日本の現代ホラー小説の歴史を100の名作で辿る!
貞子を生み出しホラー界に激震を走らせた鈴木光司『リング』が刊行、日本ホラー小説大賞が創設、角川ホラー文庫が創刊----日本のホラー小説史上の重大事件が続々と発生した1990年代。出版界を覆ったこのホラー小説の高波は、令和のいま巻き起こるホラーブームまで繋がっています。その潮流を辿るため、本書では『リング』が刊行された1991年から2024年までに刊行された日本のホラー小説より、100冊を厳選しご案内。さらにその100冊のみならず、ホラー小説の世界へ深く誘う〈併読のススメ〉も加え、総計200作品以上のホラー小説をご紹介します。怪異と恐怖の文学----ホラー小説の世界に、この本とともに呑み込まれましょう!
怪奇幻想ライター・書評家。1977年、北海道生まれ。ホラー・怪談・怪奇幻想小説の話題を中心に、執筆活動を行っている。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』やお化けの総合誌『怪と幽』に書評や作家へのインタビュー記事を寄稿するほか、朝日新聞のブックサイト「好書好日」で「朝宮運河のホラーワールド渉猟」を連載、ホラー小説の解説を多数担当、X(Twitter)でのランキング企画「#ベストホラー」を実施するなど、多岐に渡り日本のホラー小説シーンを支えている。編者を担当した書籍に、『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』(ちくま文庫)、『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』(角川ホラー文庫)、『てのひら怪談 こっちへおいで』(ポプラキミノベル)などがある。
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