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HOME > ジセダイ編集部 > エディターズダイアリー > チャットモンチーの大名曲『いたちごっこ』を聴いて欲しい

エディターズダイアリー

チャットモンチーの大名曲『いたちごっこ』を聴いて欲しい

今井雄紀
2015年01月08日 更新

2014年もたくさんの音楽を聴きました。
事情により、たくさんの天一も食べました。 

くるりの『THE PIER』は長年のファンも椅子から転げ落ちるような名作でしたし、
矢野顕子さんの『飛ばしていくよ』も「まだスピードあげるんかい!」
と突っ込みたくなるぐらいチャレンジにあふれていたし、
tofubeatsさんの『First Album』(の特に「20140803」)ほど、
「これはぼくらのための歌だ」と思わせてくれるものはありませんでした。
ハンバートハンバートの『むかしぼくはみじめだった』のキャリアハイ感もすごかった。 

たくさんの名曲に会えた1年だったのですが、 
チャットモンチーの『いたちごっこ』という曲が、
そのすごさの割に知名度を得てないのではと、
もったいなく思っています。

チャットモンチーは、たしかぼくが上京する2年前、
2006年ぐらいに徳島から上京してきていて、
歳も年次も近い、東京の先輩です(もちろん知り合いではない)。 

特に『東京ハチミツオーケストラ』という曲は、
就職上京組だったぼくの心をむちゃくちゃ的確に表現してくれていて、
上京当初聴きまくりました。
くるりの『東京』とこの曲が、1年目の再生回数二強だったはず。 

蜂の巣みたいだ東京 働き蜂の行列だ
私はまだやわらかな幼虫 甘い甘い夢を見てる

この、東京をまだ客観視しかできない感じとか、

そんなに甘くはないよって 早くだれか教えてよ

っていう、請われて(就職もある意味一緒)東京に来たけど、
すっごい警戒してる感じとかが当時の心境にドンピシャで、
物件探しの帰りとか、実際に実家を出た日の新幹線の中で、
何度も何度も聴きました。

2008年の3月31日、初出勤前日に一人で行った
バンド初の武道館公演で同曲を聴いた時は、涙すら流したような気がします。

で、そんなチャットモンチーが8年ぶりに真正面から「東京」を歌った曲が、
つい先日発売になった『いたちごっこ』なんですが、これが大名曲。
今の東京にビシっとピントが合ってる感じで、グサグサきます。

鈍感ではいられない街 ここ東京

「蜂の巣みたい」に見えていた東京が、
「鈍感ではいられない」と完全に主観で語られていて、
彼女らの夢の源泉だったはずの「うた」が、 

愚痴みたいなうた 吐いて
サプリみたいなうた 食べて
ヤジみたいなうた とばして
説教じみたうた くらって

と、4行にも渡ってネガティブな言葉とセットにされます。
最後に、

止まれない街 ここ東京
帰れないふり ここ東京
ララバイ いたちごっこ」

と、願いを込めて締め。
「眠れ、いっちごっこ(直訳)」って、どんだけ切ないねん。

『東京ハチミツオーケストラ』ほど歌詞に共感はしないんですが、
曲の良さも相まって、聴くたび涙ぐんでしまいます。

上京組って帰れないふりしてるけど、
大体は止まれないからそうしてるだけなんですよね。
逆に言うと、いつでも帰れる場所はあるのです。
だからがんばれるのかもしれない。 

一人でも多くの人に、聴いて欲しい大名曲(二回目)です。
YouTubeで全部聴けますのでぜひぜひ。

このブログをきっかけに、誰かひとりぐらい、
『いたちごっこ』を聴いてくれるといいなあ。

音楽のことを書くのは本当に苦手で、
書くたびに音楽ライターさんへの畏敬の念が強くなりますね。

ではでは、またあした。

アシスタントエディター

今井雄紀

みんな友達リア充エディター!

今井雄紀

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86年生まれ(早生まれ)。滋賀生まれ滋賀育ち。大学では、京都でロックのイベントをしつつ、マネジメントについてまじめに勉強。就職を機に上京し、新卒でリクルートメディアコミュニケーションズに入社。営業→ディレクターを経験した。「Webと紙の書籍、イベントを組み合わせた新しい出版事業をつくる」という志に共感し、2012年5月、星海社に合流。主な担当企画に『アニメを仕事に!』、『声優魂』、『キャバ嬢の社会学』、『夢、死ね!』、『内定童貞』、『百合のリアル』、『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?』、『サマる技術』など。都内は自転車で移動。好きなチェーン店はコメダとねぎし。尊敬する人物は、小谷正一。

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