労基「いえいえ、あなたがブラック社員ですよ!!」
評論
いまやブラック企業といえば、ここ数年を彩る名言のひとつである。
過重労働・パワハラ・自殺など労働に関する暗いニュースは常に目にするものだ。
人は言う。
「ブラック企業はいい加減にしろよ」と。
でも、実際ブラックなのは、社員の方(著者)だったりもする。
自称エリート営業マンだったと謳う著者の実体験を元に労働についてのあり方を問う。
序章:ブラック社員不在
1章 ブラック社員
2章 ブラック企業
3章 ブラック革命
エピローグ
序章:ブラック社員不在
「〇〇さん?営業でちゃった?」
そう。ブラック社員とは、非常に利己的且つ空気を読めない人間である。
上司はさらに続ける。
「あいつ電話も出ないけど、どこにいったんだ?」
ここで言う、ブラック社員とは、ブラック企業に勤める人の事を通常指すが、本書は違う。
社員自体がブラックだということである。
おいおい待て待てと言われる方、私がそのブラック社員であるから、人の話だと思って落ち着いて読んでほしい。
たしかに、今ブラック企業が叫ばれない日が無いほど、労働者は疲弊している。
サラリーマンは一部の人を除き、大半は憂鬱な顔をして通勤をしている。
車通勤となると、通勤途中であろう可愛い御嬢さんにクラクションを鳴らされる始末である。
何もかも企業のせいだと過払い請求をしたりもする。
生活を無視した企業は本当に多いと思う。
だが、実際冒頭にあった通り、ブラック企業よりいわゆるブラック社員も問題だったりもする。
ブラック社員であった私の実体験や周りの方々の経験を元に、ブラック企業とブラック社員の関わりについて記載していく。
前田 重さん
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