〈名探偵〉の歴史を辿る本格ミステリガイド!
〈名探偵〉ーーそれは本格ミステリというジャンルにおける花形であり、その核心である〈推理〉を象徴する存在です。数多の作家が数多の名探偵を生み出し、数多の名探偵が数多の推理を生み出すーーその連鎖のなかで古今東西を問わず縦横無尽に名探偵の継承と発展が繰り広げられ、本格ミステリの世界は拡張してきました。本書では、その歴史を確かめるべく、オーギュスト・デュパンから始まる海外50名+明智小五郎から始まる国内100名の名探偵をセレクト。総勢150名の名探偵による〈推理法〉と〈事件との関わり〉を検証します。名探偵たちが築き上げた推理の歴史を、この本と共に駆け抜けましょう!
飯城勇三
ミステリ評論家・翻訳家。評論と翻訳の両面から日本の本格ミステリシーンに寄与し、とくにエラリー・クイーン研究の第一人者として知られる。本格ミステリ大賞の評論・研究部門を『エラリー・クイーン論』(論創社)、『本格ミステリ戯作三昧』(南雲堂)、『数学者と哲学者の密室』(南雲堂)で三度受賞。論創社のエラリー・クイーン翻訳シリーズ〈EQ Collection〉の企画・編集・翻訳を務めるほか、訳書にフランシス・M・ネヴィンズ『エラリー・クイーン 推理の芸術』(国書刊行会)、ジョゼフ・グッドリッチ編『エラリー・クイーン 創作の秘密』(国書刊行会)などがある。星海社新書からは『エラリー・クイーン完全ガイド』、『密室ミステリガイド』を刊行。
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