕百韻』の謎―光秀が残した「暗号」の検証第五章 秀吉は本能寺の変を事前に知っていたのか?―黒幕説の検証第六章 「中国大返し」はどう実現したのか?―御座所システムの検証第七章 「中国大返し」を支えた情報網―秀吉の伝達ルートの検証第八章 足利義昭は黒幕だったのか―光秀との関係の検証第九章 光秀排除の裏に「秀吉の影」あり?―信長の政権構想の検証第十章 信長の真意とは?―「家康討伐計画」の検証第十一章 本能寺の変の異説を伝えた史料―『乙夜之書物』の検証〔コラム〕偶然か、必然か―「本能寺の変」決行日の検証〔付 録〕本能寺の変をめぐる諸説の検証

2026年01月14日 更新
「日本人はいかにして毒と薬を食べてきたのか?」船山信次(ふなやま・しんじ)

毒と薬に違いは無い。

普段食べている塩は生きる上で必要な食材ですが、過去には食べ過ぎによる死亡事故が報告されています。ビタミンが豊富で体にいい果物でも、食べ方によっては有害な作用を及ぼすものもあります。このように、飲食物が毒であるか薬であるかはその結果のみで考えられます。薬学博士で日本薬史学会会長の著者は、薬学の視点から口にした物の効果、さらには過去にも遡り日本での薬の歴史から食に関わる事故について経験談を交えながら紹介します。食の安全から毒に関心のある人までこの一冊に。

「トム・クルーズの真髄 40年間トップに立ち続ける理由」メラニー

トム・クルーズを超えるものは、トム・クルーズしかいない

数々の一流監督を魅了して止まない俳優としての格、命懸けのスタントに宿る身体表現の極致、天才的なセルフプロデュース力、「ミッション:インポッシブル」を世界規模のフランチャイズに育て上げたプロデューサーとしての手腕、そして誰よりも強い映画への愛──世界を惹きつけて止まない唯一無二の映画人、トム・クルーズ。本書は、トム・クルーズの「俳優としての卓越性」「ビジネスマンとしてのプロフェッショナリズム」「人間性」という3つを軸として、29年間映画業界に従事し、片時も目が離せない対象としてその存在を追い続けてきた著者が、40年間トップの座に君臨し続けるトム・クルーズの真髄に迫ります。

2025年12月26日 更新
「90年代ヴィジュアル系ロック名盤100選」冬将軍(ふゆしょうぐん)

ヴィジュアル系とは音楽ジャンルではない。そもそも音楽を表している言葉ではない。

ダークさ、悲愴感、耽美性、退廃的、厨二病......ヴィジュアル系の匂いを感じさせる歌詞とメロディ、サウンドや楽曲構成は確実に存在するが、明確な定義はない。本書では現在まで続くヴィジュアル系の音楽性やスタイルに影響を与えたアーティストが90年代にリリースしたアルバム100枚を丹念にレビューする。90年代前半、バンドブームの余韻からオケバンやらホコ天バンドやらごっちゃに聴いていた世代、そして90年代後半のヴィジュアル系ブーム直撃世代はもちろんのこと、後追い世代にも捧げたい。

「イマイチはなぜ生まれるのか? 脳が生み出す「通らない企画」」加藤元浩(かとう・もとひろ)

ミステリ漫画の名手が「イマイチ」の謎を解き明かす!

「悪くはないのだけれど」―― クリエイターならば一度は耳にして、誰もがトラウマになる言葉。『Q.E.D.証明終了』シリーズをはじめとするミステリ漫画の数々の傑作を生み出し続ける著者は、「イマイチ」を「1.本人は自覚できない。2.どこかで見たことがある。3.出来は悪くない。」という要素に分解し、脳科学の知見に照らして大胆にその謎を解く。本書は、「イマイチ」を克服すべき課題とするだけでなく、時には味方につけるべき「プロトタイプ」として見つめ直し、作品を決定的に面白くする「好き」を諦めずに、分かりやすさと面白さを兼ね備えた創作をするためのエッセンスである!

2025年12月05日 更新
「この時代に本を売るにはどうすればいいのか」飯田一史

日本人の本の「読む量」は減っていない。「買う量」が減っている。
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』の著者による、本の「売上を伸ばす」ための提言。

「本が売れない」と1990年代後半から言われ始め、四半世紀以上経った。書店の閉店が相次ぐなか、2024年以降、国策による書店振興への取り組みが話題を集めた。だが、それらで語られている現状分析には誤りが含まれている。出版産業の問題は読書(読む)量ではなく購買(買う)量である。本書ではまず、出版業界をめぐる神話、クリシェ(決まり文句)を排して正しい現状を認識する。その上でデジタルコミック、ウェブ小説、欧米の新聞や出版社、書店の先進事例やマーケティングの学術研究から判明した示唆をもとに、出版社と書店に共通する課題――「売上を伸ばす」ために何ができるかを提案していく。

「異国飯100倍お楽しみマニュアル ご近所で世界に出会う本」山谷剛史

異国飯をもっと楽しむ極意、教えます!

世界4位の移民大国となった現代日本で、異国飯----世界各国から日本に移住した外国人が作る彼らの郷土料理は知る人ぞ知るブームとなり、「ガチ中華」といった流行語にもなっています。そんな異国飯を深掘りしてもっと楽しむ方法を、異国飯ブームの火付け役の一人である著者が本書で徹底ガイドします。タイ仏教の寺院に通い詰めて祭りに参加し、トルコ人の集会所を見つけてトルコ麻雀に興じ、フィリピン人の集うレストラン兼ダンスホールで踊る----フィールドワークとAIの二刀流で未知の世界を探索する著者のノウハウをマスターして、料理だけでなくその国の文化までぜひ味わってください。

2025年12月02日 更新
「加速主義 〈増補新版〉ニック・ランドと新反動主義」木澤佐登志

トランプ政権とシリコンバレーに霊感を与える加速主義を解剖する

21世紀のリベラルな価値観に否を突きつけて存在感を示したアンダーグラウンドな思想潮流・新反動主義----その影響圏は哲学からネットカルチャー、テクノロジーまで多岐にわたる。そして現在、新反動主義の系譜に属する加速主義はアメリカの政権中枢やシリコンバレーのテックエリートが信奉する一大ムーブメントとなり、世界を大きく変えつつある。本書はその理論的中枢となった3人の重要人物----ニック・ランド、ピーター・ティール、カーティス・ヤーヴィンの思想を剔抉するとともに、その影響下で大望を抱くイーロン・マスクやJ・D・ヴァンスの言動を繙く。現代思想界に話題を呼んだ『ニック・ランドと新反動主義』、6年の時を経て増補再刊。

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