新世紀を駆け抜けた最強馬たち
ゼロ年代、黄金時代のスターたちが続々とターフを去り、いよいよ日本競馬は国際化の時代を迎える。20世紀最後の年となるミレニアムに「世紀末覇王」テイエムオペラオーが現れ、中・長距離界を席巻。年間8戦全勝、GⅠ・5勝という偉業を成し遂げ、一強体制を完全に確立した。国際表記に沿って馬齢が4歳馬→3歳と変更された翌年、テイエムオペラオーが引退すると競馬界は再び社台グループの1強時代となり、現代に続く土台が築かれていく。アグネスタキオン、クロフネ、キングカメハメハ、ステイゴールドなど、新時代を彩った多士済々なレジェンドホースたちが繰り広げた熱き名勝負26選を収録する。〈シリーズ第三弾!〉
コラム/ハルウララ旋風が巻き起こった
負け続けている馬に白羽の矢が立った!
高知競馬を救ったブームの舞台裏
第1章 世紀末覇王の快進撃 2OOO年
有馬記念 テイエムオペラオー
高松宮記念 キングヘイロー
日本ダービー アグネスフライト など
第2章 伝説となった幻の三冠馬 2OO1年
皐月賞 アグネスタキオン
ジャパンCダート クロフネ
香港ヴァーズ ステイゴールド など
第3章 古馬の頂点に君臨した外国産馬 2OO2年
天皇賞・秋 シンボリクリスエス
日本ダービー タニノギムレット
エリザベス女王杯 ファインモーション など
第4章 史上2頭目となる牝馬三冠馬 2OO3年
秋華賞 スティルインラブ
天皇賞・春 ヒシミラクル
ジャパンC タップダンスシチー など
第5章 最強の大王が降臨した 2OO4年
日本ダービー キングカメハメハ
天皇賞・春 イングランディーレ
マイルCS デュランダル など
小川隆行
小川隆行
おがわたかゆき
競馬ライター・編集者
1966年生まれ。牡55。中山競馬場の近くで生まれ育ち、競馬場から徒歩5分の高校時代に競馬に目覚めて馬券買いを始め、ダイナカールに恋をする。拓殖大学卒業後、競馬雑誌編集者になり数多くの調教師、騎手、厩舎関係者、競馬予想家に取材を重ねてきた。主な著書に『アイドルホース列伝 1970 –2021』(星海社)などがある。
ウマフリ
競馬ニュース・コラムサイト
2016年設立。競馬の楽しさを追求し広めていくことを目標に、主に名馬紹介記事や名勝負回顧記事、競馬関係者インタビューなどを配信している。また、広告や馬券予想、有料記事のない、珍しいタイプの競馬メディアとしても注目されている。競馬ライターの緒方きしんが代表を務める。
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