下水道から映画を観る! 前代未聞の映画ガイド
下水道は、私たちの生活を支える身近なインフラであるのと同時に、この現代に唯一残された未知の地 下空間でもある。本書は、「映画に登場する下水道」をつまびらかに見ていくものだ。暗く、隠匿され、じめじめとしたその場所に想像はかき立てられ、誰もが 知る名作からB級作品まで、下水道は名脇役として数多くのシーンを彩ってきた。時に怪物が巣食い、時に逃亡者が駆ける。世界各地の下水道の特色が、作品の 雰囲気を高める。逆に、誤解や調査不足から、でたらめな描かれ方をされることもある。下水道という細部に着目することで、映画はまったく新しい姿を浮かび 上がらせるのだ。それでは、探険を始めよう。
忠田友幸
水PR研究家。1954年名古屋市生まれ。金沢大学工学部土木工学科卒業。1977年、名古屋市下水道局に技師として入局、下水道の建設業務に従事 する。2015年、同市上下水道局営業部緑営業所長として定年退職。下水道と映画への思いが高じ、本書のもとにもなった連載「スクリーンに映った下水道」 を2009年より『月刊下水道』誌にて開始する。同連載は、現在に至るまで毎月欠けることなく続く人気コンテンツとなっている。「下水道映画」以外では、 水に関連する映画や旧街道歩きの旅についても調査を実施中。
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