勝利の大切さはすべて麻雀が教えてくれた
歌舞伎町の雀荘メンバー時代から「無敵のストリートファイター」と怖れられ、プロ入り後も猛烈な勢いで昇段し続ける新進気鋭の雀士・佐々木寿人。他の競技よりも不確定要素が多い麻雀で、なぜ彼はこれだけ「勝ち続けられる」のか? そして守りに入れば勝てる状況においても、なぜあえて「攻め続ける」のか? その根っこには独自の確固たる信念と哲学があった。「即断即決せよ」「どんな状況でも先に攻めよ」「感情を廃して淡々と打て」――。本書は著者が「勝つことの大切さ」「勝つための考え方」について、麻雀を通じて徹底的に論じた初の著書である。麻雀で勝ちたい者のみならず、混迷の時代を生きる現代人へのメッセージでもある。
プロ雀士。1977年宮城県仙台市生まれ。日本プロ麻雀連盟・四段。高校時代に麻雀に初めて接し、その面白さに衝撃を受ける。予期せぬ留年をきっかけに大学を中退。その後、地元の雀荘、新宿歌舞伎町の雀荘メンバーとして働く。東風戦を主戦場として名を馳せ、雑誌「近代麻雀ゴールド」で連載された漫画『真剣』の主人公となる。05年プロデビュー。プロ入り1年目に「第20期新人王戦」第三位、「第10期 チャンピオンズリーグ」優勝。その後、デビューからずっと変わらず超攻撃的なスタイルを武器とし、07年に「第9回モンド21杯」優勝、11年「第11回モンド杯」、12年「第12回モンド杯」と連覇。その他に「第4回・第5回・第10回 天空麻雀」などのタイトルを獲得。驚異的なスピードで昇段し続けている、注目の雀士。
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