フィールドに出て、野生食材をとろう!
「野食」とは「野生食材をとって食べる」ことを意味する。この耳慣れない言葉に接したとき、都市圏で暮らす人であれば「身近にそんな自然はない」と返すかもしれない。また、「初心者には無理なんじゃないの?」と疑問を持つ人もいるだろう。だが、いずれも答えは「ノー」だ。世界有数の大都市である東京を例にとっても、都市河川はもちろん、街路の植え込みでさえ独自の生態系が形成され、簡単に利用できる美味しい野生食材が多数隠れている。そして、あなたがその気になれば、いつでもこの"都市の食物連鎖"の頂点に立つことができるのだ。「野食」に必要なのは、少しの知識と、一歩踏み出す勇気だけ。さあ、本書を片手にフィールドに出よう!
1985年、岡山県生まれ。幼少期、親から買い与えられたキノコ図鑑を読み、「自分で採ってみたい!」との衝動に駆られる。ついで小学五年生の時に釣りにハマり、現在も愛用する出刃包丁を買ってもらったことで、「自分でとった野生食材を料理して食べる」野食の道に入る。2012年に開設したブログ『野食ハンマープライス』(http://www.outdoorfoodgathering.jp/)では、時にウツボに噛まれて七針縫う怪我を負うなどしつつも、魚介類やキノコだけでなく、寄生虫・アニサキスや流氷の天使・クリオネまで数々の野生食材に果敢に挑み、読者の支持を得て月間100万PVの人気ブログとなった。近年は、テレビ番組への情報提供や、雑誌への寄稿も多い。Twitterは@tetsuto_w
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