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新人賞投稿作品

パパのための母乳育児学

橋部 光夫
2013年12月30日 投稿

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「母乳育児」はいま、男性が支える時代へ。
男性産婦人科医による、男性のための「母乳育児学」。

カテゴリ

医療

内容紹介

「母乳育児」は男性にとってはできないことであり、女性に任せっきりの分野であったかもしれません。

しかしいま母乳育児は、最新の科学や医学により、赤ちゃんやママ、そしてパパまでにも影響を及ぼしうる、豊かな可能性が次々と証明されています。男性がこの母乳育児に一層深く興味をもたれるならば、家族が変わり、世界をもダイナミックに変化させていくことでしょう。

自らも2児の父として育児真っ最中の産婦人科医が、男性に向けて「母乳育児学」をともに探究する。

目次案・語りたい項目

プロローグ ~パパこそ「母乳育児学の博士」に~

第1章  最新の母乳育児学
        ~科学が証明する、太古の人類の姿~
第2章  どうして母乳は出るのか
        ~不思議な自然のメカニズム~
第3章  万病を防ぐ、母乳の力
        ~母乳は生きている~
第4章  頭脳とこころに与える影響
        ~母乳の豊かな可能性~
第5章  母乳育児はママの健康法
        ~ダイエットから抗癌作用まで~  
第6章  父・家族も母乳育児が変える
        ~みなが健康で豊かな社会へ~
第7章  母乳育児をはじめてみよう
        ~深く考えずにシンプルに~
第8章  パパにできる母乳育児
        ~これからは男性が支える母乳育児へ~
第9章  こんな時の母乳育児は?
        ~ママの病気やくすり。母乳育児は大丈夫?~
第10章 母乳育児は世界を変える
        ~母乳育児のパラダイム・シフトを~

書き出しの第1章

プロローグ ~パパこそ「母乳育児学の博士」に~

 赤ちゃんの育児を率先しているパパを「育メン」と呼ぶようになり久しいですが、パパにとって唯一できないことが、授乳をすることです。
 赤ちゃんとは本当によく泣くもので、朝も夜も24時間関係なく泣くことがあります。パパが仕事で疲れぐっすり寝ている時も、お構いなしにわんわん泣きだします。眠い目をこすりながら、抱っこしても、あやしても全く泣きやまず、困り果てることもあるでしょう。そんな時、ママのおっぱいをふくませた瞬間、今までがウソのようにピタッと泣きやみ、幸せそうな顔をするものならば、パパの無力感といったらありません。自分も母乳が出ればなあと思われたパパもいることでしょう。
 しかし言い換えれば、ママのおっぱい・母乳には赤ちゃんを一瞬で幸せにする不思議な豊かな力があると言えます。何も食べることができない赤ちゃんにとって、「母乳を飲むこと」は、まさに「生きること」であり、もともと人間に備わった生きるすべともいえるわけです。

 さて、赤ちゃんといえば“哺乳瓶”というイメージもあるかと思いますが、ミルク(人工乳)が誕生して、まだ100年ちょっとであることをご存知でしょうか。
 人間も“ヒト”という動物であり“哺乳類”ですが、動物の世界でミルクをあげている動物はいるでしょうか?。人間だけがミルクを使い、我が国の生後3カ月時点での母乳哺育率は約40%です。すなわち、出産後3カ月が経過すると、6割の家族がミルクを使って育てているのです。
 母乳とミルクを比べると、色もほとんど同じであるし、成分も似通っているから大差はないと思われている方もいると思いますが、その違いは雲泥の差であります。
 科学の進歩は人工乳の進化をもたらしていますが、このミルクの100年の歴史に比べれば、人類の歴史は400万年です。“ヒト”の存続を支え続けてきたのが母乳であり、400万年分の進化の歴史が母乳に刻まれていることを考えれば自明の理でしょう。
 最新の科学・医学はまた、母乳の母子に与える豊かな力の一端を明らかにしつつあります。母乳は赤ちゃんの単なる栄養ではなく、お子さんの生涯にもわたる心身ともの健康に影響を及ぼすことが証明されてきています。さらには赤ちゃんだけではなく、母乳を与えるお母さんの健康をも保つことがわかってきました。そして、母子が健やかであれば、ひいては父を始めとする家族へも影響を与えることでしょう。母乳育児とはまさに家族を変える力を持っているのです。

 そもそも人類は誰に教えられたわけでもなく、営々と母乳育児を行ってきました。現代は様々な情報が氾濫していることも母乳育児を難しくしている一因かもしれません。
 高価な育児グッズもいろいろと販売されていますが、最も赤ちゃんの心身に影響を与えうる“無料”の母乳育児を始めませんか。
 男性は授乳することはできませんが、それはもちろん男女の特徴・役割が違うからであります。授乳はママに任せっきりの分野となっていたかもしれませんが、母乳育児の素晴らしさを知れば知るほど、母乳を与えることができるママ・女性の素晴らしさも知ることができます。
 “母乳育児学”とは、いわば人間をみつめなおす“人間学”とも言えるかもしれません。
 
 育児に興味をもたれるパパが増えたいま、パパこそ母乳育児の豊かな力を支える“母乳育児学の博士”となっていただきたいのです。
 母乳育児の知識を深められ、支える男性が一層増えていくならば、人類の心身の健康が変わり、世界をもダイナミックに変えていくと確信します。
 では、母乳育児学の探究をともどもに始めましょう。

応募者紹介

橋部 光夫さん

産婦人科専門医として周産期母子医療センターに勤務。出産を終えたお母さんが、いかに母乳育児に悩まれているかを目の当たりにし、母乳育児学の探究を開始。最新の科学・医学による母乳育児の豊かな可能性を学び、母乳育児の普及に努める。2児の父として育児に取り組む中で、男性として母乳育児に果たす役割を模索中。

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