エラリー・クイーン研究の第一人者によるクイーン入門ガイド!
あなたは本格ミステリを読んでいて、エラリー・クイーンという名前を目にしたことはありませんか? 世界最高の本格ミステリ作家と呼んでも過言ではないでしょう──このクイーンから絶大な影響を受け続け、日本の本格ミステリは世界一の発展を遂げてきました。本書では、〈国名シリーズ〉のエラリー・クイーン&〈悲劇四部作〉のドルリー・レーン、クイーンが生み出した二大名探偵の活躍をメインに、その全作品を解説。あらすじ、読みどころ、本格ミステリとしての達成、その影響下にある日本のミステリ作品までご紹介します。クイーンを知ることは、本格ミステリの論理=ロジックの読み方を知ること。本格ミステリをより楽しく読むために、今こそ〝本格ミステリの神〟エラリー・クイーンの歩みを辿りましょう!
飯城勇三
ミステリ評論家・翻訳家。
エラリー・クイーン研究の第一人者として、評論と翻訳の両面から日本の本格ミステリシーンに寄与する。本格ミステリ大賞・評論部門を『エラリー・クイーン論』(論創社)、『本格ミステリ戯作三昧 贋作と評論で描く本格ミステリ十五の魅力』(南雲堂)、『数学者と哲学者の密室 天城一と笠井潔、そして探偵と密室と社会』(南雲堂)で三度受賞。論創社のエラリー・クイーン翻訳シリーズ〈EQ Collection〉の企画・編集・翻訳を務めるほか、訳書にフランシス・M・ネヴィンズ『エラリー・クイーン 推理の芸術』(国書刊行会)、ジョゼフ・グッドリッチ編『エラリー・クイーン 創作の秘密 往復書簡1947-1950年』(国書刊行会)などがある。
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