マルクスと金持ち父さんが教えてくれた“目指すべき働き方”
私は、大学時代に経済学の古典『資本論』と、お金 の哲学を扱った世界的ベストセラー 『金持ち父さん貧乏父さん』を深く読み込むことで、その後の人生が大きく変わりました。実はこの2冊は全く同じことを言っています。それは、資本主義経済 の中で私たち“労働者”が必然的に置かれている状況についてであり、そこから考え始めることで、どういう「働き方」を選択すればラットレースに巻き込まれ ず、幸せに暮らしていけるかがよくわかるのです。今の働き方に疑問を持っているのであれば、転職や独立、ワークライフバランスを考えても意味はありませ ん。しんどい働き方は、もっと根本的なところから考え、変えていかないといけないのです。
作家、出版社経営者。1977年千葉県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て、独立。ビジネス書作 家として活動しつつ、出版社(マトマ出版)を経営している。大学の経済学部在学中に「資本主義経済の構造」と「労働の本質」を学び、その後10年間の会社 員生活で「労働者のリアル」を体感しながら、現代日本で若者が現実的に選択し得る「幸せな働き方」を追求してきた。その知見をまとめたものが本書である。 著書に『新版今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)、『マルクスる? 世界一簡単なマルクス経済学の本』(マトマ出版)、『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』(光文社新書)など。
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必死に働いて高給取りとなった「貧乏父さん」、長い時間をかけて資産を築いた「金持ち父さん」。本書は、資産運用の本ではありません。労働者として目指すべきポジションを明確に示した1冊です。その視点で再読をお勧めします。2人の働き方から、学ぶことはとてつもなく大きいはずです。
『資本論』以上に資本主義経済を鋭く分析した本はありません。僕たちはどんな住んでいる世界でいて、どんなルールに従って働いているのかがわかる大著。「マルクス=共産主義」という先入観で読まず嫌いをしている人、もったいないです。
「経済学の父」と称されるアダムスミスは250年前に「経済と道徳と幸福」を両立させる哲学を語っていました。「経済」と「道徳」、さらに「幸福」は決してトレードオフではありません。バランスを失いがちな現代だからこそ、アダムスミスの思想が必要です。
イチロー選手のトレーナーが記した1冊。イチロー選手が「一流」として認められるのは、成績だけではありません。高い技術や成績を支えていたのは、才能や能力ではなく「思想」だった、ということにこの本を読んで改めて気付かされました。
大前研一氏の名著。変化の激しい時代に、表面的なテクニックをいくら身につけても意味がありません。長く変わらないビジネスの本質を学べば、「賞味期限が長い能力」を身につけることができます。テクニック本を100冊読むより、本書を10回読むべき。
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