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HOME > 新人賞 > 新人賞投稿作品 > 若者と政治~若手政治家は何を考えているのか~

新人賞投稿作品

若者と政治~若手政治家は何を考えているのか~

おにぎり
2015年02月16日 投稿

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若手政治家解体新書ここにあり!

カテゴリ

政治

内容紹介

おじさんおばさんが多いイメージの政治の世界。その中で、若手政治家は一体何を考えて取り組んでいるのか?政治好き野郎が紐解く、政治家解体新書ここにあり!

目次案・語りたい項目

はじめに
第1章 政治家ってなに?
第2章 若手政治家インタビューパート1市区町村議会編(予定)
第3章 若手政治家インタビューパート2都道府県議会編(予定)
第4章 若手政治家インタビューパート3首長編(予定)
第5章 若手政治家インタビューパート4国会議員編(予定)
第6章 NPO法人インタビュー NPO法dot.JP(予定)
最終章
おわりに

書き出しの第1章

・政治の祭典
 現代において、4年に1度というと読者の方々はなにを思いつくのだろうか?恐らくは、オリンピックやワールドカップと言う方が圧倒的だと思われる。しかし、政治の世界でも、4年に1度のビックイベントがある。それは、統一地方選挙だ。
 統一地方選は1947(昭和22)年4月、日本国憲法の施行を前に、沖縄などを除く全国の自治体で一斉に選挙を実施したことが始まりとされている。選挙への関心を高めて投票率を上げたり、選挙事務の費用を節減するため、日程を統一して実施されている。(注1)4月の第2日曜日に都道府県と政令指定都市の首長(知事や市区町村長)選・議会選、第4日曜日に政令市を除く市、町村、東京23区の首長選・議会選の投票が行われるのが通例で、2015年は前半戦が4月12日、後半戦が4月26日と決まっている。 しかし、地方自治法には議会の解散請求権と首長の解散請求権が規定されているため、権利が行使されていけば、統一地方選挙時に選挙を行う割合を表す「統一率」は自然と減少していく。 (注2)また、前回2011年は東日本大震災が発生した年でもあり、この年に対象だった自治体で被害が甚大であった自治体は延期となったため、政治山調べによると、今回の統一地方選挙で選挙が行われる統一率は27.6%とされている。 (注3)
・本書のテーマ
 私は、大学1年生の時にとある地方議会議員の下でインターンシップに参加したり、大学2年生の時には、国政選挙の当時新人候補だった方の選挙活動ボランティアに自ら参加しに行ったりと、大なり小なり政治を肌で感じる機会を得てきた。その中で、私は私自身が20代や30代で政治の世界に飛び込むのは相当な戦略や根気、覚悟が必要だと思った次第です。そんな政治に、昨今果敢に飛び込み活動されている若者がメディアに取り上げられている。私の知る限りで恐縮だが、今回の統一地方選挙に立候補し挑戦しようと活動されている20代・30代の若者も少なからずいることを私は知っている。
 しかし、昨今若者の中には、政治に興味を示さなくても、“ヲタク”という言葉に表されるように趣味へ没頭する者もいれば、起業してビジネスを行う者など、政治以外に熱をいれられるものがいくらでもある。
 また、国税庁の民間給与実態統計調査の平成25年分によれば、地方議会議員選挙と市町村の首長選挙の被選挙権を貰いたてになる25歳~29歳の層での平均年収は339万円、県知事選挙の被選挙権を貰いたてになる30歳~34歳の層での平均年収は384万円である。 (注4)
 この他にも、検討しうる要素はあるが、上記から考えても政治に挑戦する若者を色物として捉える傾向にあってもおかしくはないと考えられる。その中で、政治に挑戦しようと考える若者は、なにを考えているのだろうか?そして、若者が政治に参加することにどのような意味があるのだろうか?これを本書では、若手政治家へのインタビューや若者の政治参加を促すNPO法人へのインタビューを通じて、解き明かしていきたいと思う。
・政治と若者
 政治と若者を巡る議論は、年金や労働法制といった政策的側面から語られるケースとその時その時の時流を捉えた社会論的側面から語られるケースに2分化されると考えられる。日本では、政策的側面より社会論的側面から語られる傾向にあると筆者は考える。中でも、記憶に新しいのが東京都議会での野次問題だと兵庫県議会での政務活動費の不正な利用の問題だろう。
 2014年6月の東京都議会において、男性の不妊治療の関する質問をしていた女性都議に対して、「自分が早く結婚したらいいじゃないか」や「産めないのか」といった複数の野次が議場で飛び、これが女性蔑視の野次ではないかと問題になり、野次を発したとされる男性議員がマスコミの前で謝罪をし、その他の野次がうやむやのまま幕引きとなった。 (注5)
 一方、昨年7月兵庫県議会の男性議員(当時)が、昨年度の「政務活動費」から約300万円の交通費を支出していたことがわかった。支出報告書には、義務づけられている領収証の添付がなかった。 (注6)
 上記の事柄について、政治家としてよろしくない行動であることには間違いなく、関連する事柄を含めて政策的議論を深めるべきところだと思うところだが、筆者は社会論的側面が色濃く出た事例という印象を持つ。
 都議会の例では、その後言われた女性都議は時の人となり、メディアへ多く出るようになった。当該事例に関わるところだけでないところにもでているため、本来女性の差別改善のための政策論議に繋がっていくところがそうでない印象に受け取った。一方、兵庫県議会の例では、その後県議会内で同様のケースが発覚し、議会で政務活動費の使い方を規定した条例が改正されるという流れになっていったが、当該県議の記者会見時の泣き顔が目立ってしまい、政策的議論に繋がっていると言うには弱いという印象に受け取った。本来、議会の場では各々の地域に住まう人々の生活向上のために議論しあう場所であるにも関わらず、そこから発せられる事が、政策的側面ではなく社会論的側面から語られてしまう現実と、それが若者へのウケが良いと思われてしまっている現状を、筆者は嘆かわしく思う次第である。
・政治と若者の距離感
 実際、政治と若者はどれだけの距離感があるのだろうか?内閣府が発表した、我が国と諸外国の若者の意識に関する調査の平成25年度版によると、あなたは,今の自国の政治にどのくらい関心がありますか?という問いに対し、関心があると答えた割合は50.1%であった。これは、本調査が対象としている7カ国中下から2番目という結果である。また、将来の国や地域の担い手として積極的に政策決定に参加したいという問いに対して、そう思うと答えた割合は35.4%で7カ国中最下位の結果である。(注7) この調査からも読み取れるように、日本において若者と政治の距離感は決して近いとは言い難い。その中で、意欲と覚悟を持って挑戦しようと思う若者を同じ若者として、私は尊敬の眼差しで見ている。だからこそ、政治に挑戦しようとする若者がどのような思いを持って取り組んでいるのかを知り、若者が政治に参加することで何が変わるのか?それを考察する機会が必要ではないかと私は考えている。
・本書の構成
 本書の構成は次の通りである。第1章は、そもそも政治家って職業はなに?政治家になるにはどうしたらいいの?というところを、私がインターンシップやボランティアの経験を通じて感じたことや書物を通じて述べていき、第2章以降に向けたウォーミングアップにしていく。第2章から第5章にかけて、実際の若手地方政治家にインタビューした内容を記載する。6章では、若者の政治参加を促す活動を行っているNPO法人の代表にインタビューを行い、その内容を記載する。そして、最終章では2章から6章を踏まえた上での私なりの考察を述べていく。
 挑戦しようとする若者がなにを考えているかを知ることは、よりよい未来にしていく一歩になると私は思います。


1)政治山HP 「ふぞろいの統一地方選、統一率は27%」http://seijiyama.jp/article/news/nws20150123-001.html
2)渋谷・赤坂著 『憲法2 統治{第5版}』有斐閣 2013年3月 209頁~210頁
3)前掲1
4) 国税庁 平成25年分「民間給与実態統計調査」
5)Wikipedia HP http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%82%84%E3%81%98%E5%95%8F%E9%A1%8C
6)朝日新聞デジタル 2014年7月2日付 「兵庫県議、日帰り出張が年195回 300万円支出」 http://www.asahi.com/articles/ASG716F24G71PIHB02S.html
7)内閣府 平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf/b2_2.pdf

応募者紹介

おにぎりさん

1993年岩手県生まれ
岩手県内の高校を卒業後、流通経済大学法学部自治行政学科へ進学。
中高生時から持っていた政治への関心をインターンシップや選挙ボランティアへの参加へと昇華する。その後も、政治に限らず多彩な分野に興味を示す

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