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HOME > 新人賞 > 新人賞投稿作品 > 正しい英語の勉強の仕方と、タブレット端末と高速通信網が変革する教育のしくみ

新人賞投稿作品

正しい英語の勉強の仕方と、タブレット端末と高速通信網が変革する教育のしくみ

借金取りが怖いので匿名希望(切実)
2013年12月31日 投稿

コピー

・学習塾の倒産が増える
・先生の仕事がなくなる
・学校の授業が成り立たなくなる

筆者からの警告です。タブレット端末と高速通信網を利用した学習が進化・普及すれば、これらは数年の内に現実のものとなります。

カテゴリ

哲学・思想

内容紹介

 定期テスト、高校受験、大学受験、TOEICの全てで通用する、効率のよい英語の勉強の仕方を示します。このような勉強の仕方は、知っていれば有利です。確実に英語力が向上します。しかし、これがこの原稿の目的ではありません。



 これが本になっても、読む人はそれほど多くないでしょう。ここで提示した方法が、生徒やその親、先生の間で既知のものとして共有されるまでに長い時間がかかります。まずは、少なくとも英語の先生自身が英語を道具として使いこなせる水準に達することが必要ですが、それは10年や20年では実現は困難です。



 しかし、タブレット端末と高速通信網を使えば、効率のよい勉強の仕方と仕組みを、先生や学校、塾といった既存の垣根を越えて生徒が共有することができます。英語だけでなく、国語や数学といった全ての教科でそれは可能です。



 これは、既存の教育のしくみを根本から変えてしまいます。なぜ教育のしくみを変えてしまうのか、どう変えてしまうか、来るべき大きな変革に備えて、今から何を考えてどう行動すべきであるかを提案します。

目次案・語りたい項目

英語の勉強の仕方を提示します。それを元にして、教育のしくみがなぜ変わるのか、どう変わるのかを議論します。

なぜ、どうしてそうなるのか。その問いかけを元にどう行動すべきなのか。それは哲学そのものです。哲学がなければ現実の問題を発見、解決できないことを示したいと思います。


目次案

要旨
センター試験で高得点を取るために英単語はいくつ必要か
センター試験の英単語のレベル
英語の勉強の仕方の問題点
どうやって勉強するか
「追い読み」をしよう
どの教材を選ぶか
教材をどうやって使うか
センター試験の英文法
本当に中学レベルの文法力が身に付いているか
全体像を把握しよう
勉強の仕方が悪いとどうなるか
英語教材の歴史
正しい勉強の仕方
発音を身に付ける
「追い読み」とその他の練習法
サイエンスとアート、定性と定量
フレームワーク思考
英語学習における技術革新
やがて起こる変化
哲学の再生と創造

書き出しの第1章

正しい英語の勉強の仕方と、タブレット端末と高速通信網が変革する教育のしくみ

第一章 要旨

・はじめに
 この原稿では、最終的にいくつかのテーマを扱います。それらのテーマは並列に扱うことができません。螺旋のように、思いもかけないところで思いもかけないつながりを持っています。そのため、始めに全体像を提示しなければなりません。
 前半では、英語の勉強の仕方を例に取ります。後半では、教育制度の未来を示します。未来というのは、こうなるだろうという予想ではなくて確実にそうなる、という意味です。
 こういったものの見方は、経営の世界でビジョンを呼ばれるものに近い、というかビジョンそのものと言ってよいでしょう。
 先に進むにつれて色々な話題に触れますが、最初の方は難しい話はしません。どうやって英語を勉強すればいいのか、という具体的で分かりやすいテーマを扱います。
 勉強には目標が必要です。それを、TOEICで800以上、東大の英語で8割、センター試験の英語で9割以上とします。
 これらの数字は、どの試験でも高得点と呼ばれるにふさわしい点数です。大多数の人には目標が高すぎると感じるでしょうが、始めからこれくらいの数字を目標にしなければ、仕事でも趣味でも英語を使って何かをすることは困難です。あとで詳しく説明しますが、東大の英語でこれらはそれほど高い目標ではありません。
  到達点は高いですが、心配することはありません。英語が苦手だったり、どうやって勉強すればいいか迷っている高校生だけでなく、意欲のある中学生が読んでも理解してもらえるような内容を心がけています。
 もちろん、高校や中学校の定期テストや単語テストの勉強にも役立ちます。小学生の子どもを持つ親であれば、どうやって英語を勉強すればいいかという指針の一つになるでしょう。
 東大の英語を例に取りましたが、東大だけで点数が取れるようになるわけではありません。慶應や早稲田、それ以外の大学でも通用します。
 初めに書いておきますが、どこどこ大学の英語というのは基本的に存在しません。英語は英語です。僕は塾や予備校で教えられる程度には英語力がありますが、塾や予備校に恩も義理もありませんので、そう断言します。
 大学生であれば、TOEICを受検しない人はすでに少数派でしょう。TOEICと東大の英語、センターの英語というのは、別のものではありません。英語は英語です。試験の形式は違いますが、英語力という点では、9割以上は同じなのです。
 こんなことを書いているお前にはどれくらいの学力があるんだという疑問が生じるのは当然のことです。そこで、まずは簡単に僕の自己紹介をします。

・自己紹介

 「おっす、オラ無職32歳!」

 僕は、ここ2年ほど無職をしています。学校に通っているわけでもありませんので、完全にニートです。
 この原稿を書いている今現在、安定した収入がありません。もちろん、貯金もないです。数年前にヘタを打って、借金が100万円以上あります。計算するのが怖いので、いくらあるかは分かりません。
 今では必要不可欠になったクレジットカードを持つことは、もうできません。クレジットカードの審査に通らないどころか、アイフルとかアコムとかの消費者金融でも相手にしてもらえないレベルです。
 住宅や自動車のローンだけでなく、携帯電話やスマホの分割も組めません。なので契約するときには、初めに6万円とか7万円もする端末代金を一括で、耳を揃えて支払う必要があります。完全に、人生ハードモードです。
 こんな僕から、ひとこと。

「ご利用は計画的に!」

 そんな僕は、1年ほど前からアイドルにはまり、ももいろクローバーZと、チームしゃちほこを応援しています。
 チームしゃちほこの「しゃちほこ」は、名古屋城の屋根の上に乗っかっているアレです。つまり、チームしゃちほこは名古屋のご当地アイドルです。
 そうです。僕は、長崎に住んでいるのに、名古屋のご当地アイドルを応援しているのです。
 僕はチームしゃちほこに出会うまで、愛知県民、とりわけ名古屋の人たちを恨んでいました。昔、名古屋に住む名古屋人(なごやびと)に殺されかけたことがあるからです。
 大学生の時に、東京から長崎まで自転車で帰省したことがありますが、その途中、名古屋に入ったあたりで自動車にはねられてしまいました。赤信号を元気よく横断しようとした僕の自転車を、白い乗用車が、名古屋ナンバーのトヨタの乗用車が、僕をはねたのです。
 はねられたときの衝撃はかなり激しく、ママチャリの3倍くらい頑丈なマウンテンバイクの車体と車輪が歪むほどでした。その時のことは今でも鮮明に覚えています。
 もちろん旅は続行しましたが、それ以来、チームしゃちほこに出会うまでの10年間、名古屋人と名古屋を心の底から恨んでいました。
 しかし、チームしゃちほこに出会った今は違います。昔は全ての名古屋人を憎悪していましたが、今はチームしゃちほこのメンバー以外の名古屋人を、恨んでいます。心の底から恨んでいます。
 さすがにそれはまずいと思い、最近は長崎市出身の歌手である、田崎あさひさんの応援も始めました。いい歳をして、無職なのに。
 僕はそれが気になって、田崎あさひさんの握手会に参加したときに、「実は僕はニートです。やっぱり、僕みたいなニートに応援されたら、お前が頑張れよとか言いたくなりますか?」みたいな質問をしたら、ドン引きされたでござる。ああ、タヒにたい。
 それから、僕の最終学歴は中卒です。高校を中退し、大学も中退しました。もう、ここまで来たら大学院くらいしか中退するところがないんです。
 32歳なのに、僕にはまともな職歴がありません。本当に、今までアルバイトだけしかやったことがないです。
 アルバイトは、引越し屋とか、塾の講師とか、六本木でキャバクラの黒服なんかをやっていました。あとは、高校(女子校)で英語を教えていたことがあります。
 英語とは全然関係ありませんが、もう少しだけ僕の身の上話と、趣味の話に付き合って下さい。お願いします。
 僕は無職なんで、話し相手がいないんです。さみしいんです。どうせ、お前も暇なんだろ?
 一年前は、警察に逮捕されかけました。何も悪いことはしていないのに、ある日突然、刑事さんに尾行されたのです。
 刑事さんの尾行はバレバレだったので、うっかり尾行をまいて家に帰ったら、あらびっくり。翌日、僕が住んでいる町内にすごい数、多分30人とか40人とかの捜査員が配置されていて、僕のことを探していました。
 誤解が解けて、逮捕はされませんでしたが、あんな数の捜査員を見たのは、生まれて初めてです。「あんなにたくさんの人が僕に会いたいと思っているなんて」と、アイドルになったような妄想をしてみましたが、無理でした。生きた心地がしませんでした。
 僕もびっくりしましたが、ご近所の人たちは、もっとびっくりしたと思います。
 このあいだ、うちの母が「うちの近所に不審者がいて、警察が捜索していた」みたいな話をしていましたが、僕は何も言えませんでした。かあちゃん、ごめん。それ、俺なんだ。その不審者って、俺のことなんだ。
 ロックな人生を送ってきました。32歳無職です。
 要するに、人生詰んでます。なのに僕はアイドルを応援しています。
 ニートなのに、アイドルなどのライブやイベントには積極的に参加しています。そこのお前、ニートが全員引きこもっていると思ったら大間違いだよ。
 この原稿を書いている今週は、CDを5枚も買ってしまいました。ももクロのCDを1枚、チームしゃちほこと、田﨑あさひさんのCDを2枚づつ買ってしまいました。
 去年3万円ちょっとで買った中国メーカーのパソコンの調子が悪くて、CDを再生できません。データを取り込めないのです。
 それなのに、CDを5枚も買ってしまいました。しゃちほこと田﨑あさひさんのCDは握手をするために、2枚づつ買った。後悔はしていない。なので、いま所持金が2千円しかありません。明日のことを考えると、ほんとに憂鬱です。ああ、明日からどうしよう。
 そんなときは、田﨑あさひさんの『Rolling Days』という曲がおすすめです。32歳無職で、しかも中卒でまともな職歴がないという辛い現実を忘れさせてくれる明るい曲です。
 CDを持っているのに、パソコンに取り込めないので、この曲を毎日YouTubeで聞いています。何か文句ありますか?
 それから、チームしゃちほこの曲では、『OEOEO』がお気に入りです。『OEOEO』には、「ポー」という荘厳な歌詞がありますが、しゃちほことのメンバーと一緒に、「ポー」と叫んでジャンプすると、宇宙と一体になれるような気がします。
 もうちょっと、あともうちょっとだけ、無職でいてもいいかなという前向きな気持ちにさせてくれる、非常にポップな曲です。
 ももクロにはよい曲がたくさんあり過ぎて紹介するのが難しいのですが、『労働讃歌』という曲には、「働こう、働こうという」という勤労意欲を無駄に刺激するような歌詞があります。
 ファンにもっと働かせてグッズを買わせようという運営の黒い意図が見え見えですが、『労働讃歌』を聞いても働く気が全く起きない僕は、ニートの中のニートだと思います。
 つまり、エリートです。こうやって、僕は32年間自分を誤魔化してきました。生まれて、すみません。

 自己紹介はここまでにしますが、毎日アイドルの応援とか、好きなことをしてるので、毎日が楽しいです。めっさ楽しいです。
 その代わり、お金がありません。見たか、お前ら?下には下がいるんだぜ。ここが、俺こそが社会の最底辺だ!
 僕を見ると、元気が出てくるみたいなことを言われたことがあります。そういう、上から目線が一番むかつくんで、やめて下さい。
 こんな僕の与太話をここまで読んでしまったあなたは、どうかしてるんじゃありませんか?僕は、あなたのことが心配です。あなたの頭が、とても心配です。それから、こんな時間にこんな文章を呼んでるあなたは、他人から変わってるって言われませんか?


・ふざけてごめんなさい

 こんな僕ですが、わりと勉強は得意です。大学は中退しましたが、いちおう東大です。東大というと、卒業生に鳩山由紀夫元総理などがいます。ですが、僕は大学と高校を中退しているので、中卒です。あんなのと一緒にしないで下さい。
 勉強がどのくらい得意というと、大学受験レベルでは、半年か1年くらいリハビリすれば、東大の文科(文系)と理科(理系)の両方に、同時に合格できるくらい得意です。理三はさすがに2年くらいかかります。
 偏差値のことを書くのは嫌ですが、受験生時代は、河合塾とか代ゼミのマーク模試では70台後半、記述模試では80かそれ以上ありました。
 東大志望者を対象とする模試でも、英語の偏差値は70近くあったので、安心してください。ここから先は、おかしなことは書きません。多分。
 僕は、英語の先生になる気はさらさらありませんが、英語もそこそこ得意です。真面目にTOEICを勉強すれば、満点近く取れるようになると思います。
 TOEICで900以上取れる人は珍しくも何ともなくなったので、TOEICを受検する気はありません。
 それから、英語の先生と違って、英語だけが得意なのではありません。勉強全般が得意です。
ニートはニートでも、僕はわりとスペックの高いニートです。
 僕はニートですが、その辺の先生よりも勉強ができます。しかし、勉強ができるからといって、働く気が起きるかどうかとは、全く別の問題です。世間の人は、それを大きく誤解しています。


・本題に入ります

 さて、本題に入りましょう。僕は普通の人とは比較にならないくらい勉強が得意です。ですが、もともとの頭はそんなによくはありません。
 勉強には、やり方があります。学校や高校受験、大学受験などの成績は、8割くらいは勉強のやり方で決まります。
 勉強には、確かに向き不向きがあります。しかし、頭の良し悪し以前に、自分は勉強ができないと考えている人は、勉強のやり方が下手くそです。
 それは全ての教科に当てはまります。とりわけ英語の勉強の仕方が、下手くそすぎます。僕から見ると、英語の先生も含め、多くの人が正しいと信じている英語の勉強の仕方と目標の立て方が、下手くそなのです。
 僕の目から見て、どれくらい下手かというと、本当にどうしようもないくらい下手くそです。
 これから、英語の勉強の仕方を提示しますが、到達点は高いです。
 僕が提示するやり方を順を追ってこなせば、センター試験では9割以上、東大の英語でも8割以上は余裕で取れるようになります。TOIECでも役に立ちます。もちろん、時間はそれなりにかかりますが。
 むしろ、それを目標にしないと、英語は身に付きません。センター試験で9割とか、東大英語で8割とかいう目標が、そんなに高くないことも説明します。
 英語の先生の学力はまちまちです。学力の低い先生は、下手くそな勉強の仕方しか知りません。人によっては、中学の定期テストでしか通用しないやり方を、正しい勉強方法だと信じていたりします。
 それから、例えば高校入試や、センター試験だけを目標にするのでは、駄目です。必ずどこかで、詰みます。それについては順を追って説明していきます。
 英語を話せない英語の先生も多いですが、僕はそこそこ話せます。英語の本当の上級者から見れば、全然大したことのないレベルですが。
 英語を考えながら話すときは、日本語の訛りが少しは入りますが、文章を朗読したり、後で説明するシャドーイングをするときは、英語の発音は完璧に近いです。
 しかも、日本人の学習者には珍しい、イギリス英語です。もちろん、アメリカ英語の知識もあります。
 この本で説明する勉強の仕方は、勉強だけではなく、洋楽を歌うときにも役に立ちます。
 僕は、洋楽を歌ったり、英語でラップをすることができます。ラップといっても、フリースタイルはできません。ラップで自己紹介しろとかいう無茶振りはやめて下さい。
 念の為に書いておくと、僕はアイドルは好きですが、ヒップホップとか洋楽は好きでも何でもありません。この原稿を書いているときに、ふとしたきっかけで練習してみたら、歌えるようになったというだけです。
 もちろん、僕は帰国子女でもなければ、留学もしたことがない純日本人です。祖国を愛する日本人の一人ですが、とくに一生懸命英語を勉強してきたというわけでもありません。
 僕は、英語は中学校で初めて習いました。中学校に入学したときは、アルファベットもろくに書けませんでした。
 それから、英語は好きではありません。仕事で使っているわけではないので、本気で勉強したこともありません。正直に言って、英語に費やしたエネルギーは、自分の人生の中で、せいぜい10分の1以下です。
 英語の発音を本格的に勉強したのは、25歳か26歳を過ぎてからだったと記憶しています。それも、英語を教えるために嫌々勉強したので、身に付くのに時間がかかってしまいました。
 それでも、正しいやり方を積み重ねていけば、話せるようになったり、ラップができるようになったり、R&BやJAZZといったジャンルを問わずに英語で歌を歌えるようになります。
 当たり前だと思うのですが、正しい発音で簡単な英語の文章を読むことができれば、英語で歌うのはそれほど難しくないです。
 つい最近練習を始めたばかりで恐縮ですが、Jason Deluroの『Marry me』や『The other side』、Usherの『Dive』や『Climax』などを歌うことができます。
 ラップでは、Pitbullや2Chainzなどのコピーが出来ます。他にはEminemの『Rap God』を練習しています。これは日本人にとっては非常に難しい曲ですが、時間さえかければコピーできると思います。
 僕はプロでもなんでもなく、ただの素人ですが、人様に聞いていただいて、不快だと思われないくらいのレベルだと思います。目立つのが嫌いなので、人前で披露するのはとても嫌ですが、TOEICで900を取るよりも、英語でラップをしたり歌ったりすることの方がはるかに難しいと思うので、こんなことを書いてしまいました。
 ただし、僕は声量がかなりあるので、うかつに歌ってみろと命令するのは危険です。僕は、手加減しませんので、注意してください。
 ここにあげた曲は、まとめサイトで適当に見つけたものです。Jason DeluroやUsherの曲は、歌詞がちょっとアレなものが多いので、エッチなことに興味がある人以外は検索しないで下さい。
 英語の勉強だけでは歌えるようになりませんが、正しい英語の練習を身に付けてそれを継続することで、例えば洋楽も歌えるようになります。
 英語を明瞭に発音するには、腹式呼吸が必要です。腹式呼吸を修得すれば、英語力だけでなく、歌唱力も向上させることができます。
 学習の初期は、やはり机に向かって勉強することが必要です。座ってやる勉強がある程度済んだら、歩くついでに英語を練習することができます。このとき、呼吸の方法を変えることで、英語の練習をやるついでに、ダイエットにもなります。
 必ず、痩せます。でも、痩せたからといって、異性にモテるようになるとは限らないので、それだけは注意して下さい。


・教育制度が必ず直面する大きな変化

 この原稿では、英語の正しい勉強の仕方と練習方法を、全て市販の教材を使って説明します。これは、多少の注意を必要としますが、誰にでも再現が可能です。
 最終的にはセンター試験で9割以上、東大英語で8割以上を取れるような勉強の仕方を説明します。しかし、それがこの原稿の目的ではありません。
 ここで提示する方法は、誰もが手に入る教材を使って、誰にでも再現ができます。それは機械、例えば現在普及しつつあるタブレット端末でも実現できるということを意味します。
 タブレット端末を使った学習サービスを提供している会社はすでに複数ありますが、確実に起こることを正しく見通している人はまだほとんどいないでしょう。
 タブレット端末を使った学習には、どんな利点があるのでしょうか?
 例えば、関係代名詞を分かりやすく説明するだとか、授業を定額料金で提供するだとか、既存の塾や学校の「授業」というものの延長で考えているあなたは、本質が見えていません。
 どう変わるかというのはもちろん、ここで全てを説明することはできません。それをあえて少しだけ説明してみましょう。
 学力を確実に向上させるには、その人の現時点での学力を正確に判断しなければなりません。学力を正確に診断した上で、その人の目標に応じた適切な量の課題を適切なタイミングで与え、さらにそれが定着しているかどうかを適切なタイミングで確認する必要があります。
 学力を効率よく向上させるには、次のようなサイクルを高速で回す必要があります。

 学力診断→適切な量とレベルの課題→提出された課題の評価・添削→定着しているかどうかの確認→学力診断→…


 学力を向上させるという点においては、学校や塾というのは欠陥が大きすぎます。まず、生徒の学力を適切に把握するシステムを持っていません。
 学校にも塾にもテストというものはありますが、学力を診断するという目的で使うには、精度が悪過ぎます。診断した結果に応じて課題を出すといった取り組みもやっていないことはないでしょうが、あまりにも大雑把です。
 小学生、中学生、高校生のいずれの段階においても、それぞれの生徒の学力差は非常に大きいです。一人の生徒に限っても、教科ごとで考えればやはり学力のばらつきは大きいです。
 それを学年別で区切るという行為自体が、非常に乱暴です。乱暴ですが、生徒一人に投入できる予算が限られている以上、そうするしかありません。
 現状の学校や塾の制度では、生徒の学力を正確に診断し、学年の枠を飛び越えて適切なタイミングで適切な量の課題を出し、それが定着しているかどうか適切なタイミングで確認することはできません。不可能ではないですが、それを人手をかけて実現しようとすると、莫大な人件費がかかります。
 タブレット端末と、それから地方にも普及した高速通信網を利用すれば、それを実現することができます。もちろん、そういったサービスを提供する会社は膨大なデータを集めて管理し、生徒の学力を診断して適切な課題を出すといったシステムを構築する必要があります。
 既存の学校や塾であれば、優秀な先生を集めてチームを組んでも、担当できる生徒の数はせいぜい100人単位です。多くても1万人を超えることはまずないでしょう。
 一方でタブレット端末と高速通信網という基盤を利用すれば、労働力に頼ることなく、最も高い水準のカリキュラムを、しかも手頃な料金で提供することができます。
 新しいサービスの提供が始まった当初は十数社が林立しても、やがて資本力のある数社、おそらく2社か3社くらいに淘汰されるでしょう。
 そうすると、1社で10万人から100万人単位の生徒のためにシステムを構築・管理・改善することができます。十分に採算が取れるどころか、先生という単価の高い労働力に頼る必要が無いため、高い収益を得ることができるでしょう。
 それから、優秀な先生というのは数が少ないです。今までの仕組みでは、その先生がどんなに優秀でも、一人の先生が担当できる生徒は、例えば学校ではせいぜい数十人ですが、その制約がなくなります。
 このように、学力の向上という点に限定すると、これから数年から10数年かけて生じる変化は、過去百年間の変化よりも大きくなるでしょう。
 タブレット端末による学習は、まずは英語から普及します。タブレット端末による学習は、語学の学習と相性が非常に良いからです。それから、普通の英語の先生が正しいと考えている勉強方法が、僕の目から見て、とても効率が悪いからです。
 タブレット端末による学習が変えるのは、英語だけでありません。国語や数学、理科や社会、全ての教科で学習というのもを変化させます。
 学力の向上という点だけを考えれば、学校や塾という古い制度はタブレット端末と高速通信網を利用した学習に勝つことはできません。
 タブレット端末と高速通信網を利用した学習が普及すれば、学校や塾、予備校といった今までの教育の仕組みを、根本的に変えるでしょう。
 先生の仕事の何割かは、確実になくなります。そこそこの学力を持つ先生が、そこそこ勉強ができる生徒に勉強を教えるという、多くの先生にとって最も楽で、最もやりがいを感じているであろう仕事から、真っ先になくなります。
 タブレット端末による学習の普及は、高校受験や大学受験のあり方も大きく変えるでしょう。いや、高校や大学そのもののあり方を変えます。
 結果的に、今ある塾や予備校の何割かはなくなります。それから、既存の先生の仕事も、何割かは必要なくなります。
 だから、僕は無職でいるのです。一番長く経験した職種は塾の講師です。中卒とはいえ、基礎学力が高く、しかも教えるのはそこそこ上手なので、働こうと思えば就職先はすぐに見つかります。
 しかし、無くなると分かっている職業や勤務先にしがみつく理由はどこにもありません。
 大きな流れには、抗することはできないのです。生徒の学力を向上させるというだけの目的を達成するのなら、並みの先生は機械、つまりタブレット端末に勝つことができません。
 僕と同じくらい勉強ができる先生はあまりいないでしょう。1年の準備期間をやるから、東大の文系と理系の両方に合格出来るだけの学力をつけろと言われたら、たいていの先生、9割以上の先生は尻込みするでしょう。
 もちろん、僕にとっては難しくありません。そんな僕でもタブレット端末には、勝つことはできません。
 スマートフォンが携帯電話を駆逐しつつあるように、携帯電話が固定電話に取って代わったように、大きな変化には抵抗することはできません。
 それが、学校や塾における教育、それから先生という、誰もが未来永劫変わらないと信じていたもののあり方が大きく変わります。変わるだけでなく、その内の何割かは、消えてしまいます。
 その変化を提示し、正しい方向へ導くことこそが、この原稿の大きな目的なのです。
 タブレット端末と高速通信網を利用した学習方法の革新は、既存の教育制度に大きな混乱をもたらすでしょう。大きな流れを止めることは決してできません。
 しかし、混乱を最小限に止めるために、今からどうなるかを予見し、どうすべきかを考えることはできます。
 最も大きな影響を受けるのは現場の先生と呼ばれる人たちです。小学校、中学校、高校といった区別は関係ありません。それから、塾の先生であっても同様です。先生という職業の本来のあり方を思い出し、どうあるべきかを考えなければ、その先生の仕事はなくなってしまいます。
 先生にとっては自分自身と家族の生活に関わる大きな問題ですが、もちろん悪いことばかりではありません。まずは、学力の問題の何割かは確実に解決します。それから、生徒の学力を向上させるという点では、どこの学校や塾に通うかという意味が小さくなります。タブレット端末と高速通信網を使った学習は既存の学校や塾よりもはるかに安価です。
 定期テストの対策をするために、高校受験のために、大学受験のために、試験で点数を稼ぐために自分の子どもを塾に通わせる意味が相対的に小さくなります。
 学力を向上させることが今よりも安価でかつ簡単になる世の中が、もうすぐやって来ようとしているのです。学力を向上させることが安く、簡単にできるようになったら、それで世の中が良くなるわけではありません。
 学力を向上させることが安価で簡単になったら、何が生じるでしょうか。近い将来、何を教えるかということが大きな問題になるはずです。それを考えている先生はあまりいないでしょう。なぜなら、小学校の先生も、中学校の先生も、高校の先生も、塾や予備校の先生も、学力を向上させるという問題に、限られた資源と時間を使い過ぎているからです。先生だけでなく、世の中の大半の人がそうです。
 目の前の課題に追われ、長期的な視点でものごとを考えることができる人材が不足していることが問題となるでしょう。いや、それが問題であると指摘するのが僕の仕事です。
 政治や経営の世界ではよく指摘されていることですが、学校も同じです。議会も会社も学校も塾も日本社会の縮図に他なりません。それを考慮せずに誰かを悪者にすることはできないのです。
 1章だけで済ませるには話が大きくなりすぎましたが、次の章では地に足をつけて、どうやって効率よく英語を勉強するかという具体的なテーマに限定して議論を進めていきましょう。

応募者紹介

借金取りが怖いので匿名希望(切実)さん

 高校を中退し、大検(現在の高校認定試験)に合格するものの全然勉強をしなかったので、志望校に不合格。地元の予備校に入学するも、センター試験の直前に退学。東大も中退。つまり中卒。アルバイトを転々とする中で、仕事に嫌気が差し、働く気を失う。無職の時にアイドルに出会い、人生が一転。現在は、ももいろクローバーZ、チームしゃちほこ、長崎出身の歌手である田﨑あさひさんが大好き。

 まとめると、筆者は32歳中卒で無職のアイドルオタクです。

 特技は勉強。大学受験レベルでは、文系と理系の両方を勉強したことがあるので、1年位リハビリをすれば理科三類を除く東大の文系と理系両方の科類に合格できるくらいの学力がある、わりとスペックの高い32歳(無職)。

ジセダイユーザからのコメント